結弦くんの代表入りが正式に発表され、こころは3月、春が楽しみです。
『フィギュアスケートファン2018‐19』より ![]()
全日本を終えてからだいぶ経ってしまったので、日本男子の今後に向けた思いを、年の終わりに書き置きしておこうと思います。
久々復帰の大輔さんが全日本準優勝されました。若手に経験をということで代表を辞退した大輔さん。若者に経験を積む機会が与えられるのはいいことです。・・ただ、この経緯について、メディアは・・あまり見れてはいないのですが、美談のように報じている記事タイトルがちらついていたので、気になりました。
自分に希望がないとわかったから譲った。という経緯なのに、「若者に機会を」との英断が素晴らしい、とかあちこちで言ってませんか?
もし自分がまだ世界に通用する出来になっていたなら、どうしていただろう。それでも若者に経験積ませるために、辞退していただろうか。もし、最初からそう思うなら、初めから全日本に出る前に辞退を宣言のうえで全日本に臨んでいたのではないだろうか。
伏線で、若者に機会を与えたいという気持ちも、確かにあったと思うんです。でも自分に希望がないとわかったからあなたどうぞ・・そのまま言ったのでは失礼なので、伏線の気持ちを置き換えた。そういう話です。だから、純粋な「若者に機会を!」だったとは言えない、ちょっと飾った話ではないかなと、わたしは思います。
厳しいかもしれないけれど、わたしは、そういうのは好きではありません。人を振り回しているでしょう・・わたしも迷いやすい性格だから、他人ごとじゃないなと。だから、思うんです・・今回のような決断の仕方をもし自分がしたなら、相手に手をついて、自分なら、謝るだろうな。自分なら、すっきりしなくてあと味が悪いだろうな、と。
大ちゃん、しょーないなあ~、自己ちゅーじゃん、それ・・
責めるような話ではありません。彼の人間臭い可愛さだと思って、見ていたいです。問題は、これを持ち上げる各メディアの記者が、結弦くんに対して、いつもどうしていたか(もっとも、結弦くんなら、こんな中途半端なことはしないと思うけど)。差別がないのかどうか。
4回転を安定して跳べる選手が、後進にあまりいないのですね。
それとPCSの低さが気になりました。
大輔さん宇野くんのPCSはともに45点台。他の選手は、40点さえ行かなかったんですね。PCSを出すよう、日本男子はがんばるべし。全日本で言えば大輔さん宇野くんを目指すべし、ですね。
宇野君はNHK杯ショートで44点台でした。ロンバルディア杯(ルール改正直後で各ジャッジの判定が定まってない頃)で46.5点でした。
そのPCSにはSSという項目があります。スケートの滑らかな動き、方向転換のバランスの良さ、加速、流れの持続性…選手のスケーティング技術に対する評価。
結弦くんは、ターンしながら加速しつつ、エフォートレスに高難度ジャンプを跳び、ジャンプした後も加速でき、ターン・ステップで自在にエッジを使い分け、音の質感まで表現できるSSを持っている。あのパトリックを凌駕してしまいました。パトリックも、結弦くんのスケーティングの美しさを讃えてくれるようになりました。
ちなみに、結弦くんの、ロステレコム杯ショートのPCSは、48.09点。SSの高さも、総じて世界トップです。PCSで目指すべき最終的な選手は、やっぱり羽生結弦くん。ですね。
スケートの上達でいちばん大切なのは、TESのGOEとPCSの二つそろえること。そのための基礎スケーティングこそが大事であると、ブライアンも著書で書いてらっしゃいました。そしてその最高傑作品が、羽生結弦選手であるということですよ。
GOEプラス5ルールができたのも、3では評価しきれない結弦くんの技の見事さに対する正しい評価をするために、プラスの幅が増えたと聞いてますし(ふたを開けてみると微妙に違うけど)。
演技の評価は、好みや何らかの事情で真価よりも増減させられることがあります。でも結弦くんの評価が目減りされることがあっても、それでも勝利してしまうほど結弦くんについてくる評価が絶大に高いのは、特に世界のプロや専門家はちゃんと見るところを見てるってことです。
コーチのネームブランドのおかげだなんて寝ぼけたことを言ってる人は、そのうち置いてかれるからね。
アッカンベー
これをリアルタイムできちんと解説できる人が、日本国内にはいなかった。フジTVなんか、酷いの最たるもんです。
八木沼さんは結弦くんがこれだけの凄さをもった今でも、たとえば11月のロシア杯を振り返って「ビビッド」で解説した、羽生選手の強さの3つの秘密でも、「対応力」「愛」「憧れ」だけでして、あんな怪我をしてでも滑れるほどの「技術力」のことは、ひと言も言わなかった。
