ヨーロッパでは、馬術競技が、人気だ。
乗馬をやる人も意外に多く、自分の馬を持つ人も珍しく無い。
個人用の馬運車も高速道路で、よく見かける。




私も乗馬のレッスンを受けたことがあるので、馬術競技は、好きだ。

なんといっても優雅な中に厳しさのあるスポーツだと思う。







昨日、有名な馬術競技のジャンプ競技を観戦して来た。
毎年、招待され、VIP ルームで観るが、今回は、招待する側だった。
とは言え、乗馬好きの王室用の特等席ルームの真正面で、元女王とも今年も馬場で、会えた。



ポスターのキャッチコピーが、気に入った。
Jump  into the future
未来に飛び込もう!
3種目中 馬術のジャンプは、人気がある。
今年は、フランスが、優勝!






フランスといえば、来る8月のパリオリンピックで、馬術競技は、オリンピック種目では無くなる。
東京オリンピックの時、制御が、聞かなくなった馬を騎手が、鞭で叩いたりコーチが、拳でぶったりした事が、SNSで騒がれ、五輪外しとなった。

しかし…フッと東京オリンピック前にこのヨーロッパ大会に出場した日本の馬術チームの選手たちを思い出した。
特別に私達のルームに来ていただき、歓談したのだ。


競技用の馬は、ドイツ オランダの馬が、最高で、彼らは、ドイツの馬を持ち、ドイツで、特訓をしていたそうだ。
ドイツ人のコーチをはじめ、明るく真面目な紳士たちだった。
パフォーマンスは、高得点だが、大胆かつスピードに欠け、優勝には届かなかった。

オリンピック競技から外されたのは、彼らのモチベーション、今までの努力は、ドーンと落ちるだろうな。
彼らだけでなく、世界中の馬術競技選手達は、目標の一つを失う。
1900年にパリ五輪の種目になり、2024年のパリで、幕を閉じる。

馬の高額な輸送費もあるが、たった一回のコントロールが、効かなくなった馬を鞭で叩いた事で、虐待だと無責任にもSNSで騒がれ、いつも感情的になる「動物愛護団体」によって、歴史ある馬術競技は、オリンピックから消される。

「馬を操る」事のやり方を知らないいい加減な人達の無責任な批判は、罪深い。
騎手達は、自分の馬を何よりも愛している。
が、馬と人間。 主従関係は、ハッキリさせないと乗馬は、できない。
でも、そこには、思いやる愛があってのことだ。

詳しい状況が、わからないのに、滅多やたらと外部者が、「イジメ 虐待」などと単なる個人の感情で、騒ぐべきでは無いとつくづく残念に思った。