朝からケルン大聖堂を訪れる。日曜日なのでミサが開かれていた。



青い空をバックに大聖堂の写真を撮る。







ケルンに別れを告げ、かつての西ドイツの首都ボンへ。
駅のインフォメーションで車椅子の介助を依頼。赤帽がリフトで車椅子を車内に運んでくれる。デユッセルドルフの駅で降車時、駅員が誰も来ず苦労した経験があったので、降車時に間違いなく待機してもらうようボン駅に電話連絡するよう依頼する。





列車の遅延が30分ほどあり、ボン到着が遅れる。ボン駅の停車時間は2分。扉が空くと、電話連絡をしている筈なのに駅員は誰もおらず。降車するには狭い急な階段を降りなければならない。駅員の介助なしでは到底降車出来ない。慌てて、先に降り車掌に連絡。車椅子を半分かついでもらいやっとのことで降りる。

ホームから駅に出るにはエレベーターに乗らなければならないが、故障で動かず。
地下道のような所を歩きスロープを登るが、なかなか駅の出口が見当たらない。あやしげな連中がたむろしており、要注意。何とか出口を見つけ、コインロッカーに荷物を預ける。

前日にドイツ鉄道にメールで次の列車の車椅子の介助を予約し、20分前に駅のインフォメーションで待合せとなっている。



降車時の駅員の不手際、エレベーターの故障もあったので、街歩きの前に再度インフォメーションに手配がちゃんと整っているか確認する。
今まで、何回も降車駅で、駅員がおらず、降り損ねそうになりかけたことがあったので、ドイツ鉄道に不信感を持っていることを告げる。
メールの文書を見せ『20分前にこの場所で本当に大丈夫なのか?』受付の若い女性に再確認。ガムを噛みながら "All right, all right! " 同じ書類がコッチにも回って来ているので心配ないとの回答。

不安は残るものの気をとり直して街歩きへ。列車遅延の為、駅から近い所だけをまわる。

ミュンスター広場にあるベートーベンの像。



ミュンスター寺院。





マルクト広場。



市庁舎。



ボン大学。






ミュンスター寺院。



駆け足で主要部分だけ見学。時間がない為、当初の計画を大幅に変更する。次の目的地への発車1時間前に駅に到着。
インフォメーション近くの売店でパンを買い、赤帽が来るのを待つ。
ドイツ鉄道のマークがついた婦人警官が腰にピストル、防弾チョッキ姿で、インフォメーションの女性とおしゃべりをしている。そこに浮浪者らしき男が通り過ぎ、駅正面のドアを開け、やおらズボンを下ろし立ったままで、ウ◯チを始め、そのままズボンを元にもどす。5秒くらいの出来事。
それに気づいた婦人警官、男の肩を軽く叩いて、駅から追いやるが、後はインフォメーションの女性と苦笑いをしながらおしゃべり。ウ◯チはそのまま正面玄関に放置されたまま。

メールで約束していた出発20分前になるが、誰も現れる気配が無い。インフォメーションの方は例のガムの女性は昼休みに入って、いない。交代した男性に聞くと、もうすぐ来るから大丈夫と言う。
15分前、来そうな気配がない。
インフォメーションに行き、今すぐ電話連絡するよう依頼する。

街で出会う人たちは、困っている時はすかさず、"Can I help you ?"と声をかけてくれ親切な人が多いと実感していたのだが、組織となると何故こんなにバラバラで連携がとれないのか不思議でならない。

個人主義が浸透し、組織に対する帰属意識が希薄過ぎるせいなのだろうか?

かつての西ドイツの首都でベートーベンが生まれた町、ニーチェ、ハイネ、マルクス、ベートーベンなどドイツを代表する著名人が学んだボン大学を中心とした静かでアカデミックな街をイメージしていただけに見事に期待を裏切られる。


なんとか発車時間に間に合って、Oberweselへと向かう。

途中からライン川に沿って走る。車窓より撮影。














ローレライ

この岩山は、ライン川の中で、一番狭いところにあるため、流れが速く、また、水面下に多くの岩が潜んでいることもあって、かつては航行中の多くの舟が事故を起こした。 この「ローレライ付近は航行の難所である」ことが、「岩山にたたずむ美しい少女が船頭を魅惑し、舟が川の渦の中に飲み込まれてしまう」という伝説に転じ、ローレライ伝説が生まれた。 -wikipediaより-



ライン川を仲よくサイクリングする熟年カップルをよく見かける。写真奥の丘の上にそびえる城が今宵の宿。




Oberwesel駅着。



駅から見上げたシェーンブルク城。




ライン川の古城ホテル、「シェーンブルク城」 Burghotel Auf Schönburg



部屋の中。





ライン川が臨める窓側のテーブルにはシェリー酒。



部屋の窓から見るライン川。右側遠くにライン川の通行税を取り立てるための税関所として、1326年にルートヴィヒ4世によって作られたプファルツ城 Burg Pfalzgrafenstein が小さく見える。




Google mapで見ると、



チェックインの時貰った巻き物。



ひろげると、宿泊日、名前、食事時間、フロントの電話などの案内。



裏にはホテルの地図。



廊下。





図書室。





中庭。



ラインテラス。





プファルツ城が見渡せるテラス。



城内を散策。











Half board(一泊二食)なのではホテル内のレストランで夕食をとる。
テーブルにはゲストの名前がおいてある。



本日のメニュー。



先ずは、バイツェンビール、後でライン川の名産白ワインを追加。















夕食後、ラインテラスに移り、コーヒーと紅茶をいただく。





ティーポットは横に寝かせて蒸らすようになっている。中の仕組み。



ポットを立てると、蓋が横向きになる。


21時30分、やっと日没。



本日の日程表。