あちゃ・・・ゴメンナサイase

 

前回の記事「真・4回転を見たくば羽生くんを見よ」で、メディアにもっとちゃんと解説してくれ~怒りマークって書いたけれど、人のこと言えませんでした。

 

前回の記事で書いたこの時のフリーのGOEは、すべてのジャンプについての合計でしたね。「真・4回転」が”「4回転の本数」と「4回転の質」両方そろってこそ(「本数」×「質」であってこそ)”と書く以上は、4回転だけをピックアップして比較しないとだめでしたase

 

私流ですが、ちょこっと計算してみました。この試合での、上位3人の4回転を見てみます。各ジャンプとそれにつなげた2個目のジャンプの基礎点は、

 

4T 10.3, 4S 10.5, 4Lo 12.0, 4F 12.3, 4Lz 13.6

3T 4.3, 3S 4.4 

2T 1.3.  2S 1.3

1Lo 0.5

で、後半は基礎点×1.1倍で、その乗じた後にGOEで加減、ですよね。

 

ちなみに3Sは、羽生くんが予定していた4S-3Tがパンクして2S-1Loになったので、その1Loの後に3Tか3Sを付けていたら、ネイサンくんとの最終点差3.75を超えて優勝したことを想像するために付け加えておきました(^m^)

 

メモ羽生くん

前半:4Lo 12.00+2.14=14.13  4S 10.50+1.43 =11.93 

後半:4T 10.3×1.1+1.86=13.19   4T+2T (10.3+1.3)×1.1+1.14=13.90

合計53.15   但しコンビ(後半の2T1本を含む) 

コンビのうちの4Tについては、出来栄えがコンビでセットだから、そのうちの4回転の部分としての得点になるので、コンビでの得点に[4回転基礎点/コンビの基礎点]を乗じます。10.3+1.3=11.6 で、

後半のコンビの4回転の獲得点数は13.90×10.3/11.6≒12.34224137

 

よって、4回転のみの得点は黄色の数字を合わせて 51.5922413751.592。∴4回転1本あたりの得点≒12.8980603412.898となります。

(※修正追記:初め、四捨五入による誤差を気にして小数点以下8桁まで表示しましたが、読みにくそうなので直しました。得点表示が小数点以下2桁であるため、下3桁までに整理してみましたはーと以下同じ)

 

メモネイサンくん

前半:4Lz+3T (13.6+4.3)+2.43=20.33 4F12.30+2.43=14.73 4T 10.30-0.51=9.79  4T+2T (10.3+1.3)+0.43=12.03 

後半: 4S (10.5×1.1)+1.29=12.84

合計=69.72  (但しコンビ3T前半1本と2T後半1本を含む)  

前半のコンビの4回転の獲得点数は 4Lz 20.33×13.6/17.90≒15.44625698

前半2個目のコンビの4回転の獲得点数は 4T  12.03×10.3/11.6≒10.68181034

よって、4回転のみの得点は 66.1880673266.188。∴4回転1本あたりの得点≒13.2376134613.238となります。

 

メモ宇野くん 

前半:4Lo 12.00+2.43=14.43  4F 12.30+2.29=14.59  

後半:4T (10.3×1.1)-0.54=10.79  4T+2T (10.3+1.3)×1.1+1.29=14.05

合計53.86    (但し後半コンビ2T1本を含む) 

後半のコンビの4回転のみの獲得点数は、14.05×10.3/11.6≒12.47543103

 

よって、4回転のみの得点は、52.2854310352.285。∴4回転1本あたりの得点≒13.0713577513.071となります。

 

10代の2人が4回転の獲得点数では羽生くんに勝っていました。おお~叫び 

4回転のみの合計得点、4回転1本あたりの得点ともにネイサンくん。今回の「真・4回転」のチャンピオンは、羽生くんではなく、ネイサンくんでした~ビックリマーク

 

 

・・・ということは、現在の構成で勝負をすると、この「真・4回転」の合計得点ではネイサンくんに水を空けさせてしまい、4回転1本分の得点では宇野くんにも負けることは充分あるってことですね。

 

