高校生の時、初めて読んだ小野不由美作品です。
東亰異聞 (新潮文庫)/新潮社

¥620
Amazon.co.jp
時は明治二十九年、帝都「東亰」では近頃、鋭い爪で人を切り裂く闇御前なる者や、火炎魔人と呼ばれる全身火だるまの男など、怪しげな者たちが夜の街を跳梁跋扈していた。
果たして彼らは人間なのか、それとも近代化の進む帝都になお生き残る魑魅魍魎の類いなのか…闇の者たちの正体を暴くべく、一人の新聞記者が事件解決に乗り出す…!
みたいな話かな。
時代と時代の狭間で揺れる時代っていうのは心惹かれるものがあるなあ。
事件はとある華族のお家騒動へと繋がっていくんだけど…それぞれが皆切ない。
小野さんの書くお話って論理的なのに、感情の機微なんかも一緒に描かれているから、クールなのに冷たくない。
そんなところが好きです。
描かれているのはパラレルワールド(というか史実と重なっていた世界が終盤に向けてだんだんずれて違う世界になっていく)なんだけど…これはこれで…こんな街、というか世界だったら…と思わず想像しちゃう。
小野さんの書く探偵(主人公)って、読者と同じ目線というか…決して当事者にはなれず、傍観者に甘んじなければならないってところがあるように感じます。
『黒祠の島』、『魔性の子』なんかもね。
麻衣はちょっと違うけどでもやっぱりナルにいつも欺かれているから『ゴーストハント』もこの中に入れておこうかな(笑)
小野不由美を読んだことがないという人に、まず一冊すすめるならこれかなあ。
ちょっと序盤単調だけど…後半読んでて盛り上がるのは間違いない!!(笑)
『魔性の子』も良いけど、あれはやっぱり十二国記を読んだあとに読んだほうが、と私なんかは思います。
今は高校生の時に挫折した『屍鬼』に再挑戦してるんだけど…やっぱり挫折しそうw
まだ1巻なのに(´;ω;`)ウッ