店名にどんな意味があるのかと2秒くらいは気になりましたが、お一人でコツコツ作業をされている店長さんも聞かれ飽きたと思い、3秒過ぎには見なかった事にしておきました。
時刻は午後10時50分。閉店10分前です。
こんな時間に来てしまい、大変な御迷惑をお掛けしているだろうなあと心配でしたが、一人で来ていた先客がまだビールを呑んでおられていたので一安心。
サッサと食べてサッサと帰ります。お手数掛けますが、何卒宜しくお願い申し上げます。
いりこをふんだんに使ったお出汁と
丹念に仕上げた鶏白湯を合わせました。
コラーゲンたっぷり、無化調の濃厚スープです。
なるほど、一杯一杯に全身全霊を込める店長さんの意気込みが伝わってきますね。
特に、「お出汁」という表現が私は好きです。
思わず「おビール」を頂こうかと思いましたが、閉店直前のため御遠慮させていただきました。
最近のラーメン屋さんは注文してからの時間が長過ぎると常々感じている私は、約5分ほどで出て来るこちらの姿勢に大変な感銘を受けました。
ご覧下さいませ。
ごふんだんのおいりこをおバンバンにご使用したドブ灰色のおスープに、お刻み玉葱・お白髪葱・お貝割れ大根・お糸唐辛子、そして、遥か昔30年前に初めて出来た彼女との夜を思い起こさせる桃色おチャーシューがお膝を崩しておられます。
艶かしいですね。
あの頃は、交換日記に付けられたおハートマークだけで三日はイケたものです。
巷では、こういった動作を「麺リフト」と呼ぶそうですね。
麺リフトですか…私にはハードルの高い専門用語ですので、これからも使う事は無いと思われます。
煮干し独特のえぐみはありませんが、延々と舌に残る味は水を飲んでも消える事はありません。
麺は割とコシがありますが、妙にスカスカしている感じですね。粉っぽさはあまり感じませんでしたが。
神奈川の方にあるお店の姉妹店という事ですが、彼方にはこういうタイプの細麺は良くあるのでしょうか?
刻み玉葱や白髪葱は、とある有名中華そばグループでも御馴染みになりましたね。私の様な者には無縁な世界ですので、そこは有っても無くても余り気になりません。
ただ、糸唐辛子というのはいただけません。
糸唐辛子というのは韓国料理に使用する食材として知られていますが、仕上げの飾り程度に使用するだけで、料理の味自体には余り関係ありません。定食に添えてあるパセリみたいな存在です。
これ、固形の物に少量乗せるだけならともかく、麺にたっぷり乗せられると口当たりや喉越しが悪くなります。
なので、申し訳なかったのですが食前に排除させていただきました(写真③)。
甘酸っぱい思い出を連想させるレアチャーシューですが、ここに来て「楽しみは最後に取っておく」という貧乏人の悲しい性故に、スープの中で煮豚になっておりました…
熱々のスープに冷めた食材を合わせるのは難しいですね。特に、私の様な庶民はやりがちな失敗かと思われます。
こういった煮干しスープがまだ定着していない関西では難しいかもしれませんが、人懐っこそうな若い店長さんは応援したくなりましたね。
ご馳走様でした。
相変わらず不味い。



