ラヴェルが生まれた日
3月7日
ラヴェル 1875年3月7日 ~ 1937年12月28日
モーリス・ラヴェル
ジョゼフ・モーリス(モリス)・ラヴェル(Joseph Maurice Ravel フランス語: [ʒɔzɛf mɔʁis ʁavɛl] 発音例, 1875年3月7日 - 1937年12月28日)は、フランスの作曲家。バスク系フランス人であり、『スペイン狂詩曲』やバレエ音楽『ダフニスとクロエ』『ボレロ』の作曲、『展覧会の絵』のオーケストレーションで知られる。
オーケストレーションの天才、管弦楽の魔術師と言われる卓越した管弦楽法とスイスの時計職人(ストラヴィンスキー談)と評された精緻な書法が特徴。
ラヴェルはドビュッシーとともに印象派(印象主義)の作曲家に分類されることが多い。しかし、その作品はより強く古典的な曲形式に立脚しており、ドビュッシーとは一線を画すと同時にラヴェル本人も印象派か否かという問題は意に介さなかった。ただし自身への影響を否定はしながらも、ドビュッシーを尊敬・評価し、1902年には対面も果たしている。また、ドビュッシーもラヴェルの弦楽四重奏曲ヘ長調を高く評価するコメントを発表している。
ラヴェル自身はモーツァルトおよびフランソワ・クープランからはるかに強く影響を受けていると主張した。また彼はエマニュエル・シャブリエ、エリック・サティの影響を自ら挙げており、「エドヴァルド・グリーグの影響を受けてない音符を書いたことがありません」とも述べている。
youtube
Wiener Philharmoniker - Maurice Ravel - Bolero - Regente Gustavo Dudamel (HD)
Ravel: Boléro, Munch & BSO (1956) ラヴェル ボレロ ミュンシュ
Ravel: Daphnis et Chloé Suite No. 2, Munch (1968) ラヴェル ダフニスとクロエ ミュンシュ
ムソソルグスキー 組曲 展覧会の絵(ラヴェル編曲)ジョージ・セル Mussorgsky(Ravel arranger)“Pictures at an Exhibition”
■ドヴュッシー&ラヴェルと比較されるが...
フランス出身のラヴェルは、同時代のドヴュッシーと比較され「印象派」の音楽家と見なされることが多いようだが、本人はそんなことは気にせずに自分なりの音楽に取り組んでいたようだ。
作品数は多いが後世に残る作品はそう多くはない。代表作となった「ボレロ」と「ダフニスとクロエ」以外では、ムソルグスキーの「展覧会の絵」の管弦楽編曲がある。
聴いていて楽しいのも、これらの数曲だ。とくに「ボレロ」は何度聴いても楽しいし、「展覧会の絵」も同様だ。これはムソルグスキーの原曲がピアノ版だが、いまではもっぱらラベルの管弦楽編曲版が取り上げられ、ピアノ版が演奏されることは極めて少ない。
それは、管弦楽法に優れ驚くほどの効果をあげているからだ。もっとも、このピアノ版を繰り返し演奏して広めたリヒテルによれば「ロシア的ではない」ということで、評価しない意見もある。だが、この絵画的な管弦楽の充実は他に比較のしようがないほど多くの人々に愛好されている。
やはり聴くなら「ラヴェル管弦楽編曲版」ということになる。
晩年は文字を書くことができなくなるなど病で苦しんで作品もほとんど創れずに終る気の毒な最後だった。
フランスの大作曲家の一人ラヴェルを偲んで、代表作を聞くことにしよう。
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