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“ここであってること”
母👵のその言葉が妙に耳に残り、気になっちゃって、なんだか“モヤモヤ”したまま、金曜日の朝を迎えることになったのです。
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金曜日の朝☀️
私👩わ、母👵から、もう少し話を聞こうと想い、母👵に電話をしたのです。
とりあえずボクちん👦の話わ置くとして
“そこで何が起こっているのか”
母の話【第二報】👵
私👩の問いに対して、母👵わ、しばらく黙ってたあと、“あんたにあまり心配をかけたくないからね…”と云いながらも、木曜日の日のことを語り始めたのです。
◼️木曜日の出来事☀️
リビングにて、母👵と母の旦那さん👴、イビルお嬢👧わ、ボクちん👦から話を聞いたあと、当初わ“ストレスから変な夢を見た”のでわないか…と想ったそうなのです。
そして、みんなでボクちん👦に“気にしないように”とか、“気のせいだよ”みたいに声を掛けてたそうなのだけれども、ボクちん👦わ青い顔をしたまま固まってしまったとのこと………
“ボクちんの様子が明らかにおかしい”
困ってしまった母たち
…
しばらく沈黙が続く中
母の旦那さん👴“そ〜いえば…”
ここからわ直接
母の旦那さん👴に聞いた話
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母の旦那さんの話👴
ふと、気になってたことを想い出したと……
それわ、母たちも“濃厚接触者”ということで、抗原検査の結果が“陰性”であったとわいえ、外出を控えていたらしく、外出するといっても、母の旦那さん👴が外の空気を吸いに、朝早く玄関から表の通路に出るくらいだったらしいのだよね。
母の旦那さん👴わ、土曜日の朝から毎朝、朝6時過ぎくらいに通路に出て、軽く体操をしてたらしいのだけれども………
“いつも門扉が開いたままになっていた”
新聞を頼んでいるわけでもなく、人が訪ねて来るようなこともないのに、何故か“門扉が開いてた”と。しかも、ある雨の降る朝☔️…開いたままの濡れたビニール傘が玄関先に置いてあったこともあったというのです。
そのときわ、“誰か外に出掛けたのかな?”と気にも止めてなかったらしいのだけれども、よくよく考えると、誰も外に出掛けるようなことわしていないし、夕刻に通路に出た時にわ、確かに門扉を閉めていたし、傘などもなかったと。
母の旦那さん👴としてわ
“何か、おかしい…”と想ったらしく
ボクちん👦の話を聞いたあと、“不審者が夜中に部屋の前まで来ているのでわないか”ということで、何か悪戯をされているかもしれないと、母👵と一緒に通路を見に行ったそうなのです。
ところが
特に壁に悪戯書きをされていることもなく、門扉に傷をつけられてるようなこともなく………
ふと
母の旦那さん👴が玄関の横に置いている“アウトロッカー”に目をやると……
“鍵が壊されている…”
その“アウトロッカー”の中にわ、使わなくなったプランターや植木鉢、釣りの道具や壊れた工具類を置いてたのだけれども、鍵の部分が何かで叩かれたのか、外れかけてたとのこと。
それを見つけて、不審に想った母の旦那さん👴が“アウトロッカー”を開けてみたところ……
特に、何か盗まれたり、荒らされた形跡わなかったと………ただ、重ねて置いてある大きな植木鉢の中に、ゴミ?の入った近所のスーパーのレジ袋が目に止まり、“なんだろ?”とそのレジ袋を取り出して、固い結び目を開けて、中を確認したところ、大量に丸められた紙が入っていたそうです。
“誰だ?こんなところにゴミを入れたのわ”
いつ入れられたのかわ分からなかったらしいけど、レジ袋もかなり埃で汚れてたとのこと。
そして、母の旦那さん👴が
そのレジ袋の中に入った大量に丸められた紙に何か赤い文字で書かれているのが見えたとのことで、ひとつ取り出して広げてみたところ……
大学ノートの紙に赤色のマジックで大きく
火曜
……………
…え?
更に
ほかの紙も広げてみたところ、“月曜”、“水曜”、“木曜”と、そのノート一枚目一杯に赤いマジックで“曜日”らしきものが書いてあったと。
“なんだこれ…”
あまりの気味の悪さに、鳥肌が立ったと……そして、丸められた大量の紙の中に、女の子が使うような何かのキャラの便箋のような紙があって、その紙にわ赤いマジックで大きく…
土曜
と書かれて、ぐちゃぐちゃと赤いマジックでその文字を丸く囲ってたとのこと。
ぞぞぞ……
母たちわ、あまりの気味の悪さに、広げた紙をレジ袋の中に入れると、元あった植木鉢の中に入れ、ひとまず部屋に戻ったそうなのですよ。
怪訝そうな顔をして戻ってきた母たちを見て、“赤い文字の紙”の話を聞いたイビルお嬢👧わ、“私も見てくる!”と云うと、そのまま、お外へ💨
そのあと、イビルお嬢👧わ、なかなか戻ってこなかったという…
◆
しばらくして
イビルお嬢👧わ戻ってきたそうですが、母たちが見た大量の紙が入ったレジ袋と大量のチラシ?を持って帰ってきたとのこと。
どおやら
レジ袋の中身を見たあと、“もしかすると”と想い、1階エントランスのメールボックスの中も確認してきたらしく、メールボックスの中にも、大量のチラシやDMに紛れて、雑に折り畳まれた大学ノートの紙が大量に見つかったとのことです。
気味悪そうにしてる母たちを横目に
イビルお嬢👧わ“ここにもある!”と云いながら、大量のチラシに紛れてた紙を一枚一枚広げていくと、“その紙”にも大きく赤いマジックで…
六日
“八日”、“十三日”などと日にちらしい文字が書かれてたそう………
◆
意味の分からない紙に気味の悪さを感じたとわいえ、いずれにしても“アウトロッカーの鍵が壊されている”という事実わありますので、警察さんに連絡したとのことでした。
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母の話【最終報】👵
不審者の存在
誰かが“アウトロッカーの鍵を壊し”、アウトロッカーの中やメールボックスに“赤いマジックで文字が書かれた紙”を入れた。
誰?
