◆マスクの転売禁止について

 本日から「マスクの転売禁止法」が施行される。マスクを購入した価格よりも高く売ったら、懲役1年以下、100万円以下の罰金が科せられるそうだ。

 

 これだけ、マスクが不足している時に、マスクを高額で販売(転売)するのは「いかがなものか」という、国民の声に応えた法案だといえる。

 

 だが、ちょっと待てよ。

 資本主義の自由経済の考え方からしたら、高額で販売するのは不当だというのは、モラルの問題であり、需要と供給の関係からすれば、高くても欲しいという人に売ること自体は、そんなにおかしなことではないのではないか。

 

 転売が問題なのは、たとえば骨董品市場で、ニセモノを本物と偽って(つまり、騙して)不当な高額で販売する、といった行為は詐欺なのだから、取り締まるべきだと思う。

 

 モラルとしてマスクの高額転売は許せないからこれを禁止するのであれば、代案として、国がすべてのマスクを買い上げ、不当ではない価格で、国民に均等に行き渡るようにすべきなのではないだろうか。

 

 わたしは、テンバイヤーを擁護するつもりはないし、異常な高額で転売を繰り返して不当な利益を上げていることを許す気持ちもない。

 

 だが、国は、これを取り締まるだけで、国民の必要に応えていないことのほうが、さらに問題なのじゃないだろうか。国のやっていることは本末転倒ではないか。

 

 やるべきことはやらずに、取り締まるだけでは、国として機能していないということになるだろう。

 

 テンバイヤーは、ある意味、たちの悪いビジネスをやる、ほとんど詐欺師なのだから、当然、次の手を考えている。法律の抜け道を見つけ出そうとする。

 100円のホッチキスを1万円でオークションに出品している。送られてくるのはマスクだ。

 ネットで違うサイトから誘導してくるのだ。

 今回の法律には引っ掛からない販売方法だ。

 こういうことが起きている。国はどうするつもりなのだろう。

 

 一刻も早く、国は国民のすべてに必要なマスクが届くようにしなければならないのではないだろうか。