「では、よい一週間をお過ごし下さい」


櫻井さんのニュース番組が終わってベランダに出る

タバコに火をつけて咥えながらスマホを見るとまぁからのLINE


『潤~~見たよ!ちょーいいっ!俺もちゅうしたくなっちゃったよ~~~』

唇を突き出すスタンプと共に送られてきたLINE


まぁこと相葉雅紀
俺の幼馴染で昔からよくつるんでいた
歳はまぁの方が1歳上で、お互い一人っ子同士、兄弟みたいに育った

モデルになるきっかけも、まぁと遊んでた時に声を掛けられたよくある街角のスナップ写真

読者モデルから俺はモデルへ、まぁはスタイリストに転身していった



「ふっ、バカな事ばっかり言ってるよ」

べーっと舌を出したスタンプだけ送るとタバコを消した

いつものルーティン
シャワーを浴びてストレッチをして明日のスケジュールを確認

ベッドに入って本を読みながら睡魔を待つ

ここから長い夜が始まる


数時間経っても睡魔はこない
時計を確認すればもう午前3時

「あー、これはヤバいパターンだな」

そう思った俺はベッドサイドの引き出しから1錠、薬を出す

ペットボトルの水でそれを飲みほし、まぁにLINE

『飲んだ』

その一言
薬を飲んだ時は必ずまぁに報告する

そしてスマホを握り締めたまま眠りにつく


次第に薬の効果で俺は闇の中に引きづりこまれた