Episode10「救世主」
ここがネオ・イノベイドたちのいる城がある亜空間です
ほう…確かになんか変な感じがする場所だな
ところで、お前なんで俺に協力してるんだ?
俺は別に親父の部下じゃないから、あいつの命令を端から端まで聞くつもりはないぞ
君がネオ・イノベイド勢力と戦ってくれた方が、父上には都合がいいのです
ではブロリー、ここから先は任せましたよ
どうぞ自由に暴れてしまいなさい
フン…まあいい、だったら好きなように暴れさせてもらうだけだ
さて、そのなんとかたちが住んでる城はどこにあるんだぁ?
ウオオオォォォ‼
おっ、なんか騒がしい奴がいるな
おいそこのうるさいお前!お前もネオ・イノベイドって奴らの仲間か?
ネオ・イノベイド?何のことだ?
俺はフューという奴に気付けばこのわけの分からん空間に飛ばされていた
ところでお前、なかなか強そうだな……
ハハハハ‼俺より強いサイヤ人はたぶんいないYO☆
ほう、貴様もサイヤ人か
ならそこそこ楽しませてくれそうだ!
俺と戦るつもりかぁ?俺に喧嘩を売っていいのは死ぬ覚悟がある奴だけだぁ!
貴様こそ俺と戦えば生きて帰れぬかもしれんぞ
俺が宇宙一苦手なものは手加減だからなぁ!
奇遇だな、俺も手加減が下手なんだ
どこの誰だか知らんが、まずお前から血祭りにあげてやる!
ウオオオォォォーーー‼
ウオオオォォォーーー‼
な…なんだこいつらは……
ライトからの報告によるとサイヤ人は1人だけだったはず……2人もいるなど聞いていないぞ
いったい…侵入してきたサイヤ人はどっちなんだ……
(いや…どちらもこの場にいる時点でどちらが報告にあった奴かはもはや関係ないか
問題はこのバケモノ共を俺1人でどうやって倒すかだが……
流石に一時退却して応援を呼ぶか…?
しかし、この状況は俺の力を神に示すまたとない機会……
この2人を俺だけで倒したとなればリボンズからの俺の評価が上がることは間違いない
となればやはりここで引くわけにはいくまい……)
行くぞぉ‼
(こいつら…戦り合うつもりだな
これは丁度いい……この戦いによって共倒れしてくれれば戦わずして手柄を得ることができる
まあそう上手くはいかずとも、どちらかが倒れてさえくれれば残った奴とのサシでの勝負に持ち込める
2人同時には厳しくとも、相手が1人なら最悪この空間から排除することは可能)
ハハハ!いいぞバケモノ共!互いに殺し合って体力を使い果たすがいい‼
うーん…イノベイドたちじゃなくて、先にブロリーと戦っちゃったかぁ……
ま、それはそれで結構な戦闘エネルギーが手に入りそうだし、滑り込みしてきた実験の第一歩としては悪くないかな
さあ、楽しい実験の始まりだ!
↓
ミユ様、何か考えごとをされているようですが、良ければ聞きましょうか?
……ダイヤモンド、アナタはリボンズ様のことをどう思ってるの?
神は私と貴女方ネオ・イノベイドの創造主であり、人類をより良き未来へと導く救世主、絶対者、上位種、正しく神たるお方です
そう…そうだよね……
ミユ様、貴女は神を愛しておられるのですか?
うん、私は誰よりもリボンズ様のことを愛してる……その気持ちだけは他の誰にも譲れない
そう言えば、神もそんな貴女のことを気に入っておられるようでしたね
……僕も好きだよ
君の僕に対する敬意と忠誠心は、ネオ・イノベイドの中でも随一と言ってもいい
誰よりも安心して接することができると言う意味では、“愛してる”と言っても差し支えないよ
アレはきっと本心じゃない……私を安心させるために、そう言ってくださっただけのはずだから
私はそう思いたい……あのお方に愛されるなんて、創っていただいたこと以上の恩なんて、一生かけても返しきれないから
ミユ様、貴女が神にそのような感情を抱く理由は何ですか?
神と2度目のリンクをしたことと、何か関係があるのですか?
見たくないものを…見てしまったから……
「僕が使い捨てられるため生み出された存在…だと……?
生命として僕たちより劣り、戦いを止められない愚かな人類のために、何故尽くす必要がある…?」
「違う…!僕にはまだ出来ることがある
僕なら人類をより良き未来へと導き、正しい世界を創り上げることができる…すなわち神だ!」
「ならば、その使命を全うさせてもらう…創造主すら超える存在となって…!」
あのお方は、自分の力を認められたかった…ただそれだけだったのに……
「そうか…君にとって僕は神か……それはそうだよ
僕は君たちの遥かに高みにいる存在なのだから」
「礼を言ってほしいのか?」
「感謝してほしいな、君がその力を手に入れたのは僕のおかげなんだよ」
「俺を救い、俺を導き、そして今また、俺の前で神を気取るつもりか!」
どうして誰もリボンズ様に感謝しないの…?
