今日は「コロナ禍後も続く『子どもの嗅覚障害』深刻事情、放っておいたら一生が台無しに【専門家が警鐘】」というDIAMONDオンラインのweb記事を取り上げます。
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要約すると、「東京慈恵会医科大学・耳鼻咽喉科学教室の森恵莉氏の調査によると、病院・ホテル療養中の20歳から59歳までの、無症状・軽症・中等症のコロナ患者の58%に嗅覚障害を認めた。男性よりも女性に高頻度に出現し、若年者ほど出現頻度が高かった。そして、10代20代の若年層は嗅覚外来にアクセスできてない。そのことに森氏は警鐘を鳴らしている。確かに、嗅覚障害はただちに生命を脅かすものではないかもしれない。だが嗅覚には重要な役割があるのだ。」という内容です。
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私が注目したのは、<嗅覚には重要な役割がある>の具体例として挙げられていた、下記の2つの事柄です。
①視覚や聴覚などが、視床や大脳皮質を経て大脳辺縁系へ到達するのに対し、嗅覚は、嗅神経からダイレクトに脳内の大脳辺縁系へとつながる。大脳辺縁系は情動の表出、食欲、睡眠欲、意欲などの本能、喜怒哀楽、情緒、神秘的な感覚、睡眠や夢などを司る。ある特定のにおいを嗅いだ瞬間、瞬時に過去の記憶や体験、感情が蘇ったことはないだろうか。
②舌で感じることができるのは甘味、酸味、塩味、苦味、うま味の5つだけ。それ以外は、風味がわからなければ感じることができない。試しに、オレンジジュースとリンゴジュースを、目を閉じて、鼻をつまんで飲んでみて欲しい。ただの砂糖水としか認識できない。
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①について。そう言えば、私は、ほとんど夢を見ません。そして、すぐ忘れてしまって、内容を覚えている夢なんて、一つもありません。「(そうか。覚えている夢なんて一つもないが、嗅覚障害が原因。有り得そうだな・・・。)」と、なんだか納得してしまいました。
②について。確かに、私はジュースの区別がほとんどできません。果汁100%を謳っているドロッとしたオレンジジュースと薄いジュースは違う、そういう「触感」で区別できるだけです。
以前書きましたが、お茶の類もそうです。お茶の飲み比べなんかしても、ほぼ全く区別できません。
「(そうか。やはり、私にはグルメ趣味は向かないな。飲み物もそう、飲み物で贅沢をする意味は無いな。)」と、改めて思いました。
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とにかく、今後も、地道に、嗅覚障害に取り組みたいと思います。

