家業を継ぐことについて
「父親の家業を継いでいるのですが、
本当は他にやりたいことがあるのです。」
「やりたいこと、やればいいじゃない。」
「しかし、それが出来ないので、悩んでるんです。」
「本当はそれほどやりたくないから、家業を継いでいるのでしょ?
だって、あなたはそれを選択しているのだから。」
「ほんとうは、継ぎたくないんです。でも、両親のことを思うと・・・。」
「つまり、あなたのやりたいことは両親のことを大切にしたいということが
一番なのではないですか? だからこそ、家業を継いでる。
本当に両親のことを大切にしたければ、
どんな苦労だってできるでしょう?
そういう意味では、
まだ両親のことも大切にしたいと本気で思っているとは言えない。
だから、それ以上に自分が他にやりたいと思っている他のことは、
ほんのちょっとやりたいと思っているレベルではないですか?
その程度の気持ちではまず、うまくいくとは思えませんが。」
自分が宙ぶらりんの気持ちでは、何をやってもうまくいくはずない。
なんでも、本心からやりたいと思えば違う結果になる。
本来の目的を明確にすれば、「しなければいけない」ものが
「やりたくてしょうがない」ものになる。
読売新聞夕刊に連載されていました、
当業の2代目の悩み、戸惑い。
まじめに働く、主人公の描写に感情移入しました。