1年10カ月振りの投稿になります・・!
生きてますよ~ ( いちおう声を挙げる )
見渡す限り、ちまたはほぼ Notte Stellata (と糸井さん)に向かっているところ、ごめんなさい。
やっぱり書いておきたいなあ、と思いました。
ちょっと長いですが、最後まで読んでいただけるなら、嬉しいです。
まずは、結弦くんのGIFT、そして、ついこないだのRE_PRAY。
結弦くん、遅まきながら大成功おめでとう(ちょっと小声)
羽生結弦どのは、とんでもないひとになってしまった・・
応援するようになって、9年以上になるけど、途中で何度も羽生くんって凄いって思ってきたけど、その凄いの凄さが、だんだん、度が過ぎるって事態になるのを見続けてきてたけど、この ICE STORYでは、その凄さというのがとんでもなかったことを、思い知らされました。
RE_PRAYの現地生鑑賞は1公演のみで、あとはライヴ・ビューやCS放送で観ていました。横浜の大楽は25日、ディレイ・ビューに行きました。
CSで先にちょこちょこ観てたんですが、何回観ていようが、ディレイであろうが、映画館のあの迫力で改めて観ると関係ないですよね。もう、いつ夢から、涙腺が壊れていました。
私の横の方なんか目が真っ赤っか。ティッシュさしあげたんです。そうしたら、そのティッシュ、さらに向こう隣の方まで使ってました。
結弦くんのたましいが籠められた ICE STORY。11月からの耐えがたきことへの忍耐、重圧の中から、・・フラフラになってでも達成というのを掴んだ結弦くん。会場に収まりきらないくらいの結弦くんへの声援・・一身に浴びて、みんなへの気持ちが炸裂しまくる結弦くん観て、またなみだがぼろぼろ・・
GIFTとはストーリーの題材も展開も違うものだったけど、これ、RE_PRAYというGIFTでした。あのGIFTの具体的な形を一つ、今回届けてくれたんだな、と思いました。
ところで、ちまたではあまり語られていなさそうな、わかったつもりの感想とか、それといまだにわからないところの感想とかが、自分の中にちょっとだけあります。
まず、ちょっと面白いと思ったのは、その進んで来た道を、自然界の五大との絡みで表しているところです。火の鳥の「火」。ホプレガの「地」。あの夏の「水」。バラいちの「風」。そして最後は、星たちが輝くというか初めから太陽や月の置き場所にあった「空(虚空)」です。五大への意識を持ってないと、こういうの、揃わないよなあ・・とちょっと思ったんですね。
それと、結弦くんの成長する過程で、大切なものを抱きしめだんだん独りになっていく道のりが語られていましたが、その過程を、自分ひとりだけの呟きにするのではなく、自然界との会話によって進めていきますよね。
草や花や月やいろんな命と会話し、不思議な声の主(もう一人の結弦くん)と対話するかたちで自分の成長を綴っていく。・・ただ単に1人の中で呟くのとは違って、縦横に広がる世界になっている。横は周りの命たち(外側)。縦は別の自分(内側)。
そして、後半の孤独な戦いの物語は、現実には外力からの潰しによる苦しみであったにも拘らず、決して他者のせいにすることなく、自分を底辺に置く結弦くんの生き方がよく出ていましたよね。・・ああ、これなんだようなあ、シェイが仰ってた、結弦くんの寛容さ(寛大だったっけ?)。
潰されかけた自分を「弱い自分」とし、こんなに頑張ってるのに、と。報われない思いを報われない仮面の男の物語に重ねていく。。
美しい演技、ぜいたくな舞台、音響、色彩、語り、物語の流れ、運命を思わせるプログラムの数々・・いろいろ語りたくなる要素がてんこ盛りなGIFTだったけど、その前になんといっても、主人公であり語り部である結弦くんの中にある世界が、罣礙(けげ)のない、とてつもなく大きなものなんだな、ということ。他の人に真似ができないものになる所以は、ここですよね。
あと、疑問がひとつふたつ。
GIFTの終盤がどうしても引っかかっていて。
みんなが見てくれていたと気がついてもなお、自分がどうしても独りだと、最後にひちこく言ってた結弦くんが、最後の最後の最後に、置き去りにしてしまっていたものとつながって、やっとやっと「みんな居る」「お帰り」って言えた時の、その帰ってきたものとは、はたして何だったのか。これが私は、やっぱり分からない。。
結婚したかった夢のことじゃないかとか、いろいろ諸説はあるようですが、・・わたしが思ったのは、「終わったはずのもの」。アスリートとしての羽生結弦に関するようなことじゃないかなと思ってます。これがないと、羽生結弦じゃない。さびしい。どんなにみんなが周りに居てくれても。たとえ、結婚相手がそこに居たとしても。。
(追記:アスリートとしての羽生結弦も含めた、もうちょっと全体的なことじゃないか、と思ったのですが、表現がちょっと変です、ごめんなさい。)
昨年のFaOIでの、「GLAMOROUS SKY」。あのときの結弦くんが、絶叫をあげて氷に突っ伏したのが忘れられないんですよね。何かを失ったかのような、失うような淋しさが、結弦くんの中にあるのかなって思えて。GIFTで呟いていた最後の最後のひちこい「僕は、独りだ」に、妙にリンクする自分。。そのFaOIが終わってちょっと経った8月に入籍(結婚)の発表。・・
結婚相手がいたのに孤独だなんて嘘つき・・!!という声が一部の方々から出て、それを跳ね返すように、彼の孤独というのはあくまで氷の上でのことを指しているのだという愛の声もいっぱい上がっていたけど、なんかそれでもしっくりこなくて、結弦くんにとって、もっと大きな何かが、取り戻したい何かがあるんじゃないのかな・・と、それが何なのかわからないのだけど、想像しているところなんです。
CLUMPさんの絵本の小さいさんが、最後は・・・(ここではまだ書きませんが)でしたよね。ここのところが、その答えのヒントになっているような気がするのですが、そう感じたのは、わたしだけでしょうか?
