ゲゲゲのブラック次元 -52ページ目

ゲゲゲのブラック次元

コッペパンと妖夢が好きなゴクウブラックと
罪のない人間と海砂に優しい夜神月と
色物揃いで最強の部下たちを従えるリボンズ・アルマークが
存在するカオスな次元です

Episode4「穢れ行く清廉」

 

しかしニュージェネレーションズ全員を相手にした上、グリムドまで解放して……アナタも無茶をしますね

まさか、私のこと当てにしてました?

別に君に頼ろうだなんて1ミリも考えてなかったさ

ただ、君ならたぶん私の魂を拾いに…いや汲み取りに来るとは思っていたがね

トレギアさん、私はアナタがベリアルさんのように今後も悪のウルトラマン代表として、長きに渡って暗躍してくれることを期待してたのに……

正直、アレで退場なんて拍子抜けと言うか…がっかりです

それはご期待に沿えず申し訳ないねぇ

だが取り敢えず、私を汲み取ってくれたことには感謝させてもらうよ

まあ……思ってたより短い期間でしたが、アナタには楽しませてもらいましたから

ほう、流石は私が謳う闇の美学を理解できる唯一の存在

君と知り合えたのは私にとって幸運と言ってもいいのかもしれないな

で……そんな君に提案なのだが、もっと楽しみたいとは思わないかい?

アナタもこの聖杯の中で暮らすつもりですか?

さっきも言ったように、君は私の唯一の理解者だ

私もできれば闇の世界に目を向ける者に自分の力を使ってもらいたい

しかし、この聖杯にはあのベリアルだけでなく、多くの魂を封じ込めているのだろう?

私が入るスペースがあればの話だがね

それについてはご心配なく

前にアナタにあった頃と比べて、随分と居住者は増えて現在は50人以上いますが、聖杯に汲み取れる魂に限界はありませんから

フッフッフ……ではミユ・リターナー、今日から君がウルトラマントレギアだ

(ベリアル…トレギア…どんどん別の自分が増えていく……

ミユ、貴女は…私は、どんな存在だったのかな……?)

なんだ……起きてたのか

っ……!兄さん……⁉

ノックはしたよ

ごめんなさい……少し考え事をしてました

いや、謝る必要はないよ

起きててくれて助かった

君の寝顔を見たなんて報告したら、御方が何と仰られるか分からないからね

い…いえ……そんなことは……

それより、ライト兄さんがわざわざ私に会いにいらっしゃるなんて、どうされたのでしょう?

……実は最近、リボンズもボーっとしておられることが多くてね

まだ君がいなかった頃と様子が似ている

リボンズ様が⁉

アレは何か思うところがある顔だ

ミユ、リボンズにお会いしてそれとなく様子を窺ってきてくれないか?

流石に僕たちじゃ御方のデリケートなところには触れ込みずらいからね

ミユ、やっぱり僕の傍で安らかに過ごさないかい?

……っ⁉で…ですが、私も兄さんたちのように、リボンズ様のために例のものを集めさせていただきたいと――

ミユ……!僕は君個人にわざわざ外へ出て仕事をしてほしいなんて言ったかい?

……っ⁉

そんなに僕と一緒にいたくないのか……

違います‼そのようなことは決して……!私はただ、リボンズ様のお役に立ちたいと――

ミユ……僕を、愛していないのかい……?

……っ⁉

リボンズ様……ごめんなさい――

……ミユ?

私の愛情が…足りていなかったんですね……

リボンズ様を失望させてしまうなんて……もう生きている価値はありません

この命で謝罪を……!

はっ‼

夢……か?

はぁ……ネオ・イノベイドの体になって一つだけ不便になったことがあるとしたら、定期的に睡眠が要るところだな……

それにしてもさっきの夢……

(ミユは僕と同じで繊細だ、夢の中とはいえ僕もわがままが過ぎたな……

ミユが十分に僕を愛してくれていることは、分かっているのに……

まあ僕の性格上、夢の中でもなければあんなことは言わないだろうが)

(そうだ…ただでさえ僕を愛し過ぎて病んでいるあの子にあんなことを言ったら、ミユが壊れてしまう

自らが創ったもの1人管理できないようでは、僕に神としての存在価値はない

扱い方には気を付けなければ……)

ライト・アーデ、君はあの生きた聖杯についてどう思う?

あまり関心はないように見受けられるが?

個人的には、至高の御方に気に入られている彼女の存在には、こう見えても興味があるところだよ

戦力の増強と言う意味でも、ネオ・イノベイドの将来という意味でもね

……それは如何に?

偉大なる支配者の後継はあるべきだろう?

