ゲゲゲのブラック次元 -69ページ目

ゲゲゲのブラック次元

コッペパンと妖夢が好きなゴクウブラックと
罪のない人間と海砂に優しい夜神月と
色物揃いで最強の部下たちを従えるリボンズ・アルマークが
存在するカオスな次元です

Episode9「秘密の扉から会いにきて」

 

ある時を境に、幻想の至る場所に謎のワームホールが出現するようになっていた。

幻想郷から元の世界へ帰還する方法を探るべく湖畔を訪れた伽楼羅たち一行は、ワームホールに入り一時幻想郷を離れることとなっていた。

しかし何だな……

私は幻想入りしてから一度も見たことなかったんだが、幻想郷に海なんてあったんだねぇ……

い~や、さっきのワームホールが別の世界に繋がっているものだったとしたら、私たちは幻想郷脱出に成功したとも考えられるぞ

例え幻想郷から抜け出せても、元の世界に戻れなければ意味がないだろう?

とは言え、あの穴が異世界に通ずる入口であったことが分かっただけで一歩前進とも言えよう

アナタたち、ここで何してるの?

おっ、誰だ……⁉

ここ、一応ウチのプライベートビーチなんだけど……

ん……?

……っ

ほうほう、これはこれは美しいお嬢さん!

ご一緒にイタ飯でもいかがですかな?

豚が喋った……⁉

おお!やはり貴女はプリンセス・リンネ!こんな所でお会いできるとは嬉しい限りです!

えっ……私のこと知ってるの?

おや、私がお分かりにならない……?

昔よく我がプリンセス・ダヴとご一緒に遊ばせていただいた、このガルーダをお忘れと?

プリンセス…?ガルーダ…?

あー…いやごもっとも!考えてみれば、最後に姫とお会いした時、ダヴと同じでピーマンも召し上がれないほど幼く……

ですが、不肖ガルーダ・ダークブラック、一度見た姫君のことを忘れるなどあり得ません!

陛下、このお嬢さんは一体……

ムフン!このお方こそ、プリンセス・ダヴの数少ないご友人にして、我がグレタガルド国と古くから交流を持つ北国“アイランド”国の正当なる王位継承者“リンネ・ホワイトプラチナ”姫であらせられるぞ!

愚民共よ、このお方の美しいお姿を見られるだけでも光栄に思うがよいわ!

残念だったねミユ、まあ相手が悪かったとしか言いようがないよね

ククク…遂に戻ってきたぞ、神の居城に!

アレ…カノンじゃん!

久しぶりだね~、何してたの?

俺はあくまでサガの影として生まれてきた男…常に表立って動くことはない存在だ

だが見ていろ、いつの日か必ずや俺の力を御方に知らしめ、サガに取って代わる存在となってやろう!

(相変わらず野心だけは立派な奴だなぁ……)

カノン、わざわざ次元を超えて出向いて来てくれたばかりで悪いが、早く侵入者を排除しに向かってくれないか?

言われるまでもない

このカノンが来たからにはネズミの子一匹たりともこの城まで辿り着けぬことを教えてやる

(異空間にネズミなんかいないから分かりにくいんだよその例え……)

さてと…まああのブラック相手に善戦したってことで、ご褒美をあげるよ

ギフトカード発動!

ライフを3000ポイント回復する

\~♪~♪/

\トコ トコ/

私に不老不死の技術を提供する気になったのかね?

いいえ…貴方も僕の下で働きたいということなら、話は別ですが

フッフッフ…相変わらず面白い冗談を言う男だ

君のそのネオ・イノベイドという素晴らしい技術を分けてもらえればと思っていたが、どうやら当てが外れたらしい……

ここを去る前に君にいくつか聞いてみたかったことがあるのだがね…

君はそれだけの力を持っていながら、何故わざわざ自分に付き従う部下などを創ったのだ?