その辺のことは後でいつかわかるのかな・・?・・?
1年後のRE_PRAYに、その答えの部分が、ひょっとしてあったのかな・・・?
GIFTで綴られた彼の苦悩の中身は、一般のレベルのひとでは想像つかない、羽生結弦だからこそ生まれた、孤高の苦しみだったと思う。でも結弦くんは、その事例のない特有の苦悩を特別視などしなかった。みんなと同じだよ、と。自分を平らなところに置いていた。
こうゆうところが、ほんと、結弦くんという人物の凄さ。
それと、もう一つの疑問。
あの「手」。見ようによってはちょっと怖い感じがしてましたけど、あれは終始ずっとスクリーンの両脇にあって、終わってからもずっとわたしたちを掴もうとしているようで、この手は、いったいどういうことだ?もうひとりのあなた自身だよと、言ってるのかな??
追いGIFTのたびに、やっぱりわからないものが、残ります。
わたしの席からはこう見えました
仮面のところだけで使うなら、映像の中だけで表現すればいいはずなんです。なのになぜわざわざ、その「手」だけを映像から飛び出させモニュメント化したんだろう・・?
この「手」は、やっぱり、GIFTのいちばんの、重要なところということですよね。
ずっと疑問で居ますけど。後日にでもまた考えてみると思います(整理できてないし)。
謎が多いこういう仕掛け、結弦くんはほんと、好きだよなあ
さらにさらに、ついでに書くけど、結弦くんは、立派な詩人だよね。
「草も、花も、
太陽も、月も、
命たちも、星の光たちも、
たくさん一緒にいたから。」
「~も」で刻みながら繰り返し、結んでいくところが、聴いている自分の「感情」を呼び起こし、泣かせに来るし、ことばの置き方や切り捨て方が、すっごいですよね。
「気がつくと 世界があった」
「気がつくと そこに世界があった」 とかではないんです。
RE_PRAYに話が飛ぶけど、ここでもいきなり
「激流にのまれていた」
と始まる。主語を入れない。だから、激流に呑まれている不安定感が増す。
それとか、「鶏と蛇と豚」の呟きのところで、
「私が」「この世界のルールだ」
「私が」が真っ先に来ることで、「私」という「我」が強調される。まさに、「鶏蛇豚」だとなる。
(あ、、遅ればせながら、誤解させたかもしれません、補足します。
わたしがルールだ、と言うのが悪いってことではないんですよね。
みんな、自分としては真直ぐに進んでいるんですよね。自分のルールをもって。
善人悪人と区別するのは変だけど、たとえ悪なる存在であっても真直ぐのつもりだよね。
問題は、その先にあって。ギーーーってなる念を飛ばすこと。。これが毒で悪の素なんだよね。。
結弦くんは、まっすぐ進んで行って不如意を受けても、ギーーー・・!とはならなかった。 )
あまり注目されてない処かもしれないけど、わたしは、ことばの置き方を、ついつい注目して聴いていました。わたしはことばに無駄が多く、ことばの遣い方がダメダメだなという思いがあるものですから、こうしたことばの置き方に注目してしまいました。いやはや勉強になりました。
結弦くんは、ことばにとても興味があるようなことを仰ってましたよね。こんなふうに、ことばの置き方次第で、頭に浮かんでくるもの、映し出されるものがより鮮明になる、感情を揺さぶる。いやはや、すごいです。
結弦くん、糸井重里さんの弟子になったらいいよ。コピーライターにもなれるよ
RE_PRAYのことも、もうちょっと書いておきたい・・
初見のとき、このSTORYは、普通に、命と祈りがテーマかな、と思いましたが、時間が経つといろいろ出てきて、今、大きく感じていることが二つほどあります。
一つは、どんな戦いの場にあっても、倒したい相手に愛情を持つことを、教えてくれているように見える、ってことです。
第一幕で登場する破滅の使者のこともメガロバニアのことも、初めは意味が分からなかったけど、ここに登場する戦闘キャラは、いずれもとてもにんげん愛を感じる存在でしたよね。
それと、あのレベルアップするたびに登場する、ドット絵キャラの敵どもが、なんだか、愛嬌があるんですね。なんかこう、ウヒョウヒョ顔で出てくるやつなんか、あれはウヒョウヒョの声ですかね、壊れかけたロボットの声(音)?みたいなおとぼけ感があって、笑いながら観てました。
結局、登場するキャラクターは、結弦くんの愛が詰まったものたちばかり。
