保育園児 死亡も 学ばない日本人が繰り返し起こす事故 不適切保育?
■同じような事故や不適切な保育を繰り返す保育園
水戸市の保育園で、1歳児に無理やり給食を口に押し込む等の不適切保育が明らかになった。
また、園児にすり下ろしリンゴを食べさせて意識不明になった鹿児島市の保育園では、今度は「アレルギー物質の入った食材」を食べさせての事故。今回は、アレルギー物質である「たまご」の入ったクッキーを誤って食べさせたもの。園児は高熱を出したが、その後は問題はなかったようだ。
しかし、やはりすり下ろしリンゴを食べさせた愛媛の保育園では、その後園児は死亡している。
同じようなミスを繰り返す保育園に関係者は驚きを隠せない。
結局のところ、保育園での事故のほとんどは人為的なミスによるものだ。つまり、関係者が「本気で園児の命を預かっている」という意識がまるでない。
まだものも言えない1歳児の口に無理やりに給食を詰め込むなどは「虐待」であり、犯罪行為ではないか。このような事例が後を絶たない。愛のない保育園が多すぎるのだ。
何とかしないと、この国は、ほんとうに大変なことになる。いや、もうすでに大変な国に成り下がっているのかもしれない。
ーーーーーー(引用)ーーーーーー
給食を無理やり口に…認可保育所で“不適切な保育” 1歳児クラス担当の20代と30代の女性保育士
6/7(水) 18:42配信
FNNプライムオンライン(フジテレビ系)
茨城・水戸市の認可保育所で不適切な保育が行われていたとして、市が調査を進めている。
水戸市が調査をしているのは、米沢町の「さんさん保育園」で、2023年4月から5月上旬にかけ、1歳児クラスを担当する20代と30代の女性保育士が、給食を園児の口に無理やり押し込めたり、寝かせたまま、水を飲ませるなどしていたという。
市は、匿名の電話を受けて、5月から立ち入りなど調査を行っていて、園は「保護者に不安を与えたのは事実なので申し訳ない」とコメントしている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b9d54fbdd337cb24597347ee10e33d081784e3a9
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「すりりんご」食べて“窒息状態” 意識不明だった女児が死亡 “喉に詰まったもの”については引き続き捜査
5/31(水) 19:18配信
FNNプライムオンライン(フジテレビ系)
鹿児島・姶良市の保育園で4月18日、園でのおやつの時間に保育士が、生後7カ月の女の子にすりおろしたリンゴを食べさせたあと、女の子が、のどに何かを詰まらせ、窒息状態となっていた。
女の子は、意識不明の状態が続いていたが、28日に死亡したという。
女の子ののどに詰まったものが何かについては、引き続き警察が捜査を進めているほか、姶良市では、6月5日に検証委員会を開き、再発防止の取り組みを進めることにしている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/36dfb56a3b6e859a30a849484caa01a29ab25b30
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8カ月児重体の保育園 新たな異物混入・誤食事故発覚 「吐き出しリンゴ片」も発見【愛媛】
6/6(火) 19:15配信
テレビ愛媛
給食を食べた生後8カ月の男の子が意識不明の重体になった新居浜市の保育園で、この事故の直後、離乳食への異物混入とアレルギー食品を誤って食べさせる事故が発生していたことが新たに分かりました。また重体の8カ月児は背中を叩いた際、吐き出されたと見られるリンゴ片が見つかっていたことも分かりました。保育園が6日に発表しました。
保育園の会見:
「5月16日に重大事故が発生した直後、異物混入等の2件の事故を生じさせてしまいましたこと、大変情けないというほかなく深くお詫びを申し上げます。本当に申し訳ございませんでした」
この新居浜上部のぞみ保育園では5月16日、生後8カ月の男の子が給食のリンゴを食べて意識不明となる事故が発生。会見では新たに食に関する事故2件が起きていたことが明らかにされました。
このうち1件は8カ月児が重体になる事故が発生した翌日の5月17日に発生。保育参観日で出された離乳食のカボチャサラダに、クッキングペーパーの一部が混入したていました。離乳食を食べさせていた保護者が発見し、サラダはほとんど食べなかったとみられ、健康被害はありませんでした。
原因はリンゴでの重大事故を受け、カボチャをより注意して細かく切ろうとした際、まな板の変色を防ぐために敷いていたペーパーが破れたと説明。調理員が混入したペーパーを取り除いたものの、完全に取り除けないまま配膳したということです。
もう1件は5月24日、1歳7カ月の卵アレルギーの女の子に卵の入った洋菓子を提供し誤って食べさせました。女の子は洋菓子を食べた後に37.5度の発熱をしたものの、体調に大きな変化はなかったとしています。
原因は情報共有が不十分だったと説明しています。
保育園は再発防止に向け、人員配置の見直しや提供する物のトリプルチェックの実施、危機管理委員会の毎月開催など8つの対策に取り組むとしています。
また重体になっている8カ月児はリンゴ片2つを食べたあと、背中を叩いた際に吐き出されたとみられる1片が見つかっていたことが明らかにされました。
事故の原因とリンゴとの因果関係は判明しておらず、保育園は医師の意見を聞くなど調査を進めています。
テレビ愛媛
https://news.yahoo.co.jp/articles/9d6de08a4a4675d1ad150d34b1fd1fa735ad8895?source=rss
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■学ばない日本人
保育園児の死亡事故やミスによる意識不明事故などが相次いでいる。
送迎バスによる置き去りでの「熱中症による死亡事故」や「すり下ろしリンゴによる呼吸困難による意識不明事故」などが、繰り返される。
なぜ、これほど同じ事故が繰り返されるのか。なぜ、日本人は「学ばない」のだろうか。ひと言では言い表しがたい怒りを感じる。人の「命」を預かっているという責任感がない。ほとんどの人は「ビジネス」として仕事をしているのだ。だから、形式的だし、心が籠っていない。過去の事例にも正しく反応していない。だから、同じようなミスを繰り返す。
おそらくは、子ども時代から中学高等学校大学という教育課程で「学ぶ」ということを学んでこなかったからだろう。
それが、大人になってからの無責任に通じるのだ。
日本では、身を守るのは自分自身だし、自分の子どもの命を守るのは親の務めだ。無責任な他人に自分の子どもを預けて事故が起きたら、その相手を責めるが、そんな相手に子どもを預けていたのは親である自分なのだ。だから、事故など起こさない「責任感のある」人に預けるしかない。それができない国になってしまったのが哀しい。
親は共働きでなければ暮らしてゆけない。経済的に厳しいのだ。そこで「無責任な」保育園にでも預けるしかない。そんな国をつくっているのが、いまの政治家達なのだ。その辺にも目を向けなければならないだろう。だが、それが解決するにはほど遠いのがいまの日本だ。だから、自分の子どもに何事も起きないで無事に過ごせれば、運がいいと考えるしかないのだろうか。
愛のない社会、愛のない保育園、愛のない保育士達が、保育園児を危険にさらしている。
つくづく、大変な国だ。
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