福島沖M7.3 震度6強 東京五輪にまた一撃

 

 

 

広範囲で!

 

■1月から小さい地震が全国各地で続いていた

 

 1月から小さい地震が全国各地で発生していて「近いうちに大きいのが来るぞ」と考えていたら、震度6強がきた。

 

 昨日から、わが家のかみさんが「ゆれてる、ゆれてる」

「来るよ、来るよ」と何度も言っていたので、心構えはしていたが、揺れが来てみるとやっぱり動揺する。

 

 かみさんになんで分かるの?と聞くと「だって、揺れを感じるんだもの」という答え。

 

 激しいゆれに見舞われた福島県や周辺地域の人たちは、10年前の東日本大震災を思い起こしたに違いない。実際、インタビューでも「10年前を思い出して、恐ろしかった」という発言の人がいた。だが、ニュース報道は、いつもとおなじようである。

 

■東京五輪組織委員会の森会長辞任のドタバタの直後の今回の地震。それでも「聖火リレー」やるんかい。

 

 来月、五輪の聖火リレーが福島からスタートする予定だ。こんな地震の直後に「聖火リレー」でもあるまい。

 

 家がぐちゃぐちゃになってしまった人たちにとっては、政府が「聖火リレー」を強行すれば、怒り心頭だろう。

 さいわい、重大な被害は出てはいないようだが、それでも、火災が起きたり、高速道路ががけ崩れで塞がれたり、ブロック塀が倒れたり、家の中がくちょくちょになってしまったり、直撃を受けた人たちは相当の打撃だ。

 政府の対応を見ていると「五輪ありき」だ。国民の気持ちなど完全に無視。「聖火リレー」も、日程がつまっているからと平気で始めそうだ。

 

■この地震は、警告と考えるといい 

 

地震は、自然現象だ。神様が警告しているわけでもあるまい。いつ、どこで、どんな規模で起きるか分からない。関東大震災から100年だとか、西日本トラフはいつ来てもおかしくないなどと言われ続けている。 今回の震度6強も、突如来た。同等かそれ以上の規模の地震がいつ起きてもおかしくないのだ。

 

 東京でオリンピックを開くのは結構なことだが、政府はまず、国民のことを第一に考えるべきだろう。東日本大震災の被害が完全に収まったわけではない。フクシマ第一の原発事故の後始末もまだまだだ。熊本地震の復旧は進んでいるのだろうか。

 各地の災害の被災者が置き去りにされたまま、お祭り後とのオリンピックだけが先に走っているようだ。

 

 だが、今の日本にとっては警告として捉えてこそ意味があるように思う。

 

 東日本大震災の復旧がまだまだのまま、フクシマ第一の原発の処理がまだまだのまま、そして新型コロナウィルスの大流行の真っ只中で医療崩壊は寸前で、経済的打撃を受けている人たちも数多くでているという現在。

 

 こんな日本に、今回の地震は「警告」となる。国のリーダーたちが「警告」として受け取れればの話だが それができれば、これ以上の悪化を防ぐことができるかもしれない。「警告」と考えて、舵を切れば、日本は少しはましな方向に進むかもしれない。

 

 だが、いま劣化し切った長老達の政治では、警告は耳に入らないだろう。知識も意識も低く、自分たちの金権だけが目的の人々で日本は牛耳られている。 五輪開催委員会の森会長の辞任劇は、劣化した日本を象徴するような出来事だった。一人森会長の「女性蔑視発言」が問題なのではない。後任に川淵氏を指名するやり方も多いに問題があった。なんといっても「前総理のアベ氏や、現総理のスガ氏、東京都知事の小池氏の了解があったという点が、凄まじい。

 

 自分らで好きなようにやるという図式が丸見えなのだ。こういうことから抜け出られなければ、日本は奈落に落ちていく以外にないのである。