西日本豪雨の被害に遭われた皆さま、

明日がどうなるか分からない不安の中で過ごされている皆さま、

お見舞い申し上げます。

 

同じ日本の地で、自分の目の前のことばかり見て過ごしているわたしです。

自分の立ち位置で自分にできることを、したいと思ってます。

 

どうぞ、1人でも、これ以上の犠牲が出ませんよう。。

 

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メガ災害については、TV番組でも取り上げられていますので、ご存知の方も多いと思います。今回の豪雨は、そのメガ災害の入口に入ったのかな、と思うほど、あっという間に大惨事が広がってしまいました。

 

今から2年前に下書きしていたものを、記事に上げることにしました。


ちょうどその頃、私がスタッフ参加しているところの地球温暖化対策の講演会があり、気象庁からお越し頂いて、お話頂きました。

この時は、メガ災害のうちの、気象に関するデータを中心に今後の見通しを話されたものでした。

 

今起きている災害に今日、明日、具体的に何をするか、という話ははこの中にはありません。けれど、将来・未来の地球が、次代を担い生きていく方々にとって少しでも安心して生きていける場所であってほしい。そのために私たちが認識しておくといいのではないかと思えることのひとつとして、当時の備忘録を記事にすることにしました。

 

まだよくまとまっていないままですが、少しでも参考にしてもらえるものがあれば、幸いです。

 

 

 

Heroes & Future 2018 in NAGANO での Hope & Legacy (BS朝日) より

 

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地球温暖化による大雨、旱魃(かんばつ)、台風の規模はこれからさらに大きくなる予測を詳しく説明された話でした。

 

異常気象というとアブノーマルと捉える人が多いけれど、正しくは「極端な気象」、イクストリームウェザーと言うそうです。気象庁では「極端気象」と言いたいところだけれど、マスコミでもすっかり定着してしまったことばなので、それに合わせてるようですね。φ(゚-゚=)メモメモ

 

異常気象というのは、30年に1回の割合で起きるものを言うそうです。気象の統計学的に正規分布のグラフにして見ると、標準偏差の1.83倍を超えたところにくるもので、50年に一度とか100年に一度のものとなると、もっと標準偏差を超える数字となり、異常さもスケールアップするそうです。

 

日本では屋久島の杉の年輪の幅で気温の変化が分かるらしく、20世紀に入ってから、それまでの低下傾向にあった気温が急激に上がっていて、この気温変化をグラフにすると、ホッケースティック・カーブという、ホッケーのスティックみたいな形を描いて温暖化が進んでいる、と。

 

この温暖化で、この先の異常気象がどのような形で起こってくるかというと、

まず降水量では、

東京は本来、年間1500ミリで、これは、世界都市の中で同じ北緯35度に位置するロンドンやワシントン、反対側のメルボルンに比べると多く、

また、50年に一度の大雨というのは、西日本の太平洋側に非常に多く、日本海側の北海道は非常に少ない、というのがこの40年のアメダス観測から分かっている。

 

地球温暖化が進むと、この50年に一度のはずの大雨が降る日が多くなり、100年後には、降水量が多くなるだけでなく、常識では考えられないような大雨が降ることも起きるとのこと。西日本では100ミリ以上の大雨が増えている、けれど、逆に、雨が全く降らない、無降水日も、これは全日本的に増えているそうです。地面が乾きやすくなり、旱魃につながるそうです。

 

今後は、この豪雨と旱魃の激しさが増していくだろうと。

ゲリラ雨は、すべての地域で増え、今までなかった北日本ですら起きるだろうと。

(実際、この講演会後2~3か月の秋、北海道が豪雨に見舞われて作物がだめになりました)。

そして、無降水日が太平洋側に集中して、日本海側では夏の雨、冬の雪が多くなるだろうと。

 

※・・ということは、九州や西日本は、来年、再来年と、豪雨の災害がさらに大きくなることが考えられるということかと。。

 

太平洋側の海水温は30年、40年の周期で温と冷を繰り返しているが、そこに温暖化が重なって、いろいろと現象が起きている。まだ40年くらいのものしかデータがないので信頼性ということではいまいちですが、と。

 

世界の経済が順調に発展していくと、平均4度くらい、気温が上がると予想される。そして、100年後には、フランスで2003年に熱死者を出したような高温の日が毎年やってくるだろうと。

 

現在のように、二酸化炭素を抑制しつつ、その一方で相変わらず排出し続けた場合、20年に一度だった猛暑が21世紀には2年に1回やってきて、旱魃が起きる頻度が高くなる。こうなると、二酸化炭素を制限しても大雨が増えることになる。

 

 

この災害の原因が、人的なものなのかどうか、との質問がありました。

 

地球温暖化の原因が、人為的ではない、つまり経済発展による影響ではないという人も居ます。例えば宇宙線という放射線が降り注いでいて、太陽からも星からも来ているそれが、雲を増やしたり減らしたりする周期に原因があるという人たちもいる。

 

地球内部の火山活動で、火山が大噴火してエアロゾルが成層圏まで達すると、太陽光線を遮ることが起きるからだという考えによるものだろうと。

(んん~・・・では、火山活動はなぜ起きるのかについて、その人達はどう説明するんだろう?)

 

温室効果ガス以外にも、地球温暖化を変動する要因はあるので、地球温暖化は全面的に人間ののやったことが原因です、と言い切ることは言えないです。

 

と答えていた。

 

ただ、講師のお話によると、温暖化を止めることは大がかりな取り組みが必要であるけれど、でも、私たち1人1人の家庭レベルでもって温暖化に与えている影響は、全体のうちの3割を占めているので、私たちが個々に意識していくことで、3割の分を食い止めることができる、ということだった。

 

 

講演会のあと、主催側のリーダーから聞いた話。講師の先生はリーダーとの打ち合わせの時にチラッと語っていたと言う。

温暖化について、人為的な原因、つまり経済の成長と結び付けて触れるなと、経済産業省から、ちょっと迫られているということ。

 

だから公の前では、あの質問の時のように、言い切れないと答えるしかない、ということかな。

 

 

 

・・地球に起きている異常気象の現象・・

これは人間の意識やこころがそのまま反映されている面が大きいよ。

主催者のリーダーはそんなことも、ぽつりと言っていた。。

 

 

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   すみません・お衣装が大自然なので・・  今回は長野がテーマで、夢をつかむ者を演じてるようでしたね。   

 

 

画像や絵解き図があるかと思いましたが、資料を処分してしまって、見当たりません。

講師のお名前も書き忘れてました。もし見つかりましたら、追加して載せますね・・。

 

追記:講師は、気象庁気候研究部 第五室長の、釜堀 弘隆 氏でした。

 

この日の会では、家庭で実際にやってみている電気や水の節約の話などが出ていました。

自分たちでできる防止策、1人1人の動きは微々たるものかもしれませんが、毎日の生活の中で少しずつ、自分でもできることをしていきたいです。星

 

 

 

 

 

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