**こちらは素人の妄想の世界のお話でございます。あくまでも妄想。
あくまでも作り話。よーくご理解の上、先に進みますようお願い申し上げます。
自慢のカスタムバイクを駐輪場に停めヘルメットを脱ぎながらビルのドアを開ける
「おっはよーーー!」
明るく元気な声で挨拶するもいつも返ってくるスタッフの返事がない
どうしたのかと事務所の扉をあけてみてももぬけの殻
すでに早番スタッフの出勤時間は過ぎているのに受付にも事務所にも誰もいないのだ
ポケットからスマホを取り出しグループLINEを確認するが、誰かが休むような連絡は一切ない
まずはスタッフたちが病気でない事に安堵するが、理解不能の状態に陥ってしまった
仕方なくロッカーに着替えをしに向かおうとするとその先のトレーニングルームの方が騒がしい事に気が付いた
何やらトレーニングルームが見渡せるガラス窓の前に人だかりがある
「なーんだ!」
今日は年に数回、みられるかみられないかの貴重な日だったんだと納得する
雅紀の声に気付いた何人かのスタッフが慌ててスペースを空けた所から中を覗くと、トレーニングに勤しむ潤の姿があった
「はいはい!みんなー、持ち場に戻るよーー!」
スタッフたちが散り散りに持ち場に戻ると潤の傍に駆け寄る
「この時間、久しぶりじゃん?」
「あっ、雅紀」
潤は週に2、3回ジムに訪れるのだが、仕事の都合上、閉店間際だったり、閉店後だったりする事がほとんどだ
いくらスタッフといえ、イケメン兄弟の中でも小さくて彫りの深い顔と長い睫毛、魅惑的な唇とダントツのイケメン潤を拝める機会はあまりない
そんな潤が日中、稀に現れるとスタッフも騒然となりその姿を目に焼き付けようと仕事も忘れて夢中になってしまうのだ
「雅紀ー、あのスタッフさんたちどうにかしてよ」
恥ずかしがり屋の潤はスタッフの視線を気にしないふりをしながらも、恥ずかしさを隠すためにいつも以上にトレーニングに集中する
「潤だもん、仕方ないよーーー」
自慢の弟が皆の視線を集める事が自分の事のように嬉しい雅紀だった