私の家のすぐ近所に
オープンしては一年以内に
閉店してしまう残念なお店がある。
マンションの一階で
正面はガラス張りの店構え。
都内で駅チカ、
主要道路に面していることもあり
立地条件はかなりいい。
(現に隣のラーメン屋は繁盛している)
ところがここ数年の間に
海鮮居酒屋、インド料理屋、焼肉屋…と
オーナーがなんども変わっている。
なにが悪いのかというと、
非常に入店しにくい店構えなのだ。
私も毎日、店の前を通るのだが
一度も入ったことはない。
店のレイアウトは
すぐ正面から奥に向かって
5~6席のカウンターがあり
さらに奥の数段上がったところに
いくぶん広いスペースがある。
そこにはテーブル席がいくつかあるようだ。
カウンターの席の対面が
狭くてオープンな厨房で
そこで調理している様子。
通りからガラス越しにまず見えるのは
客のいないカウンターと
暇そうにしている店員の姿。
ずっと奥のテーブル席に
お客さんがいるのかも知れないが
外からは伺えない。
多分、もともとこの店は
何かのバーだったのではないかと思う。
バーの客はカウンターに座り
店主と会話を楽しむ。
こういう客はカウンターの空き具合が
入る、出直すの判断材料なので
外からすぐに見えるのは都合がいい。
お酒を出すだけなので
狭い厨房で十分だし、
ずらっと並んだボトルが外からみえると
お酒好きの興味も引くだろう。
仲間とゆっくり話しをしたい人は
奥のテーブル席に行けばいい。
外から見えないし、商談にも都合がいい。
でも、ここは何故か、
料理主体でがやがやした店を期待する
オーナーに買われてしまうのだ。
ガラス張り部分を少し減らして
おしゃれなショットバーになるのなら
入ってみたいと思う。