「君は僕に創られたことを忘れているね
言わば君にとって僕は創造主……
人類を導くのはイノベイターではなく、この僕…リボンズ・アルマークだよ」
「人類を導くのはこの僕…リジェネ・レジェッタだ‼」
どうして誰もリボンズ様を敬おうとしないの…?
ミユ様、脳量子波が乱れています
一時思考を停止したほうがよろしいかと
「人類を導くのではなく、人類と共に未来を創る……それが僕たちイノベイドのあるべき道だ」
「下等な人類などと一緒に…!」
「そうやって人を見下し続けるから、理解り合えない!」
誰もリボンズ様のことを理解しようとしないくせに……
そんな人たちなんかにあのお方の何が理解るの……?
「そうさ、そうでなければ僕が創られた意義がない!存在する意味も…!」
そんな…悲しいことを……リボンズ様……っ
ミユ様、脳量子波の乱れが臨界点に達する寸前です
気をお沈め下さい
許せない…あのお方の気持ちを理解できない下等な人類も出来損ないのイノベイドも……!
リボンズ様に逆らうものは皆消えてなくなればいい……‼
\コン コン/
……どうぞ
マジカルダイヤモンドのその反応、余程二重リンクの弊害が大きいみたいだね……
御方と初めてリンクした後には脳量子波に多少の乱れが生じるが、本来一度しかすることのない神とのマッチングを二度行った時に何が起こるのかは僕にも分からない
何を見たんだ?
記憶…リボンズ様が胸に抱いておられる事全てが、私の脳量子波に流れ込んできました
そうか…僕だって御方の過去については分かっていないことが多い
御方は自分の過去はあまり語りたがらないからね……
まあ、君が誰よりも御方に心酔していると言っても、あまり思いつめないようにな
御方が呼んでいる
出来るだけ早く来てくれ、ミユ
……すぐに参ります
わざわざ申し訳ありません、兄さん
↓
ええぇ⁉私がちょっと幻想郷から離れてる間にそんな大変なことになってたんですか⁉
パラガスの野郎は自分の野望のために他の次元から一橋派とネオ・イノベイドという凶悪な2つの組織をこの世界に呼び寄せた
このまま放っておけば幻想郷はあっという間に地獄へ変わるぞ
そんな危ない人たちを雇ってまで達成したいパラガスさんの目的っていったい何なんでしょうか?
そんなの私たちに分かるわけないだろ……
馴染みの悟空とベジータですらどうなってんのか分からないぐらいなのによ
ただしピッコロさんが仕入れた情報によると、これから私たちが戦いに行こうと思ってるリボンズはどうやらパラガスとは別の思惑があるみたいなの
それを確かめるためにもまずは彼に会ってみないとね
ってわけだからよ、おめぇも力貸してくんねぇか?
わ…分かりました!帰ってきたばかりでよく状況が把握できていませんが、幻想郷を護るためなら協力を惜しみません!
一緒に彼らの野望を食い止めましょう!
取り敢えず仲間はこれで揃ったけんど、問題はイノベイターっちゅう奴らの居場所をどうやって探すかだよな
そのことなら、私の力なら何とかなりますよ
紫⁉あんた今までどこで何してたのよ⁉
ごきげんよう、私の名はプライド、始まりのホムンクルスにして、最も父上への忠誠心熱き第一の子です
尤も、現在はこの八雲紫の体を入れ物とさせてもらっていますがね
ホムンクルスが俺たちに何の用だ?
俺達はこれから貴様らのクソ親父が呼んだイノベイターどもを叩き潰しに行かねばならんのだ
貴様らの相手は奴らを倒した後だ、引っ込んでやがれ!
ちょ…ちょっと待てよベジータ、何かあいつらんとこへ行くのにいい方法知ってるらしいぜ?
いくら探しても、この幻想郷に彼らはいませんよ
彼らはこの空間とは違う亜空間に城を構えていますからね
ってことはもしかして、お前のスキマでその亜空間に連れてってくれるってことか?
それは君たちの態度次第です
ここはプライドさん…でしたっけ?彼女のお力を借りた方が手っ取り早いのではないでしょうか?
ちっ…いまいち信用ならんが、考えてる時間もない
協力する気があるというのなら、さっさとスキマを繋げやがれ
ベジータおめぇ…オラたちの態度次第って言葉聞こえなかったんか?
敵相手にそんな丁寧に話せるか!
は…早くしてくれ!
まあいいでしょう…では、いざ亜空間へ
↓
ミユ、お休み中呼び出して悪いね
いえ…こちらこそわざわざお呼び出し頂いて……
呼びに行ったのはライトなんだけど……
ブラックと戦ったんだって?
リボンズ様の御断りもなく勝手に戦ってしまい、本当に申し訳ありません……
やれやれホントだよ
いつも僕に勝手な事はするなって言ってるくせに、自分は勝手に喧嘩吹っ掛けてるんだからさ
気にすることはないよ、ネオ・カレイドを使ったら僕にその情報が入ってくるからね
あの戦いは僕が許可したんだ
ミユ、1度君の闘いを見ておきたかったから、ブラックと戦ってくれてむしろ丁度良かったよ
ですが…負けてしまいました……
ブラックは最強の戦闘力を持つネオ・イノベイド…彼とあれだけ渡り合えるだけでも、君の力は僕の想像を超えている
恥じる必要は全くないよ
それより、面白い見せものが始まったところだから、君も見ていくといい
っ……⁉あれは…サイヤ人……?
