■バッハの生まれた日

 

3月21日

 

音楽の父バッハ 生誕の日

 

J.S.バッハ 1685年3月21日 ~ 1750年7月28日

 

 

ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(Johann Sebastian Bach, 1685年3月31日(ユリウス暦1685年3月21日) - 1750年7月28日)は、ドイツの作曲家・音楽家である。 バロック音楽の重要な作曲家の一人で、鍵盤楽器の演奏家としても高名であり、当時から即興演奏の大家として知られていた。 バッハ研究者の見解では、バッハはバロック音楽の最後尾に位置する作曲家としてそれまでの音楽を集大成したとも評価されるが、後世には、西洋音楽の基礎を構築した作曲家であり音楽の源流であるとも捉えられ、日本の音楽教育では「音楽の父」と称された。

 

 

 

■バッハが生まれた日

 

 クラシック音楽の父と言われているバッハ。日本では音楽の父と呼ばれている。1685年の3月21日に誕生した。

 

 何しろ340年ほど前のことだ。そして25歳にはオルガン曲「トッカータとフーガニ短調」を作曲する。バッハの作品数は65年の生涯で一千曲を超える。なにしろ膨大な作品数だ。

 

 その中で、たった一曲を選ぶとしたら「トッカータとフーガニ短調」だろう。この一作で、バッハは古典音楽の扉を開いたと言えるだろう。バッハ以前にも音楽はあったし多くの作曲家が数知れないほどの作品を創っている。

 だが、このバッハの一作によって音楽は新しい世界が開かれたのである。

 

 この作品の詳しい解説は専門家に任せるとして、音楽ファンはまず音楽に耳を傾けることだ。300年を超える以前に作られた作品が、いまだに人の心を惹きつけること事態が凄いが、この作品を聴いて、衝撃を受けない人はいないだろう。

 若き日のバッハの、情熱とファンタジーがあふれるように盛り込まれた作品で、教会堂に備え付けられたパイプオルガンの怒濤の響きを耳にして、驚かない人がいたら、よほど音楽には縁のない人だろうなと思わせる、飛び抜けた作品である。

 

 バッハの誕生を祝いながら聴く音楽として、この一作をぜひお勧めしたい。

 

Bach - Toccata and Fugue in D minor BWV 565 - Van Doeselaar | Netherlands Bach Society

 

 

もう一曲、バッハの「小フーガト短調BWV578」もご紹介したい。

 

フーガト短調

天馬空を駆けるとはこのことだ。まるで、秋の晴れ渡った空を見上げるような感覚に捉えられる音楽だ。

 

Bach-Stokowski 'Little Fugue' - Bernstein introduces the Maestro

こちらは、NYのバーンスタインのコンサートに登場するストコフスキー。

 

In a 1969 concert for school-children, Leonard Bernstein demonstrated the many different ways that Bach can be performed, ranging from the organ, via a Moog Synthesiser, to a rock group. A highlight of the programme was Stokowski's arrangement of Bach's 'Little Fugue' in G minor and for this performance, the Maestro himself conducted the New York Philharmonic.

 

 レオポルド・ストコフスキー(1882年4月18日 - 1977年9月13日)は、20世紀における個性的な指揮者の一人で「音の魔術師」の異名を持つ。イギリスのロンドンに生まれ、主にアメリカで活動した。

 バーンスタインの紹介で登場するストコフスキー。なんとこの時、ストコフスキーは87歳。矍鑠としてバッハのオルガン曲のオーケストラ編曲版を指揮している。彼は95歳まで生きた。長寿の音楽家の代表でもある。

 

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