チルチル と ミチルは、魔法使いのお婆さんに頼まれて「青い鳥」を探しに行きました…..
モーリス メーテリンクのお話。

いつも気持ちが、噛み合わない旦那とのウンザリする様な日々の生活に疲れている友達の愚痴を聞いている時、突然、「青い鳥」というワードが、頭に浮かんだ。

“幸せになるには 不幸の心配から魂を解放するだけなんだ

幸せって遠いところには無いもんなんだな。気が付かないだけ

欲張ると逃げちゃうんだよ”

という様な教訓ありのファンタジー。

うん、そうだよね 多分 そうなんだろうね。
とは思いつつも….
友達には言えない。
経済的にも生活にも子供達にも健康にも
普通以上に恵まれている。
別に欲張っちゃいない。
ずっと 頑張って働いていたし、子育てもキッチリやってきた。健康にも気を使い、お酒もタバコもやらない。贅沢もせず、ただただ 地道に一生懸命に生きてきた。
その代償として得られている安定した生活は、当然だと思う。

が、ただ一つ、生涯の伴侶として選んだ旦那に大外れ。
心の支えにはならず、自分勝手で、パワハラ的で、見栄っ張り。愛情のアの字も無い。
見抜けなかったアホかもしれないが、若い頃は、難しいもの。また、釣ろうと男は、必死に仮面を被る。釣ってしまえば、餌やるなで、好き勝手する。
昭和の男に多いパターン。

それでも 彼女は、頑張った。旦那の良い所を見つけて好きになろうと。きっと気が付かないけれど、幸せなのかもしれないと思う努力もした。

基本、日本じゃ まだまだ 離婚は、女性にとってハイリスク。躊躇するのも無理ない。
老後の心配だってあるし。
でも、もう疲れたと言ってきた。
どうしてあげる事もできない。

青い鳥の教訓など言おうもんなら「クソ喰らえ!」って怒られちゃうな。

結局、幸せの青い鳥なんていないのよ。
幸せは、自分の気持ち次第だって言うけれど、どう気持ちを持ち直せば良いのやら。

所詮 頑張っても 頑張っても 得られないものがある限り、幸せになんか感じられない。
彼女にとって必要な物は、「愛」なんだろうな。
愛って与えているばかりじゃ報われない。
こればかりは、どんな友情を持ってしても彼女を助ける事はできない。
ああ、何が「青い鳥」だ!
人生なんて童話の様にはいかない。まあ、この話も結局 見つけた青い鳥に逃げられちゃうんだけれどね😓