リボンズは僕たちを創ったが、御方はどちらかと言うと1人でいることを好まれるタイプだ

僕たちを置いて、何処か遠い所へ行ってしまわれる可能性もなくはない

その場合、僕たちが忠義を尽くせるお方を残していただけたら…とね

それは…ミユがリボンズのお世継ぎを……?

それは、不敬な考えやもしれんぞ?

ただ…リボンズの御子息にも、忠義を尽くしたくはないかな?

ぬ……っ⁉それは確かに憧れる……

いや!素晴らしいな!素晴らしい光景だ‼

もし実現したら私が御守りを担当したいくらいだ

姉上には妃になれるよう頑張ってもらわなくてはな!

妃、か……僕もリボンズも理想の相手は自分で創造した

僕たち神は自分でほしいものは自分で創ることができるが、人間の場合はそうはいかないらしいね

僕の姿を構成する細胞基の須郷という男も、因果応報とはいえ可哀想な奴だったよ

短い時の流れでしか生きられない故に、不憫なものだね、人間という生き物は

人間……ですか……

人間が嫌いかい?

脆弱な生き物…下等生物……虫のように踏み潰したらどれだけ綺麗になるかと

そうかぁ……僕は面白いと思ってるけどねぇ

っ……。考え方を改めたほうが宜しいでしょうか……?

その必要はないよ

従順で可愛らしい僕のティターニアが嫌うものを、改めろなんて言わないさ

僕も別に人間が好きというわけではないしね

君は今のままでいいんだよ……

は…はい……っ///

リボンズ様、あまり御気分が宜しくないとライト兄さんからお聞きしました……

いかがされたのですか⁉

あーミユ、そのことなら心配ないよ

最近少し夢見が悪かっただけだからさ

そ…それはそれで宜しくありません……!

何か怖い夢でも見られたのですか?

フッフッフ、怖い夢か……子供らしい可愛い表現だね

君に心配してもらえるのは嬉しいけど、それについては心配はないよ

現在の僕が恐れることなんて、君が僕のもとからいなくなることくらいだからね

……っ///

とはいえ、だからと言ってすんなり引き下がる君ではないか

はい……凶報があったからには、何かしら御機嫌を良くしていただけることをしなければ、私の気が済みません

僕としては君が会いに来てくれただけでも嬉しいのが正直な話だが、それで納得してくれないのなら仕方ない

僕の方で何か考えるとするよ

ところでミユ、聖杯に新しい居住者が入ったらしいね?

ベリアルの時と同じくらい非常に興味がある、会わせてくれないかい?

……畏まりました

フッハッハ……

ごきげんよう、トレギア

タイガたちに敗れたと聞いたよ、ご愁傷さまだね

まあいろいろあってね……君の噂も聞いているよリボンズ

とある鉱石を採取するために、あらゆる次元を飛び回っているのだろう?

そっちの世界にも僕の存在が知れ渡っているとは光栄だね

君たち神々(ネオ・イノベイド)の覇道、これからじっくりと刮目させてもらうよ

へぇー!ご一緒に旅行に行かれることになったのですか

至高の御方に気に入られるなんて、やはりミユ様は凄いですね!

リボンズ様がお優しいだけだから……

ティターニアの方こそ、彼の相手は大丈夫?

はい、何分この姿でいられる時間は少ないのですが、正式に伴侶にしていただけるよう誠心誠意ご奉仕させていただいています

そっか……オベイロンはずっとアナタを欲しがってたみたいだから、きっと喜んでくれるよ

ありがとうございます

それでは、私はそろそろクールタイムに入りますので、失礼いたします

頑張ってね

お帰りなさいませ……マスター

イリヤ・パペット、ダイヤモンド……私、色々迷ってたけど、やっと答えを見つけたよ

私なんかじゃリボンズ様を幸せには出来ない……

でも、あの方には幸せになってほしい……

だったら、他の者たち皆…み~んな不幸になれば、相対的にリボンズ様が一番幸せになるとは思わない?

散々悩んだ割には、随分と極端な結論に至りましたね……

ハハッ…ッハハハハ……そうだ、それがいい、それが一番だよ!人間なんて下等生物のゴミみたいな幸せなんか、全部壊れればいい‼

私たちの敬愛すべき支配者であられるリボンズ様!私の大好きな何よりも愛してるお方に、あのような思いを抱かせるクズ共なんて滅びてしまえぇええ‼

フフフフフフッ……!アァーハーハーハハハッ‼

人間を軽視するのは一向に構いませんがミユ様……貴女の方はもう既に壊れていますよ

 

~登場人物~

リボンズ・アルマーク

ミユ・リターナー

トレギア

イリヤ・パペット・リターナー

ライト・アーデ

オベイロン・リバイバル

ティターニア・パペット・リバイバル

サガ・ノヴァ

ブラック・ケア