「ちょっと顔、洗ってくるね……」


そう言って洗面所に向かった潤

その隙に増田と上田にざっと状況を説明する
上田は今のうちに帰ると言ってくれたが、それはそれで潤に怒られそうだ



「すっげー美味かったっす!」


「よかった、お粗末さまです」


たらふく食べた増田と上田は潤にも会えてご満悦て帰って行った




「潤……ごめんな……」


食器を洗う潤を後ろから抱き締める


「ううん、俺も言っておけば良かったし…
ってか、しょおくん、動き辛いからっ」


そんな潤の抗議は気にせず、項にチュッとキスを落とす


「しょおくんっ………」


「一緒に風呂、入ろうな」


「……うん」


そうと決まれば潤の気が変わらない内にと、せっせとお風呂の準備だ






準備万端、後は潤が終わるのを待つだけ……
だったはずなのに


俺はニノの前で反省中


すっかり連絡した事を忘れてた

潤のスマホに何回も連絡したらしく、確認するとおびただしい数の着信履歴

チェストの上に放置していて全く気付かなかった


「潤くん、何かあったら家に来なさいって言ってるでしょ?」

「だって、相葉くんがいるかな?って」

「あの人より潤くんの方が大事ですから」


いやいや、それはそれで雅紀が可哀想だぞ


「翔さんっ!」

「は、はいっ!」

「もう、こんな事ないようにして下さいよ」

「はい………ご心配おかけしました……」

「全く何もなかったからいいようなものの…………」


その後、まだ続きそうなお説教は雅紀からのラブコールで終了を告げた