・・ということで、この前記事をご覧になっていた方に、ゴメンナサイ m(´_`。)mase

 

 

メモちなみに、羽生くんのGPF2015FSでの「SEIMEI」の4回転3本分が、

前半:4S 10.50+3.00=13.50 4T 10.30+3.00=13.30

後半:4T-3T (10.3+4.3)×1.1+2.00=18.06 

合計=44.86 (但し後半3T1本を含む)

後半のコンビの4回転のみの獲得点数は、18.06×10.3/14.6≒12.74095890。

よって、4回転のみの得点は、39.5809589039.581。∴4回転1本あたりの得点は、13.1936529713.194となりました。

 

この時の羽生くんと今回のネイサンくんとの1本分の差が0.043960480.044

ちなみに後半1.1倍の計算を入れて、「SEIMEI」での4回転の基礎点合計が32.13(ジャンプ全体の基礎点では79.89)。今回のネイサンくんの4回転の基礎点合計が58.05(ジャンプ全体の基礎点では91.81)。その差は4回転3本と5本の違いなので25.92もありますけど、4回転1本分の差が0.9 (ジャンプの合計基礎点としては11.92の差です)。

この4回転の25.92の差は、「SEIMEI」4回転の基礎点10.71×3本分(=32.13)に、(ネイサンくんが5本であるので)同じ基礎点10.71×2本分(=21.42)と、4回転の1本分の差0.9×5本分(=4.5)を足した分。すごい、4回転てんこ盛り~

でも、ネイサンくんがこれだけの基礎点を盛ってきても、あの「SEIMEI」にまだ届かないので、昨シーズンGPF、「SEIMEI」の4T,4Sの質もそうですけど、演技全体の質がどれだけ高かったかわかりますね。キラリ

(↑数字の分析を直しました。かさねがさねゴメンナサイ汗)

 

羽生くんの今回GOEが1点台どまりだった4T,4Sの3本の4回転は、羽生くんの得意なジャンプなので、本来のコンディションではないことがここでも分かります。

 

 

 

ふきだしとまあ、ど素人の我流の算出法で、上位3人の「真の4回転」の程度を比較してみました。プロトコルを確認しながら(゜Д゜ ≡ ゜д゜)なので、ちょっと時間かかりましたけど。

別に、それほど力を入れて計算するほどのことでもないのでしょうが、「真の4回転」と言った以上は、お知らせしないと・・と思いまして。頑張りました~ ( ;+д+)o=3=3 何かの参考にでもしてもらえたら嬉しいです。

 

 

それと、ジャンプは4回転だけではなく、3Aもあります。羽生くんがアドリブで最後に跳んだ3AでさえGOEが2.43もついたのを見ると、いつでもどうとでも操れる安定した3Aを持っていることは、今後の面においても大きな強みですね~はーと

 

今回の大会、なんだかんだ言っても、高難度の4回転を着氷した者勝ちの感もあるなと思いました。なぜなら4回転の基礎点の差が、GOEでは埋めきれないほど大きくなる場合もあるから。今はそういう流れにあるかもしれない。

 

でも、昨シーズンのような完璧とまではいかなくても、羽生くんらしい演技がノーミスでできれば、今度のヘルシンキ、現在の構成でもきっと勝てる。ねこハート1

 

でも羽生くんのことだから、今後はさらに難度を上げた構成にしていくでしょうね。今回のリカバリで、もう5本はできるような気配を感じましたし。

 

今シーズンはケガの影響も引きずって出足が遅れて、昨年末かな、今シーズンの前半が最悪だったことを、記者に語っていましたね。城田恵子監督が今期は休ませることも考えていたくらいですから、そんな状態からここまで仕上げてきたんですからね~。よくがんばったね~キラキラ ヾ(。>﹏<。)ノ゙✧*。キラキラ 

 

 

ほんとはまだGOEのこととか、つなぎだらけの羽生くんのプログラムへの評価のこととか、判定のしかたについて、あれ~?ふきだしってよくわからなくて、疑問に思うところもあるんですけど、そのことはまた別の機会に。書けたらいいかな。ねこキラリ

 

 

 

 

 

 

 

 

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