■円の実力50年ぶり低さ

 

 これは「恐ろしい記事」だ。円の実力が50年ぶりの低さ。円をいくら持っていても、海外のものが買えない。そんな事態に突入しているというニュースだ。

 

 

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円の実力50年ぶり低さ 実質実効値、円安進み購買力低下

 

2022年2月17日 18:04 (2022年2月17日 18:37更新) 日本経済新聞

 

円の総合的な実力が約50年ぶりの水準に低下した。国際決済銀行(BIS)が17日発表した1月の実質実効為替レート(2010年=100)は67.55と1972年以来の低水準となった。実質実効レートの低下は円安と物価低迷が相まって円の対外的な購買力が下がっていることを示す。原油など国際商品価格も高止まりしており、輸入物価の上昇を通して消費者の負担が増すマイナス面も目立ってきた。

 

 

BISによると、1月の数値は統計のある94年以降で最低だった2015年6月の67.63を下回った。日銀の推計を基にすると円の実質実効レートは1972年6月(67.49)以来の低水準となる。外国為替市場では1月上旬に円が対ドルで一時1ドル=116円台前半と約5年ぶりの安値をつける場面があった。

実質実効為替レートは貿易量などをもとにさまざまな国の通貨の価値を計算し、物価変動も加味して調整した数値。高いほど対外的な購買力があり、海外製品を割安に購入できることを示す。円の実質実効レートは円相場が初めて1ドル=70円台に突入した95年の150台が最高で、当時に比べ半分以下に低下した。日本円の名目レートは73年に変動相場制に移行しており、固定相場制だった72年当時と同水準まで円の実力は低下している。

 

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB208IY0Q2A120C2000000/

 

ーーーーーー(以上引用終わり)ーーーーーー

 

■このままだと、日本はどうなる!?

 

 為替レートの問題ではないようだ。

 円そのものの実力が失われており、円の購買力がなくなっているという話のようである。

 

 50年前は、バブル崩壊前。高度成長期で円の力はどんどん上がっており、働けば働いただけ収入は増えて、欲しいものは何でも買えた。

 

 だが、80年代90年代に入ると「バブル」は崩壊し気がついてみると、日本は実力の無い国に成り下がってしまった。

 

 とくに2011年の東日本大震災とフクシマ第一原発事故の後、自民党の長期政権により誤った経済政策が日本の今日と未来を歪めてしまったようでもある。

 

 とにかくここ10年あまりの期間の経済の低迷ぶりは尋常ではない。そんな中で、円の実力が半世紀前にもどったという記事だ。

 

 いまの社会を眺めれば分かることだが、喫緊の課題は「食糧問題」だろう。コロナで世界の状況が一変している中、暢気に構えているのは日本ぐらいではないか。

 とにかく、食糧危機が迫っていると考えたほうが良い。

 いままで日本は食料は海外に頼って、自給率を押さえており、国内生産だけでは国民の半分も食べることができない状況だ。

 

 それにも関わらず、日本政府は日本に食料を供給してくれている国々との関係を重視した外交をとらず、アメリカ一辺倒の政策に堕している。

 

 ともかく、円が強くないと貿易では買い負けしてしまえば食料そのものを入れることもできなくなる。それに対する対策としての「国内の食料増産」などの策を行ってゆかねば、たいへんなことになる。

 

 それでなくても、世界的に食料不足の時代に入ってきているから、金があっても買えない時代も予想される。それどころか、円が弱くなって購買力が弱体化すれば、海外からの食料はどんどん減る一方である。

 

 それどころか、日本の食料も買いたたかれて海外に流出してゆくかもしれない。

 

 日本の政府が、もう少し賢明であればいいな...と思うこの頃だ。

 

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