君ほどの力があれば、他の力など頼る必要はなかろうに

僕は彼らの力を頼ったことなど一瞬たりともありませんよ

貴方は以前こんなことを仰っていましたね……

 

(回想)

 

見たまえ、彼らは私の一万年のコレクションなのだ

政治、宗教、哲学、芸術、あらゆる分野の優れた者たちが私の手で保存され、現実に存在しているのだ

どんな偉業を成した人間もいつかは滅びる

だが私に選ばれたものだけは、生き続ける、永遠に

美しいもの、優れたものだけが、永遠の生を得られるんだ

 

(回想終了)

 

貴方と初めて出会いその言葉を聞いた僕は、ありとあらゆる次元からその世界の中でも特に優れている者の細胞を集め、神の使徒となるネオ・イノベイドを創ろうと考えたんですよ

ほう…つまり君もコレクションが欲しくなったというわけか

やはり君のセンスは私と似ているよ、私の見立ては間違っていなかった

神としての嗜みを覚えるいい勉強になりました、貴方には感謝していますよ

ハッハッハ!君はまさにあるゆる叡智を持つに足る意思(センス)を持つ男だよ

また会う機会があれば、ゆっくりと話をしようじゃないか

我が国へ帰還する旅の途中とはいえ、アイランド国にご迷惑をおかけして、誠に申し訳ございません……

お父さんとお母さんは旅行中だし、2人が帰ってくるまでならいてもいいよ

掃除を手伝ってくれるだけでも嬉しいし

いえ、雑用は全て我らにお任せを!

姫様の温かいお心遣い、有難く受け取らせていただきます

(こんな怪しい奴らを泊まらせるなんて……余程防衛意識が欠けているのか、それとも……?)

わ…私が雑用だと……?

貴様、まさかプリンセス・リンネに使っていただけることが、一国の戦士としてどれだけ栄誉あることか理解らぬわけではあるまいな?

一国の戦士になった覚えはないのだが……

お見苦しいところをお見せして申し訳ありません……姫様、是非何なりとお申し付けください!

ふぇ⁉え…えっと……

今日はもう遅いから、それより……

それより?

アナタたちの話…グレタガルドって言ったけ?

その世界の話と――

私の…プリンセス・リンネの話を聞かせてほしいの……

私は……

起きたんなら何か一言言うことがあるんじゃない?

……!

あのまま君を放っておいたら僕が御方に叱られそうだし?

“仕方なく”ギフトカード使ってあげたんだよ?

ありがとうございます……貴重なカードを使っていただいて

君からシンプルに感謝されるとは正直思ってなかったよ

絶対嫌われてると思ってたからさぁ!

嫌いじゃない…嫌ってなんかいないよ……お兄ちゃん

……っ

確かに意地悪なことよく言うけど、友達みたいに何気なく接してくれる……

少なくとも、お兄ちゃんのそんなところは…好きだから

フッ……お兄ちゃんってなに?

僕らは同じ創造主に創られたってだけで、それ以上は何の繋がりもない赤の他人だ

ねぇ…お兄ちゃん……

だから言ってんだろ…僕は君の兄貴じゃないって(ry

御方がどうして私たちを創ったのか、考えたことはある?

え……?

あのお方が私たちを創ったのは、力が欲しかったからじゃない

ただ…独りだったから……

は……?何を言い出すのかと思ったら……

話し相手が欲しいだけでこんな凶悪なメンバー揃えるわけがないじゃん

僕たちネオ・イノベイドは御方の傀儡となるために創り出され、それ以上のことは求められていない

言わば兵器みたいなものだってことは……理解ってる?

うん……理解ってる

(もしかして、本気でリボンズのことを……?まさかね……)

だんだん僕の思った通りに事が運んできたねぇ

そろそろ本格的に手を加えていく頃合いかな?

フュー!大変だわ!

ん?何か面白いことがあったのかな?

それが……アナタが拾ってきた暴れん坊のサイヤ人、ずっと閉じ込めてたもんだから相当ストレス溜まってるみたいで、もうこれ以上抑えてられないのよ

あーアイツかぁ……それも僕の計算の内だから安心してよ

欲求不満にさせてた方がいざって時に気合入れてくれやすくなるからね

戦え……

戦え……!

戦ええええぇぇぇッ‼

イイヤァッ!古のサイヤ人最高ッ!やっぱり連れて来て良かったよ

あちゃー…とうとう脱獄しちゃったわね……これで本当に大丈夫なの?

何の問題もないさ!彼にはこれからリボンズ・アルマークの空間へ突入してもらう

一足先にイノベイドたちと戦って、エネルギーを集めてもらおうかな~ってさ

ホムンクルスとやらのために集めているエネルギーか……相変わらず何を企んでいるのか分からぬ男だ

お前が何のために私を救い、我らを集めたのか気になるところではあるが、それを尋ねたところで無駄なのだろう?

