Reincarnation ~輪廻転生~ 53 | 時をこえて・・《シンイ2次小説》

時をこえて・・《シンイ2次小説》

「信義ーシンイー」の2次小説を綴っています。

ヨン・・・

本当に、貴方って人は・・・
いつも、私のことを一番に考えるんだから・・・

ねぇ・・・
貴方の心は、
本当に大丈夫なの・・・?

ねぇ・・・
私たちは、もう一度
めぐり逢えるの・・・?

天門は、貴方を選んだ・・・
天門は、貴方と私を出逢わせ・・・
そして・・・縁を結ばせた・・・

私・・・
貴方と離れて生きることなんて・・・
考えられない・・・

あの時・・・
約束したじゃない・・・

一生、私のお守りをしてくれるって・・・
一生、離さない・・・って

ヨン・・・

貴方は、本当に・・・
大丈夫なの・・・?












寝台に並び座るヨンとウンスの間に
言葉はいらなかった・・・

ただ、互いの温もりと
その息遣いを
肌で感じながら、静かに時を過ごしていた。

「ヨン・・・

ねぇ・・・
貴方、輪廻転生・・・って言葉・・・
知ってる・・・?」

『輪廻転生・・・?ですか?』

ヨンは、腕の中にいるウンスの顔を
覗き込むように聞いた。

「ええ・・・
輪廻転生・・・」

ウンスは、静かにその言葉を繰り返した。

『はい・・・
その言葉は知っていますが・・・

それが、どうしたのです・・・?』

「輪廻転生・・・
人が死ぬと新しい生命に生まれ変わること・・・

ヨンは、信じられる・・・?」

ウンスは、ゆっくりと呟くように話す。

『人が死に・・・新しい命に・・・?

気が遠くなるような話・・・だとは思いますが・・・』

ヨンは、少し考えこみ、ウンスの言葉に答えた。

「そうね・・・

本当に、気が遠くなるような話よね・・・

それに、私・・・
生まれ変わるまで、
貴方を待つなんて、我慢できない・・・

貴方と離れて生きていくなんて・・・
考えられない・・・」

『ウンス・・・』

「ヨン・・・

私一人を、天界に帰るなんて出来ない・・・

ヨン・・・一緒に・・・
天界に・・・来て・・・」

ウンスは、意を決したかのように
真っ直ぐにヨンの瞳を見つめながら告げた。













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最後まで、お読みいただき、
ありがとうございます。

ドラマ『シンイ』の2次小説です。
私の想像の世界です。
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by junjun