釣り上げた魚達を雅紀先生と二宮くんと潤の3人が騒ぎながら網に乗せて焼き始めた
その姿を眺めながら智さんと2人
水平線に沈む夕日を見ながらビールに口をつける
「「はぁー、うまっ!」」
適度に疲弊した身体にアルコールが染み渡る
「なぁ、翔くん」
「ん?」
「潤の事、いつかもらってくれるんだろ?」
潤の親代わりである智さん
「うん、そのつもりだよ」
潤が大学を卒業したら
漠然と考えていた事
「潤のあの笑顔、守ってくれよ」
ふにゃっといつものように笑った智さんの横顔は
どこか寂しそうでもあった
3人の笑い声が響く