だから言ってるじゃないか、僕はありとあらゆる可能性を模索するのが大好きなんだって

君たちにはそのための僕の実験に付き合ってもらえればそれでいいんだよ

ザマスって言ったっけ?アナタこそ何でここにいるの?

誰かに協力することとか指図されるのとか嫌いなんじゃないの?

私とて自分に不利な状況か否かを判断することができぬわけではない

それに、理想の世界を実現することが私の思っていたほど簡単なことでなかったことは理解した

例え不本意だとしても、チャンスは最大限に活かす、それが私のやり方だ

で、どうすんだベジータ?

決まっているだろう、まずは一番厄介なイノベイドを叩く!

えっ⁉けどそいつらは神の力を使う奴らなんだろ?

しかもオラたちが苦戦した奴ら以外にもまだ何人か仲間がいるっぽいしよ

ブラックとサガだけでもオラたちがブルーになってやっとの相手だったし、そんな奴らが他にもいるってなりゃ、今のオラたちの戦力じゃ勝ち目はねぇぞ……

奴らを率いるリボンズとやらは部下たちよりも更に強大な力を持っていることも確かだ

ベジータ、ここはもう少し考えて動いた方がいいぞ

かと言ってそんな悠長なことを言っていられる状況でもあるまい

こっちは既に二度も奇襲を掛けられてるんだ

今度は俺たちの方から仕掛ける番だとは思わんのか!

そうね…頭使ったからどうにかなるって相手でもないし、戦ってみるしかないわね

よし!俺たちは今からイノベイドの本拠地を探して乗り込む!

銀時、貴様は博麗神社で待機していろ

また他の刺客が差し向けられて来るかもしれんからな

お…おう……やられんじゃねーぞ!

その前に王子、まず守矢神社に行って早苗を誘いに行きましょうよ

神の力を使う連中との戦いには、現人神であるあいつの力はきっと頼りになると思うの

いくら何でも私たちだけで行って勝てるほど甘い相手とは思えないし

なるほど…確かに貴様の言う通り、たった4人では心もとないしな

 ↓

あっ!そう言えばリボンズって奴の家がどこにあるのか親父に聞くの忘れてたなぁ

一旦引き返すか?けどここまで出て来てそれも面倒だなぁ……

お困りのようですね……良ければ私がリボンズ・アルマークのいるところまで案内してあげましょうか?

あ?お前、そいつのいる場所知ってるのか?

彼らネオ・イノベイドたちは父上に呼ばれて現在東方世界にいるわけですが、彼らの本拠地はこの幻想郷ではなく、特殊な結界が張られてある亜空間に存在するのです

私ならこの紫(いれもの)の能力を使ってあなたをその亜空間まで連れて行くことができます

尤も、先ほど言ったようにフィールドの影響で直にリボンズ・アルマークの下へスキマを繋げることはできませんが

だが近くにまでは行けるってことだな?

取り敢えず今はそれだけでも十分だ

誰だか知らんが、早速そのスキマとやらを繋いでもらおうか

姫、何か思い悩んでおられると見受けられますが、宜しければお話し頂けませんか?

ちょっと、説明するのが難しいんだけど――

運命の人だと思ってた人が、実はお父さんだったとか……

…………

ねぇ、貴方たちはこれから何処かに行っちゃうの……?

はい、まあ今のところ戻れる保証はありませんが、一刻も早く我が世界へ帰還しなければ、いつ敵の軍勢に攻め込まれるか分かりませんからな

伽楼羅、私も……

私もその世界に連れてって……!

……⁉今、何と……?

連れて行ってほしいの…!私も…貴方たちと一緒に…!

何もかもが自分の中で閉ざされた、夢の世界に……‼

リンネ……

お願い……!

姫様、それはできません……御身はアイランド国の姫君、我らとは住む世界が違います

ですが、私が無事に本国へ帰還し、賢者王ガルーダの名に相応しい戦果を上げた時、この度我々を匿って頂いた礼を言いに、貴女のもとへ参ります

本当…?本当に、また…会いに来てくれる……?

はい……必ず!

あの――

“秘密の扉から”

 

~登場人物~

孫悟空

ベジータ

ピッコロ

坂田銀時

博麗霊夢

霧雨魔理沙

八雲紫(プライド)

リボンズ・アルマーク

ミユ・リターナー

ユーリ・レジェッタ

ライト・アーデ

カノン・スタビティ

フュー

河城にとり

合体ザマス

カンバー

マモー

伊丹伽楼羅

ぶりぶりざえもん

吉良吉影

御原凛音