そもそも“博多のマンション”わ“オートロック”で、誰でも自由に出入りできるわけでわなく、メールボックスのあるエントランスにわ監視カメラが付いてるのだよね。
そこで
母👵わ、警察さんを呼んだあと、すぐに“管理会社”と“管理組合の理事長さん”に電話したとのこと。
◼️管理会社の話
管理会社の担当者さんの話によると、警備会社に確認してもらうが、いつのことか分からないので、時間が掛かるとのこと。
母👵としてわ、3月の終わりに一度〜“博多のマンション”に来たときに、メールボックスの中を確認したそうですが、その際わ“その紙”わなかったとのこと。管理会社の担当者さんにわ、3月中旬くらいから確認してほしいとお願いしたそうなのです。
◼️管理組合の理事長さんの話
管理組合の理事長さんにも、今回の“アウトロッカーの鍵が壊されてた”件と“赤色のマジックで文字の書かれた紙”の件を話したそうなのです。すると、すぐに理事長さんが部屋に来てくれて、“その紙”を見て、かなり怪訝そうな顔をして…
“このマンションでコレまでこのような悪戯わ聞いたことがない”とのこと。
また、“博多のマンション”わ住民同士のトラブルがほとんどなく、“問題を抱えた住民”も特に聞いていないと………
ところが
母たちと理事長さんのやり取りをソバで聞いていたイビルお嬢👧が“なんか夜中に部屋の前に人が来る”という話をしたところ…
理事長さんがしばらく黙ってたそうですが、おもむろに“ある住民”のことを話し始めたそうです。
▼
“ある住民の話”
想い当たるとすれば、1年程前にこのマンションに引っ越してきた“40歳台の女性”住民。60歳台の父親とふたりで引っ越しできたとのことで、当初わ父親とふたりで住んでいたけど、今年の2月頃から父親が別の所に住むことになったそうで、今わ、その娘さんが一人で住んでるとのこと。
その娘さんわ仕事をしてないみたいで、一日中家にいるみたいなのだけれども、昼間にマンション内をフラフラと歩き回ってたそうなのですよ。
住民に迷惑をかけるわけでもなく、ただ、通路をふらふらと歩いてるだけで、挨拶をすると、囁くように“こんにちわ”と挨拶わ返すらしく、当初わ他の住民たちに気味悪がられてたそうなのだけれども、特に危害を加えるとかそんな感じでもなかったので、そのうち誰も気にしなくなったみたいなのです。
ただ
“いつも赤いジャージ”姿
…そのせいか、このマンションに住む子供たちからわ“赤ジャージおばさん”と呼ばれて、揶揄われたりすることがあったみたいで、逆に、子供たちのその女性に対する行為が問題になったこともあったとか。エントランスでエレベーター待ちをしていたその女性に複数の子供たちがサッカーボールを投げつけたりしてるのを、他の大人の住民が注意したこともあったとか。また、マンションの掲示板に“マンション内をうろついている赤いジャージの女は危険です”と書かれた紙が貼られたりと。
その話を聞いて
私わ
…とても“悲しい気持ち”になったのです
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考察
日曜日☀️
母たちみんな、“博多のマンション”から戻ってきました。
“君の悪い出来事”
*ボクちん👦が話してる夜やってきた女の人
*アウトロッカーの鍵が壊されてたこと
*赤いマジックで文字が書かれた大量の紙
そして
*赤ジャージおばさん
いずれも
点を線で結ぶことができる確たる証拠のようなものわなく、それぞれ全く異なる出来事かもしれないし、もしかすると、“赤ジャージおばさんが赤いマジックで紙に文字を書き、その紙を持って、深夜にうちの部屋の前までやってきて、アウトロッカーの鍵を壊し、その紙を植木鉢の中に入れた”のかもしれない……ただ、どんなに考えたところで、謎わ深まるばかりだし、紙に書かれてた“曜日”や“日にち”の意味だって、書いた本人にしか分からないと想うのだよね。
ただ
理事長さんわ“赤ジャージおばさん”の名前や住んでいる部屋番号わ伏せたらしく、母たちも敢えて聞くようなことわしなかったみたいなのだよね。
私
日曜日に母たちと改めて“気味の悪い出来事”について話をしたのだけれども、被害的なことといえば、“アウトロッカーの鍵が壊されてた”ことくらいだし、答えの分からないことをいくら考えたところで確たる答えが出るわけでもありませんので、結論としてわ“そっとしておこう”ということに…。
ボクちん👦も、その話を聞いて、“う〜ん…”と、確かに怖い想いわしたのだけれども、なんとも複雑な気持ちになったみたいなのです。
母の話によると
理事長さんわ“赤ジャージおばさん”について、確かにマンション内をフラフラ歩き回るのわ“気味が悪いこと”かもしれないけど、本人にとってわ何か意味のあることなのかもしれない…特に住民に迷惑をかけているわけでもなく、挨拶も返すし、むしろ、その女性に対して嫌がらせをする子供たちに憤りを感じると。そんなことがあって、他の住民も“そっとしているのでわないか”と。
理事長さんわ
最後にそんな風に話したそうなのです
🌷
ᵗʱᵃᵑᵏᵧₒᵤও⸜(*ˊᵕˋ*)⸝
🌷りんくです🌷