1923(大正12)年の今日、6月9日は作家の有島武郎が人妻の波多野秋子と心中した日です。
有島武郎が45歳、波多野秋子が29歳の時です。
ずいぶん昔ですが、私は有島の『小さき者へ』を読みました。
亡き妻への思慕、残された三人の子供たちへの慈悲深さに感動したものです。
それなのに何故、人妻と情死したのでしょう。
秋子は『婦人公論』の編集者になり美人記者で有名だったそうです。
人妻でありながら、有島に愛された女性はどんなに美人だったのか、私は検索してみました。
はかなげなうすい花弁をつけている花のようで、とても清楚でした。
有島と秋子は劇場で席を前後になったことがきっかけで、恋愛関係が始まったそうです。
妻の不貞を知った秋子の夫、波多野春房は有島を呼び出し、金銭を要求したそうです。
また訴訟も起こすと告げられたそうです。
それを悲観して心中したのでしょう。
凡人の私には理解できません。
情死とは思いやりを死の形で結晶した行為だと、何かの本で読んだことがあります。
それぞれの愛の形はあるでしょうけど、理解できません。