先日、ある新規プロジェクトの説明会に出ました。
その場で、いろいろな方々から、説明を受けたのです。
その時感じたことは、
詳しく説明をされたからと言って、
記憶に残るとは限らないということです。
つまり、
相手に話が伝わるかどうかは、
時間には比例しないということです。
私たちの脳は、
たくさんのことを一度に憶えることはできないそうです。
具体的にいうと、
短期的には、最大7つ、平均4つまでしか記憶できないそうです。
だから、
説明を長々と聞いたり、読んだりしていると、
次々と忘れてしまいます。
では、
相手にしっかりと伝えるにはどうしたらいいか?
スピーチの上手い人の特徴と言えるのですが、
話の上手い人は、人を聞く気にさせます。
その特徴は、
思いつくままに上げてみると、
まずは、構成がしっかりしてます。
ちゃんとオチがあるというか、つながりがあるんですね。
逆にいうと、
まとまりのない話は、聞き手を飽させます。
次に、
メモに頼りすぎるのも、ダメです。
よく、資料を読むだけの人もいますが、最悪です。
あとは、
だらだらと、センテンスが長い人も聞きづらいです。
しゃべっている人も、
着地点がどこになるのか迷子になっているのでは?
と思っちゃいます。
ワタクシは、
ラジオの生番組の前の打ち合わせで、
「センテンスを短くしてください。」
ということをお伝えしています。
すると、
「具体的には?」というように合いの手を入れることができて、
話が迷子になりません。
リズムもできて、聞きやすくなります。
あとは、ジェスチャーなんかも大事ですね。
人間、誰しも、動いているものに目を奪われます。
あの猫と似たようなものです。
正しい姿勢で直立不動だと、どうしても脳が飽きてしまいます。
もっと最悪なのは、だらしない姿勢で喋り続けることです。
よく、資料片手に体も傾きながら、
話し続ける方がいらっしゃいますが、目も当てられません。
さらに、
声の抑揚なども重要ですね。
一本調子だと、まるで、子守唄でも聞いてるかのようです。
多分、5分と持たないことでしょう。
いずれにせよ、
プレゼンやスピーチをするということは、
人にしっかりとお伝えするという責任が伴います。
まずは、その場をしっかりと想定し、
練習して臨むことが必要でしょう。
何事も、ぶっつけ本番ではいけません。
練習からくる自信が聞き手に伝わると思うのです。