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潤の手をそっと握り俺のモノに導く

恐る恐る触れるその手は少し震えているが、ゆっくりとそれを撫で上げる

「んっ…じゅ……ん、そのまま……」

覚束無い手付きが逆に俺を煽る

自分でベルトを外し、そのままパンツと下着を一緒に下ろす

片方では潤のモノを
もう片方は潤の手を導きながらお互いのモノを握れば、後は気持ちに素直になるだけ


「はっ…あぁ……しょぉ…………」

「じゅん…気持ちい……ぃ?」

潤の先から滴り落ちる液体を潤のソレに纏わせさらに加速させれば、潤も同じ様にしてくれる

「…いっ……あっ……」

俺の手を離しても潤は俺を握ったまま

「じゅん……」

唇を塞ぎ手の動きはお互いそのまま、舌を吸い上げ、唾液を混じらせ部屋に響く水音

潤の身体がビクッと震え出しその時が近い事を知らせる

更に強く激しく
潤の手も比例する


「しょ……だ、だめっ……あぅ……んっ」

「いいよ、そのまま……」

「だっ………しょおっ………んんっ!」

俺の手に熱いものを感じたと同時に俺のモノも強く握られる

「んっっ……!」




熱くなった身体を冷ます様にゆっくり息を整える

「じゅん?」

俺にしがみついたまま、顔も上げずピクリとも動かない潤に不安になる

「じゅん?大丈夫か?」

「………しょ……おく………ん

グリグリと胸に頭を擦り付ける潤が可愛い

「ん?気持ち良くなかった?」

「ち、違う………けど……」

「けど?」

「………は、恥ずかし………ぃっ」

「ふはっ!気持ち良かったなら良かったよ」

「し、しょおくんっ!」

がばっと真っ赤な顔を上げて俺を睨む

「大丈夫だっただろ?潤が男だとかそんなの関係ない。潤だから潤とだから俺も気持ち良かったよ」


チュッと軽いキスを落とす
頭をわしゃわしゃと撫でれば更に赤くなる


「とりあえず風呂、行こうか?」

「………うん」