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― 五感を研ぎ済ませろ ―


目を開き色の情報をかき集め


漂ってくる匂いを分析し


空気の振動から物質の形状を感じる。



ここは


某スーパーいなげや。


俺はその店内で


狩人のように食材を求めていた。



どうせカレーだろうって?


フフフ・・。


大きな間違いだな。



目指す料理は


家庭料理の王道


「肉野菜炒め」だ!


王道と呼ばれているのを聞いたことはないが


今俺が決めた。


だからとにかく王道なのだ。



作ったことはおろか


作り方さえ知らないが、


現代は料理をしたことがなくても


知識くらいは簡単に収集できる時代だぜ。



見えた!(-ω☆)


俺のサーチスキルにより


こうして全ての情報が集まり


今お買い物をしているのだ。



まずは・・・


もやしだ。


Σ こ、これは!


雪国もやし。高けぇえ!


おのれ・・はなわめ。


ここは関東だ。雪国ではない。


関東の水には地元の食材がしっくりくるはず。


1袋19円のもやしをチョイス。


安すぎwwwww


おお!


お腹が程よく膨らんでいて


焼くと最高のつまみになりそうだ。


この、ししゃも・・・。



おっと、いかんいかん。


今は肉野菜炒めの


食材の声を聞かなければ。



結局


余計なししゃもを購入してしまったが、


無事に




伝説の食材の確保に成功した。




次は下準備だ。


ネットの情報では


「野菜は大きさを揃えて切りましょう」


と書いてあった。


が、


それはシロウトの考えだ。



野菜は一気に全てを炒める訳だから、


目指す出来上がりの状態、


つまり


人参、もやし、キャベツなど


それぞれの食材をどう演じさせたいかによって


大きさは決めるべきなのだ。



そこまでして

己の魂全てを食材にぶつける!


料理とはそういうものなのだ。



そう考えているうちに


食材を切り終えた訳だが・・




ニンジンとピーマンが、かなり反抗的で


上手く切れなかったので


適当に切り刻んでやった。


このやろう!





次は


料理の演出の要である調味料。


人に例えるなら


化粧やアクサセリーといった所か。



完成だ。



内容は、


しょうゆ・・・大さじ半分


ごま油・・・大さじ半分のつもりが、ミスって大さじ1杯


オイスターソース・・・大さじ半分の予定だったが、旨そうな気がしたので大さじ1杯半


塩こしょう・・・8回くらい振った


・・・じょろじょろ


砂糖・・・入れる予定はなかったが俺の第6感が入れろと言ったので一つまみ






計算された形に切られた野菜と肉。


大地の声を聞いて誕生した調味料。


今全てのキャストがここに揃った!



さすがに、


腕が少し震えるぜ。


情報によると、


炒め時間は約20秒。


野菜から水気が出たら


完全に炒めすぎ。


アウト。失敗。終焉だ・・・。


失われた時間はもう二度とは戻ってこない。


ミスは許されないのだ。



いくぜ・・!


大地よ俺に力を!!




写メを撮りたかったが


あまりの修羅場の為に、


今回ばかりは


そんな余裕がなかった。




だから、



イメージ図で許して欲しい。




















あれ・・・。



20秒たっても


全然野菜が焼けてない。。。



あ、


情報を読み返すと・・・


中華鍋の話じゃないか!('A`)




仕方なく


じっくり炒めることに。



そして完成。



食べてもらった方には


おいしいって言ってもらえたのが救いでした。




ナメた料理記事


書いてごめんなさいwwwww


今度は他のも挑戦したいなぁ(´∀`*)






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