娘は言葉とか物事に対して何でも興味があるっていうのか、
解決しないと気がすまないというのか、その好奇心といったらものすごいもので、
とにかく小さい頃から何でもバンバン質問してきます(子供はみんなそうですよね)。

このごろ体調を少し崩していた私でしたが(冬にはめっぽう弱い私・・・)、
昨日だいぶ元気ないつもの母ちゃんに戻った私を見て
「ママ、どうして元にもどったの?だいぶ元気じゃない?
教えて教えて、なんで今日は元気なの?」

ま、素朴な疑問。素朴な興味。

「そうねぇ~、くらら@さんとか、いろいろなママのお友達がね、
ママに元気をくれたのさ。」

娘の顔が見る見る変わる。。。。

「えーーーーーーーーーーーーーー!!??
ママ、くららと知り合いなの???ええええええええええーーーー??」

し、し、しまった。今夕方「アルプスの少女ハイジ」が再放送でやっている。
しかも今「くらら」が毎日のように登場して、それを釘付けになってみている娘。。。

娘の興味津々スイッチを押してしまった・・・。

「ママ、どうやってくららと友達になったの?どこから入った?」
とテレビのあちこちを指している娘。。。

お、お、おいおい、母ちゃんテレビ入れないから・・・

娘はクイズ番組が大好きで、テレビの中で答えが分からなくてこまっている人がいると
パパに答えを教えてもらって、
なぜかテレビの右下にある小さな穴に向かって
「答えは○○○だよ。頑張って。」とコソコソ言っています。
たまたまその人が答えちゃったりした日には、自分の声が確実にその人に届いたと
胸まで張っている(^^;)

だから、テレビに人が入ってるって思っているのであります。
(そろそろ小1も終わるし、その発想はいいんだろうか。)

だから、私がこっそりテレビに入って、ハイジに出てくる「くらら」と仲良くなったのだと
思い込んでいます。抜けがけだとも思わんばかりの勢いです。

私は
「くらら、っていうのはね、くららじゃなくって、くらら@。。。んん、
そんなこといってもわかんないなぁ、えっと、くららって同じ名前のおねえさんがいてね・・・」

「えーーー、やっぱりくららじゃん。ねえ、紹介してよ。くらら紹介して。ついでにハイジも!」

ハイジ、ついでなの??

「・・・・ああ、、そ、そ、そうだねぇ。こ、こ、こんど、くららさんにきいてみるからさぁ。
あは、あは、あははは・・・・・」
といって会話を閉め、娘の興味津々な気持ちを
なんとなく丸め込むより方法がなくなってしまいました。
(くらら@さん、ごめんなさいね。こんなところで登場させてしまって~)


夕方6時のニュース時は一番大変です。
夕食の準備で忙しい時間帯ですが、まぁ、これが質問攻め。

娘:「ママ~、こんご ってなぁに?」

私:「ああ、今後 ね。 これから ってことかな。」

娘:「ママ~、 じゅうしょうって なあに?」

私:「はいはい、 重傷 ね。 ちょっとひどいけがをしたってことかな。」

娘:「ママ~、 じゅうたい ってなあに?」

私:「へ??(なんかどんどんヘビーになってくな。流れからすると) ああ、重体 のことだね。

それは、怪我もとてもひどいけれど、もっと体が大変な状態で、意識もないっていうのかなぁ」

娘:「いしき って何?」

私:「いしき? んん、いしき ねぇ。」

答えを考えているうちに、

娘:「ママ~ えんこん ってなあに?」

私:「ええええ???怨恨??」

娘:「いたい てなぁに?」

私:「・・・・う~ん、遺体。。。・・・」

夕方のニュースは、トップで事件や事故のニュースをやりますよね・・・。
そこにとても食いつく娘なのです。
こうやってきいていると、ヘビーな言葉が多すぎるなぁとも思う。
答えるのもしのびない気持ちになります。

答えないのも変だし、時々答えるの難しいなぁ、とか
その言葉はまだ知らなくてもいいんじゃないかなぁ、とも思ったり。。。

でも娘の言葉に対する意欲は尊重したいし。できるだけ答えてあげたいし。

母ちゃん、悩みますよいつも。

いつか、娘は
「ママ~、今日は新しい言葉を覚えたよ。」

「へ~、そうなの??なんていう言葉?」

「う・わ・き」

「へ????!!、・・・・う、う、うきわでしょう??またまたぁ~」

「違うよ、うーわーき!!男の人がねぇ、他の女の人をねぇ好きになることだよ。
テレビでおぼえた♪」

「(絶句)」

嬉しそうにいってるけどさ・・・。そんな言葉に食いついて覚えなくても(^^;)
あんたの年でその言葉使う機会、そうそうないと思うよ、母ちゃん。。。

メディアの力ってものはすごいものがあるなぁ・・・。

また、うちの娘は本も大好きで
そこからもいろんな言葉や知識を覚えてくるから、母ちゃんてんてこまいです。

「ママ、二日酔いって知ってる?あのね、二日酔いには大根の味噌汁だよ。
今日ね、本で読んだ。お酒で酔っ払ったら大根がおなかに優しいらしいよ。」

う~ん、突然のご意見。私は一応、
「・・・・はい、はい。教えてくれてありがとう。」とお礼を。
・・・って、どんな本じゃい!!

