生前墓の名前は朱色 | お墓にまつわるエトセトラ…

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元気なうちにお墓を建てる寿陵(じゅりょう)

生前建墓の大きな特徴は

建立者の名前を朱色で入れる事です。

昔はご主人の名前だけでしたが

最近は夫婦そろって名前を入れる事が多いです。




なぜ朱色で入れるのか?


生前にお墓を建てるというのは

縁起ものであるから紅白のあかい文字を使い

「おめでたい」というのを表現するのです。


誰かが亡くなってから建てるお墓は

おめでたくないので当然、朱色は使いません。


建立者が生きている=朱色

ではないんですね。

建立者が生きているのは当然の事で

どういう時にお墓を建てたかという意味で

朱色を使い分けるのです。


そしてよく言われるのが

「死んだら赤を塗り潰すんでしょ?」です。

たとえばご主人が先になくなったとして

こんな感じです↓↓↓



なんか嫌じゃないですか?

いかにも「こっちはまだ生きてます」

みたいな感じ(#^^#)


別に消さなくていいんですよ。


生前建墓というのは、昔は権力者とか金持ちしかできなかった事なんです。

今の時代だって、「まだ必要のないもの」に大金払って建てる訳ですから立派な事なんです。

そういった功績をわざわざ消すことはないんです。


何十年も後に孫世代がお参りするとき

このお墓はじいちゃんとばあちゃんが

生きてるときに建てたんだよ。って

話のネタになるんですよ。。。



以前、

「名前並べて彫刻したら離婚できないじゃない!」

って言い出した奥様がいました(笑)

そういうこと堂々と他人に言えるご夫婦は

大抵仲がいいんですけどね(#^^#)


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