パブロ・カザルス が亡くなった日

 

10月22日

 

パブロ・カザルス 1876年12月29日 ~ 1973年10月22日

 

パブロ・カザルス

パブロ・カザルス(Pablo Casals、カタルーニャ語:Pau Casals, 1876年12月29日 - 1973年10月22日)は、スペインのカタルーニャ地方に生まれたチェロ奏者、指揮者、作曲家。 カタルーニャ語によるフルネームはパウ・カルラス・サルバドー・カザルス・イ・ダフィリョー(Pau Carles Salvador Casals i Defilló)。 チェロの近代的奏法を確立し、深い精神性を感じさせる演奏において20世紀最大のチェリストとされる。Wikipedia (JA)

 

 

 

■20世紀最大のチェリスト 伝説のカザルス

 

 伝説のチェリストとして人々に記憶されているパブロ・カザルス(1876-1973)。彼はその卓越した演奏技術のみならず、国連での『鳥の歌』の演奏をはじめ、フランコによって苦しめられていた郷土カタルーニャの平和を願ったさまざまな平和活動によっても知られている。

 

 スペイン人であるカザルスは、スペインを独裁で支配するフランコ政権に反抗し、フランコを認める国での演奏はしないと宣言して山に立てこもった。

 

 以後、彼の音楽芸術に心奪われた音楽家達によって、カザルスのための音楽祭が開かれるようになり、晩年はそのような音楽祭での活動のみを行った。

 

 そのような中で、ケネディの招聘を受けてアメリカのホワイトハウスでのコンサートや、国連でのスピーチと演奏は平和活動の象徴として有名である。

 

 「鳥はピース・ピース・ピースと鳴くのです」という有名な言葉と「鳥の歌」の演奏は、世界中の人々に感銘を与えた。この国連での演奏は彼の96歳の死の年ほど前である。

 

 彼の音楽的業績は限りなくあるが、中でもバッハの「無伴奏チェロ組曲」を20世紀になって掘り起こし復活させたことであろう。カザルスのおかげで、いまではチェロを演奏するものにとっての至高の名曲とされている。

 

 チェロ音楽を演奏する時、観賞する時にカザルスの存在を忘れることはできない。

 

 

 

 

youtube

 

Pau Casals: Song of the Birds

 

1971年の国連でのスピーチ

 a video of Pau Casals at the united nations

 

 

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