Reincarnation ~輪廻転生~  序章 | 時をこえて・・《シンイ2次小説》

時をこえて・・《シンイ2次小説》

「信義ーシンイー」の2次小説を綴っています。


母上・・・
如何お過ごしでしょうか・・・?

母上が、天に召されてからの
高麗は、まこと混沌としております。

今・・・
高麗の為に、身命を賭して
戦場を駆け巡った父上が
この天門の地近くに、幽閉されています。

父上は、漸くゆっくりと出来ると
微笑んでいらっしゃいました。

きっと、母上との想い出とともに
時を過ごされていることでしょう・・・




母上・・・
一つ、お聞きしたいことがあります。

父上が、この地近くに
幽閉されているからでしょうか・・・

それとも、他に何か意味があるのでしょうか?

なぜか、私は、この地に心惹かれ・・・
こうして、ファサランと共に移り住み・・・
この場所へ、通う日々が続いています。

そう・・・
母上と父上を
結び合わせたこの天門の地に・・・

そして、今・・・
天門が開こうとしています・・・












時を遡ること、十数年前。

ヨンは、高麗の武神、鬼神と
周辺諸国に名を馳せ、
無敗の高麗軍を作り上げた。

ウンスは、3人の子供を育て上げ
それぞれの道を歩み始めると
高麗の民の為に、市井にある
医員で、治療を続けていた。

「はぁ・・・
今日も、ウンス先生に
叱られてしまった・・・」

「え?ウンス先生にかい?」

医員を出てきた市井の男が
ポツリと漏らす。
それを聞いていた市井の女が
不思議そうに、男に聞いた。

「ウンス先生は、滅多に叱らないよ。
あんたが、先生の言いつけを
守らなかったんじゃないかい?」

市井の女の鋭い指摘に
市井の男は、頬をポリポリとかく。

「ああ・・・まぁ・・・そうなんだけどさ・・・」

「なら、あんたが悪い。
ウンス先生は、あんたの為、
しいては、あんたの家族の為に
叱ってくれたんだ。
感謝しなきゃ、罰があたるよ。」

市井の男と女は、
話をしながら、開京のまちへときえていく。

その様子を、市井の見回りの途中の
ウォンソンが見ていた。

「フ・・・母上は、相変わらずのようだ。」

口角をあげながら、独り言を呟くと
再び、市井の見回りを続けた。

『ウォンソン・・・』

市井の見回りの途中、
背後から、聞き覚えのある声が聞えてくる。

ウォンソンは、脚を止め
振り返ると、そこには、視察帰りのヨンが
立っていた。

「あ、父・・・いえ
上護軍。
視察からのお帰りですか?」

ウォンソンは、思わず《父上》と呼びそうになり、
慌ててその言葉を飲み込んだ。

『ああ・・・

市井の見まわりか?
何か、変わったことは・・・?』

ヨンは、ウォンソンに、話しかけながら
周りの様子を確認する。

「はい・・・

今のところは、特に変わったところはありません。
ただ・・・
ここ数年の作物不足が影響しているのか
貧困にあえぐ民が増えてきているようです。」

ウォンソンは、開京のはずれにある
貧民の集落まで、見回りをしていた。

『そうか・・・

詳しいことは、
皇宮に戻ってから聞くことにしよう。

お前たちは、先に戻っていろ。』

ヨンは、ウォンソンと、
他の迂達赤たちにつげると
踵をかえし、市井の中へと
姿を消した。

「あ!父・・・いや

上護軍!!」

ウォンソンは、ヨンの背中に声をかけるが
その声は、市井の雑踏にかき消され
ヨンには、届かなかった。





きっと・・・
母上のお顔を見に行かれるのだろう・・・

全く・・・
いつまでたっても
仲が良い・・・




ウォンソンは、雑踏の中に消えた
ヨンの後ろ姿を、思い出しながら
心の中で呟いた。
















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最後まで、お読みいただき、
ありがとうございます。



新しいお話《Reincarnation ~輪廻転生~》を
お届けいたします。

いきなりの冒頭に皆様、

ビックリなさったかもしれません・・・

 

junjunもビックリしてるくらいです・・・(笑)


そして、一体どんなお話になっていくのか・・・
junjunにも想像できていません(;^_^A

温かいお心で、

お付き合いいただけたらと思います。


ドラマ『シンイ』の2次小説です。
私の想像の世界です。
お読みいただき、
イメージが異なってしまうかもしれません。
その際は、スルーをお願いします。

また、非難中傷されるような
辛口コメントもお控えください。
万が一そのようなコメントをいただきましても
お返事もできませんし、
心苦しくなるだけですので削除させて頂きます。
ご了承くださいませ。

by junjun