読んだ本と観た映画の備忘録memo。

まずは本から。

 

「父からの手紙」 小杉健治

家族を捨て、阿久津伸吉は失踪した。しかし、残された子供、麻美子と伸吾の元には、誕生日ごとに父からの手紙が届いた。十年が経ち、結婚を控えた麻美子を不幸が襲う。婚約者が死体で発見され、弟が容疑者として逮捕されたのだ。姉弟の直面した危機に、隠された父の驚くべき真実が明かされてゆく。完璧なミステリー仕立ての中に、人と人との強い絆を描く感動作。

 

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すでにうっすらしか記憶がないのですが…滝汗「泣ける」&「感動」と書かれたポップに惹かれて思わず手にした1冊だった記憶。涙デトックスをしたい気分だった模様。(←病んでるのかw?)初めて読む作家さんです。めっきり涙腺が緩くなったお年頃とはいえ、天邪鬼ゆえ「泣ける」と書かれた本ほど冷めてしまう傾向にあるのですが(←じゃあ読むな真顔) 最後の最後はウルっときました。個人的には納得できないというか共感できないというか、家族愛って人それぞれ。知らなかったのですがドラマ化されているようですね。映像で見る方が面白い内容かも。

 

「ウツボカズラの甘い息」 柚月裕子

家事と育児に追われ、かつての美貌を失った高村文絵。彼女はある日、出掛けた先で見覚えのない美女に声をかけられる。大きなサングラスをかけたその女は『加奈子』と名乗り、文絵と同じ中学で同級生だというのだ。そして文絵に、あるビジネス話を持ちかけるが―。この再会は偶然なのか、仕組まれた罠か!?鎌倉で起きた殺人事件を捜査する神奈川県警捜査一課の刑事・秦圭介と鎌倉署の美人刑事・中川菜月。聞き込みで、サングラスをかけた女が現場を頻繁に出入りしていたという情報が入る…。事件の鍵を握る、サングラスをかけた謎の女とは!?日常生活の危うさ、人間の心の脆さを圧倒的なリアリティーで描く、ミステリー長篇。

 

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「孤狼の血」シリーズでお馴染みの柚月先生。この作品の主人公は女性。文絵が主人公と思いきや…。一気読みでした。ネタバレ防止のため詳しくは書きませんが、もう一方の視点から別の物語があっても面白いかも。あえて続きがあるのか?と思わせる終わり方も個人的には良かったかな。主人公以外の登場人物も魅力的で、刑事と若手美人刑事コンビも面白く、このコンビでまた違う小説を書こうとしているのかしら?本を読み終えてタイトルに納得。あり得なそうで、あり得そうな話。オンナは怖い。

 

「外資のオキテ」 泉ハナ

英語を使う仕事にあこがれていた貴美子は、一念発起して会社を辞め、語学留学を決行。帰国後、悪戦苦闘の転職活動の末、なんとか決まった米系企業で外資での一歩を歩み始める。キャリア志向のヒステリック上司、ステップアップのために職場を切り捨てる無情な先輩…。絵に描いたような癖のある面々に翻弄されながらも、少しずつ仕事の本質に気づき始めて―。外資系企業を舞台に繰り広げられるリアルお仕事成長物語。

 

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この本の内容自体は社会人歴の浅い若いコちゃんが読むと良いのかな。さすがにさくこさんの年齢になると、少なくとも私の周りには「英語が話せる」ってことだけを武器だと思っている人はいないので、この本を読んで「そうだったのね…!」とハッとする(?)ことはないけど真顔 まだ社会人歴が浅い方が読んだら「自分の強みとは?」とか、そんなベーシックなことを考えるきっかけにはなるかもしれません。(まあ、あくまで小説ですが)

今回の本は内容的にはさくこさんにはイマイチでしたが、この作家さんは好きなのです。おそらくこの作者さんはさくこさんと同業者(いまは作家さんなので、元同業者か)と思われ、「職種あるある~」的に共感することも多く、デビュー作から全作読んでいます。

 

最後に今年2本目の映画はこちら。

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お友達のblogを読んで、観たいなーと思っていた作品。だいぶ前に本を読んでいたので、内容的には知っていたのですが、鑑賞後の最初の感想は「これ現代のハナシ…?」。思わずお連れ様に時代設定を確認してしまいました。ブラック企業がアレやコレやと騒がれている昨今、ちょっと盛りすぎな印象だったのですが、それは私が恵まれているからなのかしら?いわゆる「旧財閥」にも勤務したことはありますが、ここまで酷くなかったしなぁ…。まあ、いわゆる「グループのドン」はいたけど。こんなところで書ける内容ではないので詳細割愛ゲッソリ

「企業とは、組織とは?」多かれ少なかれ働きマン人生のなかで直面することなので、共感する場面もたくさんあったけど、如何せん、さくこさんの現状(及び周囲)には見受けられないことばかりなので、どうも冷めてしまいました。もうちょっと年齢が上の、THEサラリーマンのオトウサンたちには共感しまくりーーー!の内容なのかな。(今の若者たちは果たして理解できるんだろうか?)

 

最後の最後の「不正は絶対になくならない」。ここに激しく同意してしまう自分に、社会人人生も長くなったものだなあ、と苦笑い。これがこの映画のすべて。あと、出演者は豪華の一言。見ごたえ十分でした!

 

今週末はお馴染みAちゃんと映画おデートの予定。

さて何を見ようかな~?