その事について、ハンナが若い頃は悩んだりしたけれど、彼女と色々経験していく中で
“無理に他所の犬と仲良くさせなくてもいいではないか”
と思うようになり、それまで取り憑かれたように抱いていた“犬の社会化”という重荷を降ろす事ができた。ハンナは今でも他所の犬に吠えるけれど、それは私の経験で回避していけば良いのだ。
話しが逸れてしまったけれど、こんなハンナにも一緒に過ごせる犬の友達がいる。
ラブラドールのトトだ。
知り合って6年になる。
トトはハンナとは正反対にどんな犬とでも穏やかに過ごす事ができるスーパードッグである。飼い主さん曰く苦手なタイプもいるようだけれど、そんなのハンナの比ではない(苦笑)
そんなトトが久しぶりに遊びに来てくれた。
ハンナは大喜びだった。
トトは迷惑そうだった。
トトは7歳。
ハンナは8歳。
私もそうだけど、トトの飼い主さんもシニア期に入り始めた愛犬の変化を感じている。
この子たちが後どのくらい今までのように過ごせるのだろうか。
犬と犬の友情とはどんなモノなのだろうか。
ハンナは先代犬のマックを3年前に亡くしてから、犬との一緒の生活が終わっている。
マックとは年齢も離れていたから、仲良く遊ぶという間柄ではなかったけれど、“犬”という同族が居なくなった生活をどう感じているのだろうかとふと最近思った。
ただ、私たち人間に向ける態度とは明らかに違う動きや表情を見ると、たまには仲の良い(と勝手に思っている)犬と過ごしたり、会ったりするのも彼女たちにはいいのだろうな、と思ったりする。
トトもハンナもいつまでも元気でいるのだよ。


