ミャンマーで拘束の日本人記者、解放 成田空港に到着
ミャンマーはいま
半田尚子、安倍龍太郎、佐藤達弥2021年5月14日 23時08分 朝日新聞
帰国し報道陣の取材に答える北角裕樹さん=2021年5月14日午後10時30分、成田空港、伊藤進之介撮影
クーデターで国軍が権力を握ったミャンマーで、虚偽のニュースを広めたなどとして当局に訴追された日本人フリージャーナリストの北角裕樹さん(45)が14日、解放された。旅客便でヤンゴンを出発し、同日夜に成田空港に到着した北角さんは「私を助けるために多くの人が力を尽くしてくれたと聞いている。支援をしてくれた人にお礼を言いたい」と話した。
北角さんは同日午後10時半ごろ、Tシャツとジーンズ姿で報道陣の前に姿を見せた。ミャンマーを離れたことについて、「記者なので、ヤンゴンで起こっていることを伝えたいという気持ちもあったが、帰国せざるをえなくなり、悔しい気持ちもある」と胸の内を語った。
解放の知らせは突然だったという。北角さんによると13日午後5時半ごろ、収容されていたインセイン刑務所の担当者から「君は明日帰ることになる。10分で荷物をまとめなさい」と告げられた。「はじめは冗談かと思った」。その夜は警察の施設で過ごし、14日朝になって日本大使館員に身柄を引き渡された。
北角さんは、ミャンマーの人たちにも届くようにと、報道陣のカメラに向かい、「みなさんが未来のために抵抗することはとても勇敢だ。希望はある」と約1分半にわたり英語でメッセージを送った。
今後のことにも触れ、「ミャンマーの方から、世界に伝えてくれと言われたことがたくさんある。日本や多くの国の人たちに伝えたい」と述べた。
https://www.asahi.com/articles/ASP5G43ZTP5GUHBI00Q.html
■北角裕樹さんの胸を打つ英語メッセージ
03:42 ミャンマーの人々へ英語でメッセージ~Message to Myanmar people in English~
3分42秒付近から約1分間です。ぜひ、ご覧ください。
日本人ジャーナリストの北角裕樹さんが、軍事政権により拘束されて一ヶ月。日本政府の働きかけにより開放され、成田空港に到着、帰国を果たした。
この帰国時の記者会見が報道された。
その時の映像が、上記のyoutubeにアップされている。
詳細は映像を見ていただきたいが、特にミャンマーの人々に向けて英語でメッセージを言う部分に注目していただきたい。
映像の
3:42頃から約1分間
日本語の部分では、日本人に向けて「どのようなことがあったか」の報告が主体だが、英語メッセージの部分は、彼のミャンマーの人々への共感と、軍政に抵抗する人々の行き方へのリスペクト(尊敬心)に溢れていて胸を打つ。
彼は、正しい情報を世界に発信しようと務めていて、ミャンマー軍事政権に逮捕拘束されたわけだが、それでも、また自分はミャンマーに戻って国民に寄り添っていきたいと考えていることが切々と伝わってくる。
最近見たことがないほど心のこもったメッセージで、聞いていて目頭が熱くなった。
内容は易しい英語なので、聞いていて理解できるものだ。ぜひ、皆さんも聴いていただきたい。
ジャーナリストの鑑と言える一人だろう。
このスピーチを聞いて私は非常に心打たれた。同国民だろうが、他国民だろうが苦難を受けている人たちへの思いは、腹の底からの思いなのだ。
私たちは、そういう思いを汲み取るべきだろう。
とくに最近の日本は、魂や心を失った人々で溢れ、他人への思いやりなどめったに見られない社会に成り果てている。そんな国で、人のことを思って行動する人は極めて貴重な存在だ。
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■このような人を否定するな
日本人は北角さんのような方に対しても「自己責任論」を展開するアホが多い。紛争地域に遊びに行くならただのアホ以外の何でもないが、ジャーナリストは遊びに行ってるわけじゃない。
紛争地域に行って、拘束されて、日本人にも迷惑をかけて、税金の無駄遣いまでさせて、とんでもないヤツだ...等の意見はいつも巻き起こる。こんなヤツは自己責任なのだから、税金使って救出するものではない...などなど。日本人て、どうしてこのように単細胞な考えしか持てないアホばかりなのだろう。
北角さんが伝えてきているミャンマーの現状を知ったら、そのようなことは絶対に言えないはずだ。
ミャンマーでは毎日のように国民が軍や警察に殺されており、もうすでに700人以上の国民が虐殺されている状況なのだ。
平和ボケしている日本も、ミャンマーのために何かをしなければ...と考えるべきなのだ。一国民としてはできることは少ないが、それでも伝えられた情報から、ミャンマーの国民と共有できる何かに目を向けるべきだろう。
北角さんはずっとミャンマー在住だったようだが、危険を承知で現地の情報を伝えてくれているからこそ私達がそれを知ることができる。
ミャンマーがいかに凄まじい社会になっているかは、北角さんのような人が発信してくれているから世界に伝わるのだ。
「自己責任」という言葉は、彼ら自身や関係者が誰かを説得する時に自ら述べる言葉であって、他人に言われる言葉ではないと思う。
北角さんのような人には感謝こそすれ、他人がそのワードを使って責めるのは違うと思う。
ジャーナリスト魂の溢れる北角さんにミャンマーの人々から、次のようなメッセージが寄せられている。ミャンマーの人々は、今も毎日が命がけなのだ。
Appreciated for everything. We relieved that you can go back to your country without injury. Please take a rest in tokyo. We will never forget you.
Thank you. Don't worry for us. We will never give up. Now, civil war begins. We always respect and learn about Japanese people. One day, we can meet happily. Love from Myanmar 🇲🇲🇲🇲. Mingalapar 🙏🙏
We are really happy to find out you are safely arrived in Tokyo. We are very thankful to you for the news report you delivered. We will keep fighting for democracy until we get. From Myanmar people 🇲🇲
We are very glad that you are safe and sound. We were worried when you got arrested. We are very appreciated for your every efforts to spread abt whats happening in myanmar🙇♀️ Pls come again after we win this fight. We all love you and thank you for standing with us🙇♀️🙏❤️ I understand only what u said in eng, im sure your words make us touched.
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