ああ…屈強な2人の狂戦士の闘い…これはまさに見ものだよ
↓
お…おのれぇ!やるな貴様……
ハハハハ!いくら同じムキムキサイヤ人とて、この俺を超えることは出来ぬぅ!
(あの赤いインナーのサイヤ人は弱ってきている…ならば今が好機…!)
お前たちサイヤ人はその屈強な肉体故、このカノンの技では仕留めきれぬかもしれん
ならばいっその事、違う次元へ飛んで行ってもらおう!
落ちろサイヤ人!時空の狭間に!
ん?
ゴールデントライアングル‼
ぬおおお‼な…なんだこれは……⁉
このカノンが司る北大西洋に、魔の三角地帯と恐れられている場所がある
それはゴールデントライアングルと呼ばれ、入り込んだ者は全てこの世から消滅するのだ
サイヤ人、お前はそのゴールデントライアングルの中へ入り込んでしまったのだ
お前の肉体は未来永劫、異次元を彷徨い続けるのだ
未来永劫にな!
ば…ばかな…こんなことがアアアァァァ‼
アララ~…あんなに激しく戦ってた奴が一瞬でどっか行っちゃったよ
あれが、カノン兄さんのゴールデントライアングル……
どんな相手でも異次元へ飛ばしてしまうなんて、恐ろしい技です
兄のサガには一歩及ばずとも、双子というだけあって彼に迫るだけの力は持っている
兄を超えるといった強い野心による邪悪な心で才能を埋もれさせてしまっているのが、惜しいところだね
お前、今の一体何なんだ?
ふっ…なぁに言葉通り、別の次元に飛ばしてやっただけだ
お前もあいつと同様、この次元から消えてもらおう!
そこまでだ、カノン
っ……⁉リボンズか!
邪魔者は排除した
そっちのサイヤ人はお客さんだから、君が接待してあげる必要はない
君の役目は終わりだ、戻って来たまえ
フン…サイヤ人、悪いが俺の仕事は終わりのようだ
ちょっと待った!
俺は親父からお前らのボスのとこにカワイイ娘ェ!がいると聞いて来たんだが、お前知らないか?
か…可愛い娘だと?
リボンズは基本男しか作っていないはずだが……
知らないなら次はお前を血祭りにあげてやる
ま…待て!そう言えば心当たりがあった
確か、比較的最近にリボンズが少女のイノベイドを作ったという報告を聞いた覚えがある
ほう…カワイイのか?
詳しくは知らんが、完璧主義者のリボンズのことだ、わざわざ整っていない顔のイノベイドなど作らんと思うが……
よし…じゃあもし不細工だったらお前、覚えてろよ?
くっ……
(頼むぞリボンズよ…まともな奴を作っててくれ……!)
↓
あ~あ~…ここまでか……
まさか次元飛ばし技を使う奴なんかがいたとは想定外だったよ
お…おのれ……この俺があんな無様なやられ方をするとは!
時空の狭間に落ちそうになったところを助けてあげたんだから、感謝してよね
まあそう悔しがるなって
イノベイドたちに君をぶつける実験は失敗したけど、これから面白いことが起こることに変わりはないからさ
↓
お帰り、カノン…久しぶりだね
そ…それよりリボンズ、貴方が最近、少女のイノベイドを作ったというのは本当なのか?
あー、そう言えば君にはまだ見せてなかったね
ミユ、兄さんに自己紹介しなさい
あ…はい
初めまして、ミユ・リターナーです
……!
細胞の基になった人物に肖ってるから、見ての通りまだ子供なんだ
でも、雰囲気は大人っぽいだろ?結構自信作なんだよ
雰囲気“だけ”は…ね
あのサイヤ人に脅されたんだろ?本当に君はサガと一緒に作った時から小心者だね
僕が君とゴッドリンクしてあげる気にならなかったのはそれもある
だけど、最低限の仕事はしてくれたから褒めてあげるよ
そ…そうか!それはありがたき光栄だ……
で…では、私はこれにて失礼……
カノン!
ん?
帰る前に一風呂浴びてきたら?
結構汗流れてるからさ……冷たい汗がね
フン…俺は風呂好きのサガとは違って呑気に入浴したりはせん
こんな汗(もの)、シャワーで十分だ
~登場人物~
孫悟空
ベジータ
博麗霊夢
霧雨魔理沙
東風谷早苗
ブロリー
八雲紫(プライド)
ミユ・リターナー
ライト・アーデ
カノン・スタビティ
フュー
カンバー
刹那・F・セイエイ
ティエリア・アーデ
リジェネ・レジェッタ





















































































































