最近、ITプロジェクトの領域で
PMOという役割が脚光を浴びている。

PMOというのは
Project Management Officeの略。

PM(プロジェクト管理者)の補佐役として
QCD(品質・コスト・進捗)などに関する
様々な情報を各チームから吸い上げ
上位マネジメントへの報告書として
まとめ上げるのが本来の役割であった。

その言葉からは
単なる事務担当者のようにも聞こえるが、
大規模化・複雑化するプロジェクトの中で
PMがヘトヘトに疲弊していき、
身動きが取れなくなる昨今の状況を
打開するための切り札として
使われ始めたのだ。

確かにこのPMOのポジションは
ベンダー側から見てもかなりおいしい。

最終責任をコミットする必要がなく、
うまく立ち振る舞えば
お客様の上位マネジメントの意向をつかみ
自社の戦略をそれに合わせていくことが
比較的容易にできる。

また長期アサインの可能性も高く、
お互いWin-Winの関係を築きやすい。

コンサルファームも
うまいところに目を付けたものである。

戦略コンサルが短期決戦型なのに対し
PMOは長期安泰型。
ビジネス的にもこんな良い話はない。

今まで、
SEやプログラマーという職種はあったが
PMOという職種はなかった。
これからはコンサルの一つの専門職として
定着するんじゃないかな。

それに、
戦略コンサルが騎馬民族型の
特性を持つのに対し
PMOは農耕民族型。
日本人の特性に合っているともいえる。

とはいえ、
仕事には何にでも相性というものがある。

形式的でじわじわくるストレスに対して
耐性がない人には
少々苦しい仕事かもしれないね。