この間は、鏡の前で大口をあけてジャンプし続ける娘。

「な、な、なにしてるんだい??」

こわごわ聞く私。

「うん、今日ね、本でね、のどちんこの本を読んだんだよ。
そんなもんが、のどにあるなんて、知らなくってさ~、
ジャンプしたら、男の子みたいに揺れるかな~っておもって、実験中♪」

今日も興味津々スイッチ入っちゃったのねぇ。

「・・・・・、が、が、がんばってね。」としか言えなかった母ちゃん。

その少しあと、
「ママ、おならは我慢したらいけないよ。頭痛とかの元になるんだってさ。
本に書いてあったよ。・・・・・ってことは、ママいつも頭が痛いっていってるってことは
おなら我慢してるの?????そりゃぁ、大変、さあ、して、して
しないと体に毒だよ。」

「ママ、別に我慢してないし、今はでないし・・・」

「しなくちゃ駄目だよ、ホラホラ。」

でません、母ちゃん、自由自在にはでませ~ん。

そのあと、娘は、「体の不思議」みたいなそういう系統の本を読んでいると知りました(^^;)


そういえば、いつかの学校の授業では

先生が「と」がつく言葉をなにか上げて下さいネ、というと
たいがい、みんな「トマト」「とけい」「トイレ」とかそんな感じ。
娘は胸をはって「とのさま!!」と答えていました。

では次、「た」がつく言葉、あげてくださいね、と言われ、
娘が答えたのは・・・「たつまき」

そんな言葉、よく突然小1の女子が言うもんだ。ちょっと笑った母ちゃん。
ま、言葉好きだから、これもよしかなぁなんて思っていると・・・

今度は、先生が「む」のつく言葉上げで下さいネ、と言ったとき
みんなは「むし」とか、「むら」とか「むかし」とか、そんな普通の答えでしたが

娘は

「むかつく」

・・・・・・・・・・えええええええええええええええ!!!??

母ちゃん、撃沈。そ、そ、そんな言葉言わなくても。。。
顔から火がで~た~ぞ~~

その帰り道、さすがに娘に「むかつく」はまずいよ。とちょっと怒りモードの母ちゃん。

「ねえ、ママ。むかつく ってなあに??」

「えええええーーー!!!??意味分からなくて発表したんかい??」

「よく、みんな言ってるし、昨日読んだ本にもね、『むかつく』ってかいてあってさぁ、
気になってママに聞こうと思ってたんだけど忘れちゃってて、
たまたま、今日 む のつく言葉の練習でそれ思い出してさぁ~♪」

・・・そこで思い出さなくても。なぁ、思い出すタイミング、ちょっと違ってないかい?

親が使わなくても、世間にはそんな言葉もたくさん溢れてるこの現実。

とにかく、先に、母ちゃんに意味を聞いてから発表しておくれ~(泣)

私は
「自分で意味のわからない言葉は、言っちゃいけないよ。
まずママに意味を確かめてからそれから使うこと。分からないと思ったらその場ですぐ聞くことが大切。
じゃないと、今回みたいに、聞くの忘れて、使っちゃうよ。
興味のあることも、まずはママに聞くこと。
間違って何かを覚えて、それを知らないで友達に使ったりやったりしたら、
相手が傷つくこともあるんだよ。だから、必ずそうしてね。」

と言って、きつく約束しました。

そのあと、「むかつく」という言葉の意味を静かに娘に教えた母ちゃん。

娘は、わんわん泣いて、がっくりしていました。

自分がそんなすごい言葉を、
意味も知らないで発言してしまったこと、とってもショックだったんでしょうね。
かなり落ち込んだ娘でした。


・・・・・・・・・・・その時の約束のおかげです。
娘の興味津々&言葉の質問が前にも増して溢れる毎日になったのは。

母ちゃん、毎日回答がんばるよ~(涙)娘の興味津々紀行はまだまだ続く~
何事にも興味があることはいいことです。きっと。

もっと素敵な言葉も覚えよう。いい言葉いっぱいあるんだからさぁ!


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