クリーニング施設数から思う
クリーニング業に携わり、早18年。
平成4年をピークに減り続けるクリーニング市場。
昨今の好景気(?)と言われてきた時代も、
市場は減速していた。
したがって、この仕事に就いてからというもの、
「追い風だー!」なんって思ったことは一度もなし。
毎年、10%近く縮小しているのだもの
当たり前か。
そんな中、厚生労働省から「生活衛生関係営業施設」データが公表された。
全国のクリーニング施設数 140.837施設。
14万店舗って・・!(ちなみに人口一人当たり店舗数は世界一)
前年比マイナス2%
このうち、クリーニング設備を持つ「クリーニング所」は
39.533件。
前年より、1009件の減少だそうだ。
その昔、昭和50年代のころ
クリーニング施設数約10万店舗に対して
従業クリーニング師は約10万人いた。
各店舗に一人はクリーニング師一人はいた計算だ。
それから、30年が過ぎて施設数は14万店舗だが、
一方の従業クリーニング師数は6万人を割り込んだ。
30年かけて、35%の減少となった。
そう、クリーニングのプロがそれだけ減って、
お店はタケノコのようにどんどん増えていったってワケ。
従事者の減少はそれだけ業に魅力がないのだろう。
プロの施設に対する占領比率の低下は
知識、技術の低下と比例するだろうが、お客様の判断はどのようだろうか?
これらのデータから、
小規模個人店が後継者難で廃業に追い込まれ、
業界大手のチェーン店化が進行しているのが窺える。
プロのクリーニング師と仕事とチェーン店の取次。
どちらを選ぶかはお客様(市場)の判断だ。
そもそも、クリーニングサービスにお客様が
あまり、関心を持たれていないだろうとも推測される。
「どこ行っても、同じでしょ?」「近いから。」
正直な答えじゃないだろうか?
付加価値を見いだせないでいる、当業界。
そんな中でウチの立ち位置を明確にすることが必要だ。
クリーニングをキーワードにお客様の生活に欠かせないサービスの構築。
生活提案、ライフサイクルの革新。
確かな技術の裏付けがあるのは、最低必要事項。
従事者、プロの育成ももちろん欠かせない。
同時にサービス業としてのホスピタリティ。
今更、後ろ向きに下がる必要もない。
後ろに魅力があるわけじゃなし。
不景気はなれっこさ。
まだ、ウチらは恵まれている方だ。
前を向く勇気を持って進んでいこう。
新しい道はきっとあるはずだし、おのずと出来てくる。
逆風は本物のみが認められる環境だ。