昔から、この街でこの街の鍛冶屋として多くの人達の為に尽くしてきたであろう古民家が
また、この世から姿を消す日が近いのである。
縁あって、建物に会える機会を得た年月を感じる趣の中、刃物の木型や研磨機などなど二度と目にすることの出来ない貴重な物が目を奪う。ご苦労様では片付けようのない寂しさを覚える。
80年以上の年月の建物らしいが長尺の梁がこの家を支え守ってきたのであろう。
5間の長尺梁や4間半の長尺梁が目を引く。
屋根には野地板ではなく竹が使用され杉の皮がが使われていないので、
かなり古いだろうと推測できる泥を敷き詰めその上に深堀の瓦が使用されていた。
今はひっそりと静まり返る鍛冶屋、どこからかにぎやかな頃の声が聞こえてきそう。
