今回も夫リクエストの映画映画

 

新田次郎の小説が原作の映画。

日本地図を完成させる為に陸軍測量部が立山連峰で行った山岳測量プロジェクトを描いている。

木村大作の初監督作品!

出演者も豪華お願い

浅野忠信、香川照之、松田龍平、仲村トオル、宮崎あおい、役所広司etc...

 

物語は、派手なシーンがあるわけではなく、刻々と出来事や心情が表されている。

私の立場に近いからか、夫の身を案じながらも健気に待つ宮崎あおいに感情移入してしまう。

普段、映画を観て泣かない夫が、

最後登頂直前に、浅野忠信と香川照之が一番目の登頂を譲り合うシーンで号泣!

珍しいキョロキョロ

私とは、泣きポイントが全然違うんだよなぁ。

 

この映画、空撮やCGを使わずに実際に登山をし、

-40度にもなる中、テントや山小屋に泊まり込みながら撮影をしたのだとかあせる

松田龍平が雪崩に巻き込まれるシーンでは、実際に松田龍平を雪に埋めて撮影し、

酸欠で失神状態になったが、実際にそのシーンが映画で使われているとか。

すっすごい!

意気込み?気迫?執念? すごいを表す言葉が見当たりません。

凄すぎることは確かです。

 

エンドロールでは、キャストもスタッフも「仲間たち」とひとくくりで紹介されていたが、

私には想像も出来ない過酷な環境の中、撮影をともにしていたキャストスタッフは、

本当に同士であり「仲間たち」なんだな。

 

そんな撮影秘話を知った上でもう一度この映画を観たい。

何回か観ても、毎回違うことを感じることができそうな奥が深い映画でした。