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しょおくんが俺で感じてくれた

ただその事が嬉しくて、普通の恋人みたいな甘い時間が過ごせることが嬉しくて

シャワーを浴びようとベッドの周りを見れば、脱ぎ捨てられた衣服があちこちに散乱し、シーツには………

「洗わなきゃ、替えのシーツあったかな?」

さっきまでの甘い時間からそんなに経ってないのに、現実的な事を考える自分が不思議


「じゅーん、風呂 できたぞっ!」

「あっ、はーい」

そんな返事してから、ふと考えた


2人で入るの?
しょおさんと??

む、無理っ!!

「じゅーん、先に入っちゃうぞぉ」

「あっ、さ、先に入ってて、後から行くから」

俺がそう答えるとシャワーの音がきこえてきた
しょおくんが出る間際に脱衣場に行けば大丈夫かな?
そんな考えをしていると、シャワーを浴びてたはずのしょおくんが後ろにいた
ガシッと肩を掴まれ振り向かされる


「潤、はいっ、行くよ~~~」

「し、しょ……ちょっと待って……」

「潤の考えなんてお見通し。今更、恥ずかしがってるんだろ?」

なんでわかるの?

ニヤリと笑うとしょおくんは俺の手を引っ張っり風呂場に向かった

脱衣場で有無を言わせず脱がされ、シャワーまで浴びせられる

「洗ってやろうか?」

「い、いいっ……です!」

そんな事されたら恥ずかし過ぎる

俺はしょおくんがバスタブに浸かるのを確認してからさっさと身体を洗った

「潤、おいで」

もう、ここまで来たら仕方ない
そっとバスタブに足を入れ、しょおくんの前に体育座りをする

「なんでそこっ?」

「いやっ、どこよっ?」

「ここに決まってるだろ」

そう言うと、俺の手を掴むしょおくん
クイッと引っ張られ、後ろ向きになるとすっぽりしょおくんの足の間にはまってしまった

は、恥ずかしい………

「ほらっ、寄りかかれよ」

しょおくんの手が俺のお腹の前で交差され、さらに密着する

グリグリと頭にしょおくんが顔を擦り付ける
チュッと頭にキスをされ、ギュッと後ろから抱き締められる

恥ずかしいけど心地いい

身体が温まってきた事もあってか、少しずつ緊張も薄らいできた


「潤、好きだよ……」

「うん…俺も………」