◆感染12歳少女死亡 ベルギー 3日前に発熱
ブリュッセルAFP時事によると、
ベルギー政府は31日、新型コロナウイルスで12歳の少女が死亡したと公表した。
若年者の重症化は「極めてまれだ」と指摘して「関係者全員、衝撃を受けている」と述べたと、伝えている。
出典:時事ドットコムニュース 2020年4月1日
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020040100060&g=int
写真:ベルギーの美しい町並み
◆若いから「大丈夫」なんてない
ベルギー 12歳 少女 死亡
フランス 16歳 少年 死亡
イギリス 14歳 少女 死亡
ポルトガル 13歳 少年 死亡
日本(川崎市)10代 少女 感染 3月31日
日本(山梨市)生後8ヶ月の幼児 感染(心肺停止)で重症 4月1日
※山梨の幼児の場合は、両親がウィルス検査は陰性で、どこで感染したかは分からないとのこと。
など、欧米では20歳未満の青少年の死が相次いで報道されている。また、日本でも上記のように10代未満の感染が報告され始めた。
◆東京でも87人中の半数が「若者」 4月1日
東京都知事も、昨日の会見で、87人の感染者のうち53人が50代未満。20代30代40代などの若い世代が感染している、としている。
政府諮問の専門家会議も4月1日に「当初は高齢者が感染死亡の確率が高く、無症状の若者が感染を広めているとしたが、現状で、年代に関わらず感染・発病の可能性が出てきた」と、当初の考え方を修正した。
◆若者は大丈夫、は勘違い
日本の若者の多くが「若者は大丈夫」と思っているらしい。だが、そうじゃない証拠がたくさん出始めている。
欧米では20代30代の感染者・死亡者が出ている。上記のように、10代や10代未満も出始めている。全世代が危機に直面していると考えた方がいい。
日本のコロナウィルスだけが、他国のコロナウィルスより、毒性が弱いわけでもない。
むしろ、世界への広がりのスピードが異常に速いという点で、過去に例のない「怖いウィルス」と考えた方が良いだろう。
◆日本の感染例が少ないのは
日本の感染例が少ないのは、オリンピック延期が決まるまでの間、そして現在もだが、PCR検査を極端に制限しているからなのだ。
一日6,000件も8,000件もの検査が可能だと加藤厚労大臣はいうが、いまだに1日1,000件程度しか検査していない。
国会で追求されても、アベ首相も「検査を進めるように指示した」と言うが、一向に増えない。
本気で首相が指示したら、検査件数が増えてもいいはずだ。
ネットで見つかるのは「検査してもらえなかった」「保健所で、あなたは対象外だと言われた」「何軒もの病院を回ったが検査はしてもらえない」などという話ばかりだ。
一方、納棺士などの葬儀関係者からは、原因不明の肺炎で亡くなる人が激増しているとの情報が寄せられている。
葬儀関連業界からは、関係者の感染を注意するようにとの文書も配付されているとも。
つまり、コロナウィルスと診断されないまま亡くなる人が激増しているということだろう。
◆もう一度言う、「若者は大丈夫」は、大丈夫じゃない
若者は大丈夫と思い込まないこと。年齢に関係なく、感染の危険がアルと言うことを自覚しておくこと。自分が罹っても困るし、周りの人に伝染させても困るのだ。
自分の命、人生を大切にしよう。