4月24日 午前8:50 4月の月は、満月となる。
朝だから見えないけれど、今夜、明日の夜ならほぼまん丸。お天気が良いといいな。
月 それも満月のパワーは、強いと言われて、願い事をすると良いと言われ、もう、何十回も満月に願った事か。
叶った事叶わない事 半々かな?
まあ、気休めには、神秘的でロマンがあるので充分、楽しめる。
とは言え、月には子供の頃から不思議とエネルギーをもらえている気がする。
小学校の時、作文コンクールに出品する作品を先生に苔おろされた。書き直せって冷たく言われ、悩みに悩んだ。
擬人法で、読んでて面白かった。でも、先生が、Noっていうんだから…..でも…..書き直したくない
窓を開けると大きな丸い月が、ジーっと私を見ていた。「どうしたらいい?書き直す?書き直さない?」月と話した。1時間近くずーっと月と問答してた。「自分の思う通りにやればいい。人の言う事に惑わされるな」月は、そう言った。そう思えた。
居間に戻ると、テーブルに起きっぱなしのその作文を父が、読んでいた。
私を見るなり「コレ、面白いじゃないか!!」と笑顔で言った。涙が出そうになった。
自信があった作文を先生に書き直せって言われて、凹んでいたから余計に嬉しかった。
「そうでしょ?そうでしょ?」
父が「自分で良いと思うなら、学校を通さないで、自分で送れ。落選しても自分で決めた事なら諦めがつく。人に左右されるな。自分を信じろ。」
ああ、月と同じこと言っている。
わかった。そうする!!
後日、学校の朝礼で、校長先生が、「水道局主催の全国作文コンクールに我が校から1人、金賞を取った生徒がいます。」と、大きな声で、私の名が、呼ばれた。全校生徒の前に出て拍手の中で、賞状を受け取った。
教室に戻ると先生が、満面の笑顔で、「賞品は、放課後、職員室へ取りに来なさい。」と言った。
小学5年の私は「馬鹿野郎!あんなに趣旨が違う。書き直せって言ったくせに。忘れたのか?」と思った。
おそらく、何も知らない校長先生にあの先生は、担任として褒められたのだろう。
ふざけた話だ。あの日からただの“先生”なんて信じなくなった。
自分を信じろ!!月と父のあの日の言葉は、忘れない。