PULLING PUNCHES -13ページ目

PULLING PUNCHES

JOHN JONEACH の作業場

「サドルが破けてるから
   恥ずかしくて乗れないっ!」


わかったわかった、直すから。

といったところで直せる訳ないだろ。

金物屋です。サドル職人ではない。


必然的に、三男坊のチャリがサドルを
引っこ抜かれるという被害にあう。


補修作業終了。

「直ったよー!」 正確には直っていない。


「行ってきまぁす」     ろみひは出掛けた。

校内持ち込み禁止の菓子15個を
ガールかボーイか分からないフレンドへ
配達に出た。




僕のサドルは?     当然、三男は云う。

「当分は立ちコギだ。」

「座れないの?」

「サドルないからねぇ」

「えぇーっ⤵?!」  


「いいかい、こう考えればいい。
   立ちコギで太ももが鍛えられ更に
   疲れて座るとサドルがないから
   尻に棒が刺さりアァァウチッッ!
   ってなって、その痛さが推進力
   となって自転車が加速する!」



「……… 。」



















「どうだ!?」
「やだ」

   食い気味に即答だ。

ではあの破れて雨水の染みた
スポンジ剥き出しのサドルを付けて
乗るしかないな、…君は。

尻ぬれお漏らし疑惑か
尻棒刺さり痛い痛いか


選択肢は二つ。
人生には試練が必要だ。君の尻にも。


一方

長女もまた大量の菓子を紙袋に
二日間に渡って分けて持って行った。




ブラウニーチョコレート 40個。
スコーン 100個。ひゃっこって…。

ナントカおばさんか!


当然、小作人として駆り出され
尚かつ材料費も全て下請けもちだ。

だのに何故僕の口に入ることはない。







遡る事この数日前。

我が家の夕飯が餃子に。


実にこの餃子

1回

2回

3回

4回

5回

6回


という具合に
生産性手工業で
150個程を一人で包み倒す。
そしてようやく
最後の一皿を焼く頃
餃子にありつけた。

カセットコンロの方が
美味しそうに焼けるようです。



いや、美味しそうではなく
正確には美味しいんです。
母の作る餡が。


でも、暫くはもう大量生産ものは…。








全く期待してなかったら

きぃさん、バレンタインくれた。

そうか、学校で余ったってことね。


今もう一回コーヒー淹れようと

思ってたところで…。


わかってるわかってる
合わないんだよね
クリープを入れない真っ黒珈琲には。
紅茶の方がいいよね。





その昔、八坂神社近くに住んでた
KUDOTINは


「今日はバレタデー !!」


「バレンタインデーだろ?」


「じょしのぉ、すきなひとがぁ
   ばれたでぇ~!カラカラ(笑)(笑)」


ハァ~~?!          なんだその

小学四年生並のクオリティは。

(小四かっ!)                  


 小四だ。



僕が転校生になる5ヶ月前のことだ。


                                            J. JONEACH