おひとりさまの定年後

おひとりさまの定年後

定年退職まで約1年。
毎日の日常生活・日々思うことなどを「覚え書き」として綴っていきたいと思います。
更新のタイミング・・・在職中は週末中心になりそうです。

いつの間にか9月になっておりますが、8月に読んだ本。

 

 

「夜が明ける」西 加奈子著

私、西 加奈子さんのこと「読まず嫌い」だったんです。

勝手な偏見なんですが、さらっと読める意識高い系で、芸能人御用達みたいなイメージ。

それが、本屋さんに並んでいるこの本を見て、

タイトルが私の好きなパターンだったんで、つい購入。

読んだ結果、私が思ってたイメージの作品ではなかったけど、

この作家さんが合わないと思ってたのは正解。

この作品、社会問題がテーマなんだろうか?

登場人物の設定と行動に無理がありすぎのような気がする。

特に最後の着地、適当すぎるんじゃない?

これは「二度と読まない棚」にそっと置いておこう。

 

 

 

 

 

「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 2」ブレイディ みかこ著

前作が好きだったので、続編も喜んで購入。

イギリスの元底辺校に通う13歳の息子さんの日常や、

イギリスの社会問題なども書かれています。

息子さんがめっちゃいい子!

大人のような思慮深さがあったり、子どものかわいさもあって、

日本のドラマで観る中学生とは全然違うんだけど・・・

家族の会話とかもすごく素敵なんだよね。

イギリスの教育制度や多様性、貧困問題や人種問題など、現実は厳しい。

これから、どのように成長するのか・・・続編がありますように。

 

 

 

 

 

「本を守ろうとする猫の話」夏川 草介著

本を取り巻く状況に危機感を持っている作家さんが多いのか、

この「本を守る」テーマの作品ってけっこうありますね。

この作品は猫が主導しているけど、図書館司書の一族であったり、

図書館に住んでいる霊や図書館そのものだったり。

予想通りのストーリーなんだけど、私も心配になってしまうわ。

本屋さんは減ってるよね。

京都はまだある方だと思うけど、旅行先で本屋さんがない街もあるもんね。

私は作家さんに確実に印税が入るよう、必ず(文庫本だけど)購入してますから!

本屋さんにも利益がちょっとはあるよね?

 

 

 

 

「夢の王国 彼方の楽園 マッサゲタイの戦女王 」篠原 悠希著

この作家さんの「金椛国春秋シリーズ」が大好きだったので、

この作品を本屋さんで見かけて購入できて嬉しかった。

紀元前6世紀の中東世界を舞台にした、大河ドラマです!!!

「金椛国春秋シリーズ」もハラハラドキドキで夢中になって読んだけど、

この作品も本当に面白かった。読後感もよし。

あんまり馴染みのない時代・地域だったけど、違和感はなかった。