コロナ感染回数が多いほど死亡率上昇

 

 

■感染回数が多いほど死亡率上昇、後遺症も

 

 アメリカのResearch Squareサイトで発表された論文によると、コロナ感染の回数が多いほど死亡率が上昇するし、後遺症にもなりやすいというデータが発表された。

 

 ただしデータの元は560万人超の退役軍人の医療記録なので、一般人に適応できるかどうかは不明だという。だが、単純にデータは死亡率の上昇を示しているというのだ。

 

 また、後遺症に関しては最感染することで糖尿病、慢性疲労、新型コロナ後遺症などの病気や、心臓疾患、血液疾患、脳疾患による健康リスクが発生する割合が増えていることも分かったという。 

 

 この論文だけを読むと、コロナの感染が死亡や後遺症の原因ということになり、コロナの感染回数が増えると死亡も後遺症も増えるというように読める。

 

 だから、コロナに感染しないようにすることが大切だということになる。

 

 だが一方で、新型コロナ向けワクチンの接種についてはどうなのだろうか。一説では、この研究データはワクチン投与1回は、コロナ感染1回とカウントしているという話もある。

 

 とすると、ワクチンを2回も3回も、あるいはそれ以上の回数を投与している人は、コロナにそれだけの回数感染しているのと同様であると見られていると言うことだ。

 実際、ワクチン投与で相当数の人が亡くなっているようだし、ワクチン投与による後遺症の報告例も後を絶たない。

 つまり、コロナ感染もワクチン投与も同じくらい危険だということになる。

 

 日本では公称で国民の8割以上が1回~2回あるいはそれ以上のワクチン投与を受けている。にもかかわらず、新規感染者はあらたに出続けている。そして、亡くなる人も多い。コロナが原因かワクチンが原因かは分からないが、後遺症で苦しんでいる人も多い。

 

 自己の免疫力を落とすようなことはしてはならないだろう。最後は自分の免疫力だけが、自分の命を守ってくれるのだ。

 

ーーーーーー(引用)ーーーーーー

コロナは感染回数が多いほど死亡率上昇、後遺症にもなりやすい

 

560万人超の米退役軍人の医療記録を分析、再感染について分かっていること

2022.08.02 NATIONAL GEOGRAPHIC

 

新型コロナウイルスのオミクロン株の研究中に個人用防護服を調整する、オーストラリアのシドニーにあるセントビンセント病院応用医学研究センターのウイルス学者(2021年12月8日撮影)。オミクロン株のBA.4とBA.5系統は、依然として再感染を起こす主要な原因となっている。(PHOTOGRAPH BY KATE GERAGHTY, THE SYDNEY MORNING HERALD/GETTY IMAGES)

 

 新型コロナウイルスの変異株のなかでも感染力の強いオミクロン株の出現により、再感染率が上昇している。米国では3度目、4度目の感染をする人さえいる。また、オミクロン株の亜系統はこれまでに獲得された免疫を回避する能力が高いことも研究で判明している。(参考記事:「オミクロン株のBA.4とBA.5系統が米国で急拡大、気になる特徴とは」)

 

 こうした疫学データは新型コロナが何度も再感染しうることを示している。だが、再感染は本当にリスクをもたらすものなのだろうか。

「答えは明らかにイエスです」と言うのは、米退役軍人省(VA)セントルイス・ヘルスケアシステムの研究開発主任で、米ワシントン大学の臨床疫学者でもあるジヤド・アルアリー氏だ。氏が、560万人以上の退役軍人の医療記録を分析した結果、感染回数が増えるごとに単純に死亡率が高まっていた。また、再感染によって、糖尿病、慢性疲労、新型コロナ後遺症などの病気や、心臓疾患、血液疾患、脳疾患による健康リスクが発生する割合も増えていた。

 

 この論文は、2022年6月17日に査読前論文を投稿するサイト「Research Square」で公開された。ただし、アルアリー氏を含む専門家たちは、まだ多くの疑問が残されていると注意を促す。退役軍人は高齢の白人男性が多いため、一般の人々を代表しているとは言えないが、なぜ退役軍人の間で再感染が健康リスクの上昇と関連していたのかは、まだ分かっていない。また、新型コロナウイルスの新たな変異株は感染するとより重症化しやすいのかや、再感染しやすくなるまで免疫が低下するのにどれくらいの時間がかかるのかも定かではない。

「総合的に考えると未知の部分が多く、それがこの問題を複雑にしています」と、米ミネソタ大学感染症研究政策センター所長のマイケル・オスターホルム氏は言う。「私はこれを感染症における微積分問題と呼んでいます」

 以下では、新型コロナの再感染についてこれまでに分かっていることと、科学者がこの複雑な方程式をどのように解こうとしているのかを紹介する。

 

再感染しやすい病気、しにくい病気

 再感染のリスクは病気によって異なる。麻疹(はしか)、黄熱病、風疹などは2度目の感染を心配する必要はあまりない。なぜなら、これらの病気を1度発症するか、ワクチンを接種することにより、長期間の免疫を獲得できるからだ。おかげで、通常は、そもそも再感染しないか、しても気付かないほど軽い症状にとどまる。

 

 一方で、時間の経過とともに免疫が低下し、再感染しやすくなる病気もある。再感染するとどの程度深刻な症状になるかは、基礎疾患の有無、免疫系に負担をかけうる健康状態の変化、ワクチン接種のタイミング、ウイルス自体の変異など、多くの要因に左右される。

 例えば、インフルエンザを考えてみよう。インフルエンザウイルスは頻繁に変異するため、免疫系の裏をかく。つまり、新たに感染するたびに初めてインフルエンザにかかるようなものだ。「ですから、免疫系は『前にも見た顔だな、対処法なら知っているぞ』と言えなくなるのです」とアルアリー氏は解説する。

 

 とはいえ、一般論として再感染は最初の感染よりも軽く済むものだと、ワイルコーネル医科大学カタール校の感染症疫学者レイス・J・アブラダッド氏は言う。「これは合点が行く話です。免疫系は備えができているのです。症状が出たとしても、免疫系の反応がとても速いので、最終的にはウイルスの複製を制御してしまうのです」

 

 

https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/22/080200354/

 

ーーーーーー(以上引用終わり)ーーーーーー

 

■ワクチン接種の予約が激減しているという

 

 ワクチンのブースター接種(複数回接種)の予約が激減しているそうである。おそらくは、ワクチンに関する幅広い情報が少しづつ広がり始めていることが考えられるし、ワクチン投与を積極的に進めている政府や厚労省に対しての不信感も要因として考えられるだろう。

 

 ワクチンについて疑問を持つ医師も増えてきている。無造作にワクチンを薦める医師ばかりではないのだ。

 

 ワクチンを投与して自分の免疫力を弱めて、ちょっと発熱したぐらいで病院に駆け込むような生き方をしているひとは、結局そのことが原因で不都合が起る可能性があると言うことだ。人のせいにしない生き方に切り替える時期が来ているだろうと思う。

 

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