『フィギュアスケートファン2018‐19』
結弦くんの技術の別格さ、美しさ、たとえばバラいちの音ハメの絶妙さのことに「絶対に」触れない。局側から放送禁止語句に指定されているのかな、と疑うほどです。
高橋選手・宇野選手の表現力、音ハメ、色気のことばかり。本田氏や荒川氏も結弦くん解説では「マイナス要素がない」程度しか言わず、優れている内容の詳細をあまり言いません。皆さん、いつまでそれを続けるのかな、と・・ず~~~~っと、ストレスを感じております。
世界中の名だたるレジェンド、名伯楽、解説者から、史上最高のスケーターとまで絶賛され続けている素晴らしい選手がいるのに、祖国ではそれを理解しない方々がとても多い・・これ、日本フィギュアの将来のためになるのですかね。。
織田くん解説が出てきてくれたことは、救いです。マッチ―もそうかな。
報道ステでマッチーが、「芸術性」とは音楽との調和、まるで"エッジが音を奏でているよう" な演技であると解説してくれてました。平昌での羽生結弦選手のショートプログラム「バラード第1番」がそこで流れていたそうです(ブロガーさんの記事から)。
追記です ・・じつは・・
ちょうど全日本をやっていた頃、録画をチェックしていたら、たまたま平昌での結弦くんのバラいちのところに行きあたり、つい見てしまいました。考えて見たら、あの髪なでとか姿勢の美しさばかりに目が行ってたな・・と、あらためて足もとのエッジの動きばかり、ガンケンしたんです。そうしたら・・
画面撮りから
この曲の中にある哀しみや不安のような蒼ざめた世界を表す静けさ、それと、蒼ざめた世界の先で湧き起こる、願いにも似た激しい思い・・
ピアノだけのシンプルな音だからこそ表れる世界・・結弦くんのエッジの動きが、繊細な音の流れや音の強弱まで、ぴったり合ってるんですよ。
凄すぎて、思わず・・口元を手で覆ってしまうわたし・・
結弦くんの、エッジの芸術・・です・・ちゃんと見てなかった方は、ガンケンするべし。何度でも。
(自分だけだったりして・・![]()
)
じつは・・そういうことがあったんです~
書いてたんですけど長くなるかなって消しちゃったんですが、ここは書くべきでした。
さて、そのスケートの「芸術性」ですが。
観る人それぞれ、芸術性と感じるものが違っています。観る人自身の美の価値観によって評価が変わるので、絶対と言えるものはないですよね。
そして、今の日本では、ダンス的な表現力のうまさをもって芸術性と受け止めるファンや伝える記者、解説者が多いですが、私の見方は少し異なります。
観た人の霊性を揺さぶる魂のありようを動かすほどの美しいものが、私は最高の芸術だと思ってます。そういう美しさは、こころを洗い、人生観を与えてくれるから。
結弦くんの演技は、私にとっては「氷の上の詩」を見てるようなものです。おそらく、結弦くんは詩人でもあると思う。それが氷の上に表れてるように思います。好きな理由はいっぱいあるけれど(あり過ぎるけど)、いちばんの理由は、こころを洗うような詩を感じるからなんですね。
『フィギュアスケートファン2018‐19』このおぐしはロステレコム杯 ![]()
とてもとても透明な世界です。
それはジャンプ姿勢の細部の美しさにまで表れてます。
そして、結弦くんは性別を超えたエロスに満ちてます。
色気を意識しないからこその色気、ね。
それは、大輔さんでは感じえないものです。そして宇野くんにも透明感はあるけれど、結弦くんの切れの鋭さが透明感を際立たせてる分、宇野くんでは、わたしは物足りないのです。この辺の美しさの際立ちが、わたしにとって、スケートにおける最高の「芸術性」になるのかな。
正解は、まだちょっとわからない・・かな。
何かのとき、また考えよう・・
余談ですが、「色気」のことにしても、
本物はあんなもん(大ちゃん宇野くんのようなもの)じゃないと思うよ。
・・「色気」の話も、またいつか。
今年は、フィギュアを観るようになってから、
いちばん忘れることのできない1年になりました。
日本橋の報道展に行きましたよ~
偉業を成し遂げたあとでも、こうして
現役選手として、スケートを究めようとする結弦くん。
彼の純粋な情熱が大好きです。
結弦くんの今の我慢は、きっと、
さらなる素晴らしい景色の土台となるはず。
来年も結弦くんの翔ける姿を、応援しつづけます![]()
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