ニコン、カメラから撤退する日…過去最悪の赤字で危機、売上の5割が蒸発、デジカメ壊滅的
文=編集部 2021.03.02 06:00
「Nikon デジタル一眼レフカメラ D5600 ダブルズームキット」(サイト「Amazon」より)
カメラ映像機器工業会(CIPA)によると、2020年のデジタルカメラの世界出荷台数は19年比42%減の888万台だった。スマートフォンの台頭で市場の縮小が続くなか、新型コロナウイルスの感染拡大でイベントの中止や外出自粛が相次ぎ、出荷台数が大幅に減った。台数ベースではピークだった2010年(1億2146万台)の14分の1に激減した。機種別ではミラーレスが26%減の293万台となり、47%減だった237万台の一眼レフを年間ベースで抜いた。
調査会社のテクノ・システム・リサーチによると、20年1~9月のミラーレス市場はソニーが35%のシェアを占めて首位。キヤノン(30%)は2位。一眼レフ2位のニコンは7.5%で富士フイルム(12%)やオリンパス(8%)の後塵を拝している。
「オリンパスに続いて、ニコンもカメラから撤退するのではないか」(関係者)との観測が浮上したのは、ニコンの苦しさのうつし絵だ。ニコンのカメラ事業は継続できるのか。
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ーーーーー(以上引用終わり)ーーーーー
■一眼レフカメラの終焉の時が近づいている
2006年にミノルタがカメラから撤退した時は衝撃だった。以降カメラはフィルム一眼レフの世界から、デジタル一眼に、小型デジタルカメラ、ミラーレスカメラ、そしてスマホ付属のカメラへと変遷してきた。
フィルムカメラはほとんど消滅し、いまではデジタル一眼カメラも青息吐息の状態。カメラメーカーも吸収合併から消滅へと変化し、オリンパスの姿を見なくなって、いまではキャノンとニコンくらいだ。
最後の砦と思われたニコンもとうとう売り上げの50%が消えてしまうという状況。
ここ20年くらいの間にカメラは消滅の運命をたどってきたといえる。いまの若者でフィルムカメラを知っている人はほとんどいなくなり、子供たちはフィルムカメラの存在そのものを知らない。
昔、カメラは愛好家のものだった。趣味人でなければ一眼レフなど持たなかった。その本格派のカメラが世界から姿を消し、今はスマホに高性能なカメラが搭載され、スマホを持つ人はだれでもカメラを持っている状況になった。
便利になったということだ。だれもが、どんな状況でも写真を撮れる。レンズも望遠だ広角だマクロだなどと選ばなくてもスマホに入っている。夜景はどう撮るか、雪景色はどうしようなど難しかった露出のことなども考えなくても済むようになっている。
子供から年寄りまで、考えずに写真が撮れるのだ。そのかわり、写真は誰がとっても同じような写真になる。写真家の個性などクソ食らえの面白くも何ともない写真ばかりの世の中だ。
スマホの発達のおかげで、写真業界は激変した。とうとう日本の代表的なカメラメーカーが断末魔だ。
そこへコロナの波が押し寄せた。たった一年で、カメラを持ち歩いて写真を撮る人も激変したのだ。
大きくて重い一眼レフなどもう時代遅れなのだ。旅に出るにしても、小さなミラーレスか、スマホがあれば十分なのだ。
一眼レフの消滅を悲しむのは単なるノスタルジーなのだろう。
個人的には、青春時代からシニアの年代まで一眼レフを楽しんできた。しかもフィルムの時代からデジタルの時代までだ。
時代の変革を受け入れて、それに則した生き方をしなければならないのだろう。
今は「ミノルタよありがとう」「キャノンよありがとう」「ニコンよありがとう」と感謝の気持ちを持っておくことだと思う。
僕たちは、変化の激しい、凄い時代に生きているのだ。
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