考えてみたら、結弦くんは敵をつくることをしない。向こう側が勝手に結弦くんを敵視してくることがあっても。彼からはそんなことになるのを見たことがない。そんな結弦くんの生き方、結弦くんの愛が、このゲームの戦闘キャラに、表れているように思いました。
そして、もう一つ。RE_PRAYのテーマですが、初めのオープニングのシーンと、やっと直接つながったんですよ。遅ればせながら。
命は巡り、つながっていく。そこで繰り広げられる、たたかい。抗いや反発、あきらめや受容。わたしたちが生きていられるのは、何かの犠牲の上に成り立っているものでもあり、そしてわたしたちもまた、何かの踏み台にもなっているのかもしれない。命を持つ生物として。そして、にんげんとして。
命を持つということは、そんな、抗いようのない自然界の掟があって、そこからは、わたしたちは出られないのだということ。
あのオープニングのように、四方をブロックに囲まれている、そんな掟の世界から一歩も出ることのできない自分たちにんげん。
その命はそれぞれ一つしかないのだから、大切にして生きていこう。今ある命も、逝ってしまった命も、これから来る命も。すべてのそれぞれが輝いていくように・・
輝かせたいと願い、祈るとき、風が起き、風に乗って、その祈りは羽根のように、縛られた世界を超えていく。祈りを届けられるんだよ。
ということではないのかな。と思って見ると、あのオープニングがきれいに収まるんですよね。
自由に解釈して、って言ってくれてるので、一応これでいいことにしときます
それと、これはわたし目線の考えを混ぜ込んでの解釈ですが・・
生きる、ということだけなら、あまたの生物はいっぱいあるんですよね。でも、同じ生き物でも、にんげんというものは、ちょっと違う。それの象徴が、「鶏蛇豚」と祈りです。
三毒って、にんげんだからこそついて回るもの。たとえば、「蛇=瞋り」は、怒りとは微妙に違うもの。怒りは、動物にもある本能的、反射的なもの。瞋りは、その人の持っている業の現われのひとつ。歯ぎしりして悔しがるような、自分か相手かの体を蝕むほどの強い念を懐くこと。
こういう三毒が、どんだけ人を不幸にしていくものか。こんなふうなにんげんであるが故の間違い、罪作りがいっぱいある。そういうものをきれいにしていかないと、にんげんはその命を輝かせていくことは、難しい。
個人的には、祈りをしたからといって、三毒渦巻く社会がことごとくきれいになっていくものでもない。でも、祈りを持つことで、祈る人自身が、なんでもいい、きれいにしようという動きを日常の中でしていくことになる。
そのこころ根が、神仏に通じて後押しをもらうかもしれない。こういう動きを起こせるのもまた、わたしたちにんげん。にんげんだからこそ、できることなんだよね、祈りって。
というふうに、結弦くんのこのICE STORYには、にんげん讃歌というものを、すごく、すごく、感じたのであります。
とにかくここでUPしときます。
自分も、これでやっとノッテのモードに切り換えられそうです。
あ、今日はノッテの舞台裏、来るんですよね。(ぎりぎりだ-)
GIFTにしろRE_PRAYにしろ、いちばん大きく感じたのは、結弦くんの感性。とにかく、結弦くんって何に対しても受け止め方がきれい。そして、愛に満ち溢れている。そこに結弦くんのこの上ないスケートが乗っかると、こんなにも素晴らしい ICE STORY になるのだなあ、とつくづく思ったのでありました。
いじょう、だいぶ長くなっちゃいましたが、もし最後まで読んでくださったなら、嬉しいです。
実は1年前から、足腰が痛くて、せっかく夕食後のブログ書きこタイムができても、ぐったりして何もできない状況が続いておりまして、まいっちゃいました(´;ω;`)。
書きたいことがたまると収集つかなくなるんですよね。それに、最新情報を追うよりも、感想や想いを語っている方々のブログのほうが好きなんだけど、なにせ最新情報は大事。しかも、ゆづ情報が溢れまくって大変 。すてきな想いを綴られてる方々のブログも見に行く時間がなくなって、未読が山済みになっちゃいました。
結弦くんを応援するにはX(旧Twitter)も大事・・!と思って、アカウントだけはあるんですけどね・・なかなか使いきれず、ほとんどがいいねかリポスばかりです。まあ、しばらくこんな感じで、のらりくらりでまいります。
では、では・・
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