手塚治虫の漫画の世界と羽生くんの演技に感じる共通点のことを書いている途中だったのですが、1週近く前にあるおじいちゃんから質問されてやり取りをしたことで、あ、これ肝心なことだと思いまして、書くことにしました。
1人でも多くの方が読んで下さり、こういうことがあるのかと思ってもらえると嬉しいです。
このくすり・・・コノクスリの大きな特徴の一つなのですが、このブログでちゃんとまだ触れていませんでした。
☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*
「あなたのところのコノクスリ、世の中に知られれば、爆発的に売れるよ、これは。」
以前から、知る人ぞ知る、という中では、コノクスリのことをいろんな人が言い続けてきてくれたことなのですが、つい数日前にも、そんな声かけをしてきてくれた方がいました。その方が、次のような質問をされました。
「ところで、あなたのところのコノクスリ、1日に何錠まで服んでいいんですか?」と聞かれまして、
「上限は、ないんです」と答ました。
「えっっっ? 上限は、ないの?」
「はい、ないです。一応1日12錠となっていますが、ほんとはいくらのんでもOKなんです」
「へっっっ??」
「マウスを使った実験で、毒性試験をするんですよ、薬って。どのくらい与えればマウスが死ぬのかって、致死量を調べなきゃならなくて。
ところが、コノクスリを大量にいくら与えても死ななくて、ピーピー下痢するだけ。
しかも、ピーピー下痢しても、依然としてマウスが元気いっぱいで走り回っているので、致死量を決められない。で、とりあえず、この数字にしておきましょう、ということになった。
もうお腹がいっぱいで、マウスがもうそれ以上吞めなかったんです。呑み切れないほど呑んでも、死ななかった。ってことです。」
「へええ~~っっっっっ」
驚きのあまり、このおじいちゃん、後ろにのけ反った後に、腰が引けちゃってました ヽ(゚◇゚ )ノ
マウスの毒性試験・ちょこ解説
かなり初期の頃の、衛生研究所からの報告書に、マウスを使った急性毒性試験結果が書かれています(手書きで、ちょっと見えにくいかもしれませんが)。
「LD50 = 20g/kg 以上」とあります。
数字がつけられなくて仕方なくつけた数字というのが、これです。
ほんとは「毒性が確認できなかった」が正しい表現ではないかとは思いますが。。
LD50は、半数致死量と言います。
マウスを使った単回投与急性毒性試験で、マウスの50%つまり半数のマウスが死んだ時の薬剤の投与量を示すもので、これを体重1kgに対する数字で表したものです。
この数字が小さいほど毒性が高く、ふつう医薬品はミリグラム単位で表され、砂糖や食塩のような普通の食事で摂るようなものは数字がグンと大きくなり、グラム単位の数字になります。
ただ砂糖や食塩は単一分子、単一成分ですので、体内に摂り込まれてからのはたらきが偏っていますから、マウスがずっと元気で走り回るのは無理じゃないかな、とは思います。。
「20g/kg 以上」ということは、ニンゲンで50㎏の体重の人だと、コノクスリを1,000g(1kg)のんだことになります。コノクスリの1錠の重さが0.5g弱なので、一度に2,000錠を呑んでも死なない(もっとも、多すぎて呑めない)という計算になります。
「医薬品なのに、毒性がないなんて、信じられない。」と、検査官は言ったとか。:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
薬は毒性があって当たり前。毒があるからこそ薬として使うことができるのだから、毒にもならないものは薬にもならない。だから、「これ、ほんとに医薬品ですよね?」という問いかけになる。
これ、れっきとした薬です。この漢字にあるように、ヒトを楽にする。
そこがいちばんの願いどころですし。
愛用者から寄せられる体験談や、また私自身や社員・周辺方々のいろんな体験談がいっぱいあります。このブログで紹介していけたらなと思います。
ここからはちょっとグチりますが
本当は、コノクスリのホームページがあって、そこでじゃんじゃん体験談を紹介できたらいいんですけど・・今は違法の扱いになるので、たとえそれが事実でも効能書きにない体験談までを紹介することはできない、という状況にあります。
この会社にしてみたら、体験談こそがコノクスリの生命線ですから、そうするとホームページは骨抜きか歯抜けの状態で、コノクスリの本当の価値を世の多くの方々に知ってもらう機会がないんですね。
しかも、コノクスリは一般薬ですが、ダイオウ等が配合されているだけでリスク分類で第2類、つまり危険性がそこそこにある薬の扱いになっているので、お腹にやさしい便秘薬でホームページを訪れても、コノクスリをよく知らない方は、「第2類医薬品」という表示を見て、後ずさりしているようなんですね。
生薬というのは、混ぜ合わせた処方の妙によって、体へのはたらき方を変えることができるし、いろんなことに応用できる幅広さを備えているものです。単独だとお腹をこわすダイオウも、さじ加減と他を混ぜることではたらき方が変わるのですね。
でも、天下の役人の方々は、そういうことをほとんど知らなさそうです。
漢方や生薬製剤についてちゃんと認識を持とうと、国(政府)が姿勢を変えてくれるなら、コノクスリのような常識を超えてるクスリに対する評価も、もっと正当なものになってくると思うのですが、まだまだ道は遠そうです。
コノクスリを提供する私たちのほうも、ホームページの工夫とか、世論に訴えるとか、厚労省に殴り込みに行くとかとにかく何かをしよう~と考えているところですが、・・・良いモノが必ずしも世の中にどんどん浸透していくわけではない、という現実の壁を感じています。
羽生くんの言っていた「努力はウソをつく。でも無駄にはならない。」は、こういうクスリの世界にも通じるものがあって、「努力の正解があると思う。」(正確じゃないかもしれませんが、こういう内容だった)
自分たちのことにも当てはまるコトバだと、感心しております。